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大河ドラマ 真田丸 第5話

2016,2,7 放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』第5話「窮地」 感想 

信長も光秀も登場しない本能寺の変、というのは中々大胆。でもこれで正解
だと思います。本作では、このクーデターそのものより、これで信長を取り
巻く登場人物たちがどう影響を受けたのか……、を描くことを優先させたの
ですから。

歴史ロマンを語るなら、トップクラスの話題となる本能寺の変。本当の黒幕
は誰なのか……。実に様々な説がこれまでに出ています。そーいうことには
本作では一切触れず。ストーリーに盛り込みたい誘惑はあったでしょうが、
実に潔くバッサリ切り落としました。信繁には関係ないもんね。

信長は出ないけど信忠は登場。これはギャラの違いではあるまい(笑)。
嫡男の信忠も同時に死んだことが、織田家にとって無茶苦茶痛手だったこと
を描いています。その他の信長の息子たちは、どうも今ひとつだったようで
すし。


家康、輿で酔ってます(笑)。馬ではなく、輿に乗っていることで完全に油断
してた、こんなクーデターなど予想外であったことが伝わります。

さて、どう三河まで逃げるか。伊賀越えを選択する家康。単なる小心者では
ないのがこの内野家康のいいところ。肝心な所はしっかり自分で判断してる。

穴山梅雪、退場。あっけないのう(笑)。
この人の最期はちゃんと描いて欲しかった気はしますが、これも大胆な処理
の一つなんでしょうね。心良く思っていなかった家康、別れ際の言葉にまあ
心がこもってないこと(笑)。

服部半蔵、登場。
どっかで見たことあるよなあ、と思ったらゲスの極みの人だった。乙女じゃ
なくてお笑いの人。「既に道筋は、手の者に命じてほぼ押さえ申した」この
”ほぼ”ってのが後に重要(笑)。
なんか大きな団扇を伴の者が持ってますが、決死の逃避行であんなの持って
ますかね? それが内野家康の面白いところ?

「神君伊賀越え」と呼ばれるこの決死行。
ゴールは三河の岡崎。スタートしたのは二日の昼過ぎぐらいに大阪の四條畷
あたりからで、到着したのは四日の説と七日の説があるようです。
随行した配下の者は僅か34名ですが、途中、半蔵など伊賀にゆかりのある者
がそのネットワークを生かしたり、商人たちの協力があったりで、道案内や
護衛の者は別途増援された模様。


真田パート。もう京都の変事が伝わってます。こんなに早く?
次いで明智の使者が。彼のその後が気になります(笑)。

「行ったか?」「はい」
「……チキショー!!!」
いや、聞こえるって(笑)。
どこまでが本音か分からない昌幸パパ、ここは間違いなく本音です(笑)。

「父上の本心をお聞かせ下さい」
「わしの本心か。……では はっきり言おう。……まったく分からん!!
大笑いしてしまいました。

草刈正雄が実にハマってます。
産経新聞のインタビュー記事でも、

 今作の昌幸役について、「約40年の役者人生で、3本の指…いや、
 1番といっていい、すてきな役」だと語る。「演じられるのは役者
 冥利に尽きますし、役者としての集大成といってもいいと思います」


と語っています。ノリノリで演じておられるのが伝わって来ますね。

キャラクターの濃さでは、内野聖陽演じる家康も負けてはいません。
家康パートは本日の名(迷?)シーン連発。家康絶叫しながらひた走る(笑)。
人が必死で懸命な様は、ややもすると第三者からは滑稽に見えることはある
もんですが、こんな神君伊賀越えは予想外でした。実にユニーク。
急な崖を下るシーンでも、躊躇する家康を見つめる家来の視線が笑えます。

そして、つかの間の休息、握り飯を頬張る小汚いオッサンたち。
本多忠勝と家康が、互いに相手の口についた米粒を取ってあげて食べちゃう
シーン。和んだなぁ(笑)。
まだ明智の軍勢がいると半蔵。策はあるのか。
「全力で押し通りまする」「またか」
こんな家康でいいのでしょうか(笑)。


「わしは海を見たことが無い」
昌幸パパの謎のセリフ。兄ぃも引っかかってます。
ちょと取り乱してしまった昌幸パパですが、既に立ち直った模様。いつもの
虚実ないまぜな発言で兄ぃを混乱させますが、兄ぃも「父上の悪い癖だ」と
判断は出来てるみたい。

京にて騒動の原因を知った信繁、安土の姉上が危ないと引き返す。
ここで、真田の赤備えでもあるまいに、なぜにそんな赤い印をつけた馬で?
と、不審に思ってしまったのですが、再度見直すと、焼けた本能寺の前にて
信繁と矢沢三十郎頼幸が話すシーンの後ろに、田楽か猿楽の旅芸人があの馬
を引き連れているのが写ってましたね。描写されてはいませんが、あの馬を
譲り受けて安土へ向かったということでした。

昌幸パパ、国衆を集めて上杉につくと宣言。ここでエンケン景勝登場。
弱ってる織田とは戦わない、上杉はそのような戦はせぬ。とのお言葉。
スタイリッシュです。カッコいいです。でもめんどくさい奴です。

「どうか お察し下され」直江の台詞。
ウチ、今は戦ってる余裕ないんや、わかってぇや。
そーいうことですね。
そんなことは口が裂けても言わないエンケン景勝。


織田配下の滝川一益、あれは本当にまだ本能寺を知らなかった、ってことで
いいんですよね?
信長の壮大なプランを語る一益。改めて失ったものの大きさが分かります。
滝川一益の使ってた鮎? お魚さんの文鎮がいいですね。

信繁の姉上奪回作戦。堺雅人、今回は出番が少ない(笑)。
現代的に手を振って走らないのもいいですね。
「すんなり入れたな」ここでも笑いを忘れない三谷脚本。姉上と合流して、
さあ信繁パートがいよいよ……と思ったら次回へ続く。



今回も、主役信繁よりも草刈昌幸と内野家康が圧倒的に目立ってました。
でもこれで何も問題無し。信繁は自分の出来る範囲内のことを必死になって
やっているし、それ以上のことをさせるべきではありません。
伊賀越えに江が出て来たり、信長公の幽霊が出て来たりしなくて良かった(笑)。

本作は家康のキャラ造形が本当にユニークですね。もう家康ファンになって
しまいそう(笑)。前話の記事に書きましたが、今後の大成ぶりを予感させる
したたかな大物感と、絶妙に同居する情けない小物感がたまりません。

今回の大河では、「強い家康」では無く「生き抜くことにひたむきな家康」
を描こうとしているのではないでしょうか。本能寺の変を知った際、一時は
京に上り松平家ゆかりの知恩院に行って腹を切ろうと決意したが、本多忠勝
らに説得されて三河に帰ることにした……などというエピソードが史実とし
て残されていますが、本作では採用されていません。
確か、第2話で「生き延びられれば充分」的な台詞があったはず。
生きて生きて、生き延びる。それが家康の第一義。
そういうことなんでしょう。


さて、次回の予告、姉上とはぐれちゃった? 家康は無事に戻れましたが、
信繁一行はどうなるでしょうか。楽しみです。




【 大河ドラマ『真田丸』第5話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。
   
▼真田家
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
松(まつ) ---木村佳乃
 …信繁の姉。
真田信尹(さなだ のぶただ) ---栗原英雄
 …昌幸の弟。北条家・上杉家との間に立ち、昌幸の情報戦を支えた。
小山田茂誠(おやまだ しげまさ) ---高木渉
 …松の夫。武田勝頼から離反した小山田信茂の家臣だった。

▼真田家家臣・真田領の人々
きり ---長澤まさみ
 …真田家重臣・高梨内記の娘。信繁の幼馴染み。
梅(うめ) ---黒木華
 …地侍・堀田作兵衛の妹。信繁の初恋の女性。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
佐助(さすけ) ---藤井隆
 …真田家の忍。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁・信幸兄弟を献身的に支えていく。
河原綱家(かわはら つないえ) ---大野泰広
 …真田家の家臣。
堀田作兵衛(ほった さくべえ) ---藤本隆宏
 …真田の郷の地侍で農民たちのリーダー的存在。梅の兄。
 
▼信濃・甲斐の武将
室賀正武(むろが まさたけ) ---西村雅彦
 …信濃の豪族。真田家をライバル視している。
 
▼織田家とその家臣たち
滝川一益(たきがわ かずます) ---段田安則
 …織田家の重臣。信濃地域の支配を担当する。
織田信忠(おだ のぶただ) ---玉置玲央
 …信長の嫡男。本能寺の変の際、二条御所にて善戦するも自害。

▼上杉家
上杉景勝(うえすぎ かげかつ) ---遠藤憲一
 …越後の戦国大名。
直江兼続(なおえ かねつぐ) ---村上新悟
 …上杉家の重臣。知勇兼ね備えた名将。「愛」の字の兜で知られる。

▼徳川家とその家臣たち
徳川家康(とくがわ いえやす) ---内野聖陽
 …三河の戦国大名。信繁の最大最強の宿敵となる。
本多忠勝(ほんだ ただかつ) ---藤岡弘、
 …家康の家臣。小松姫の父。徳川四天王に数えられる猛将。
石川数正(いしかわ かずまさ) ---伊藤正之
 …徳川家の家老。
服部半蔵(はっとり はんぞう) ---浜谷健司
 …徳川家の忍び。伊賀越えでは先導役を務める。
穴山梅雪(あなやま ばいせつ) ---榎木孝明
 …元・武田家の重臣。勝頼から離反後、織田から所領を安堵され家康の家臣に。
  伊賀越えの中途で家康と別行動をとり、一揆勢に討たれ死亡。
阿茶局(あちゃのつぼね) ---斉藤由貴
 …家康の側室。

 
【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:木村隆文(1,2,3,5話)、吉川邦夫(4話)、田中正、小林大児、土井祥平
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公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/

[真田丸 第4話] へ | [真田丸 第6話] へ →


テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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