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大河ドラマ 真田丸 第4話

2015,1,31 放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』第4話「挑戦」 感想 

いやあ、面白カッタ。45分アッという間。いいですねえ。

天正十年三月二十日。信長に会うために昌幸一行は、諏訪・法華寺へ。
「これも一つの戦である」真田家を守り抜かんとする昌幸の覚悟。

武藤喜兵衛。
昌幸パパの若き日の名前です。Wikipediaによると、
「昌幸は永禄年間に信玄の母系・大井氏の支族である武藤家の養子となり、
『武藤喜兵衛』を称し足軽大将に任じられ」た、とあります。
真田幸隆の三男として生まれた昌幸パパは、7歳で甲斐武田家への人質とな
りますが、若くしてその才を信玄公に見込まれ奥近習衆に加わります。

奥近習衆とは秘書団のようなもので、武田信玄の身近に絶えず付き、将来の
幹部候補生として学び、動いた人たちです。
外様の家臣の子として人質でありながら幹部候補となり、信玄の親族の家名
を継いだのですから、これは高く評価、信用されていたんでしょうね。

真田家はその後、長男が家督を継ぎますが、長篠の戦い(天正3年(1575年))
にて、その長男と次男が討死してしまいます。その為、三男である昌幸パパ
を真田家当主として復帰させることを武田勝頼が認め、昌幸パパは復姓して
真田氏の当主となりました。ちなみに武藤氏は別の方が継いだ模様。
昌幸パパは若き日の武勇伝を息子にいろいろ話し聞かせていたんでしょうね。


「同じ裏切り者でも、格が違う」
これには笑った。すんごいブラックな褒め言葉。いや、ほとんど褒めてない。
いわゆる「ディスってる」ってやつやね(笑)。

そして、記念すべき信繁と徳川家康の初邂逅。信繁の肩に触れようとして、
触れずに終わった家康の手。
史実はともかく、今後の二人の因縁を思うと大変ユニークで印象深いシーン
でした。

続いて昌幸パパと家康の二人。キツネとタヌキの化かし合い前哨戦です(笑)。
武藤喜兵衛の名を出されてもしらばっくれる昌幸パパ。三方ヶ原の戦い、と
いえば家康が敗走の際に恐怖の余り脱糞した……、なる逸話がありますが、
昌幸パパは「お前、もらしただろ」とは流石に言わなんだ(笑)。
さりげない明智光秀の登場も上手い。

さあ本日のメイン。夕焼けに染まる接見の場、昌幸パパ一世一代の大芝居。
昌幸と家康の背後に、本当にキツネとタヌキの妖怪でもいそうだった(笑)。
上杉への返書が偽文であると見た家康、上杉家家臣の直江兼続に聞いてみる、
と昌幸に圧力をかける。そんな圧迫面接にも動ぜず、平然と答える昌幸。

「このような場で偽りなど、あってはならぬ事でござる。のう、三河守殿」

これ、家康の「直江に聞くぞゴラァ」はハッタリである、直江などここには
いないことを昌幸パパは見抜いていたんでしょうね。
二人の表情、視線、緊迫感溢れる間。実に見応えありました。主人公信繁も
平伏してことの成り行きを見守るしかありません。

家康が引き、一瞬和らぐも再び高まる緊迫。そう、信長いよいよの登場!
ブーツ姿に洋装の鋼太郎信長。カッコええ〜っ!!

真田安房守か。……良き面構えじゃ。

退場。

それだけかい〜っ!(笑)。
いや、それだけでも充分に存在感ありまくりの鋼太郎信長でした。


接見後、「獲ったどー!」状態の昌幸パパ。あの時代にガッツポーズは無い
とは思いますが、まあ、気持ちは分かる(笑)。

「怒った時は、どんなことになるやら」
もー、そんなこと言うから光秀があんな目に(笑)。

光秀を演じるは岩下尚史。最近はバラエティ番組でも「ハコちゃん」の愛称
でお馴染みの方。本職は伝統文化評論家ですね。でも、この配役は違和感も
なく、マッチしていたと思います。声の雰囲気もよかった。ボコられた後の
表情も役者顔負け。真性のドMだったのか、はたまた諦観の微笑か。
そして、怯えて隠れて見てるだけの家康。

ここも夕陽で山吹色の世界、何か異界の幻のようでもありました。
信長の人生の夕暮れ時をもイメージしてたのかも、というのは深読みしすぎ
かな。


次に真田パート。織田への人質を誰にするか。
ここも先ほどよりスケールは小さいながら、キツネタヌキが化かし合い(笑)。
前話にて「お前は芝居が出来ん」と父に言われ、「こんな猿芝居は好かん」
と今回前半にて言っていた信幸兄ぃが! ちゃんと芝居してる!(笑)。
あの兄ぃが家族会議をまとめた展開がたまりません。

息子たちには成果を強調し、大勝利と思わせておく一方で、信頼出来る腹心
の部下や叔父には、その辛く苦しい心情を吐露する昌幸パパ。いいですね。
こういうのが、作品全体に及ぶ効果的なスパイスになると思いました。
CGマップも分かり易く、効果的に挿入されています。


そして。
五月の末、松の一行が安土に向けて出発。
六月一日、一行は安土に到着。

その夜。

歴史に名高い、本能寺の変。

なんてタイミングで安土に着いちゃったんだ、真田の一行は(笑)。
ここで、本能寺の変を炎の中、崩れ落ちる信長の南蛮甲冑……という絵だけ
で大胆に処理した演出も良かったです。そりゃ、炎の中で「是非に及ばず」
と言い残し、「人間五十年……」と敦盛を舞う鋼太郎信長も観たかったけど。

史実では、あんな西洋風な鎧を信長は使ってなかったそうですが、ドラマ的
には信長イメージを優先したのでしょう。あれで構わないと思います。
ただ、月はどうかなあ。本能寺の変は六月二日の夜明け前に起こりました。
旧暦では、十五日(十五夜)が満月。分かり易いですね。ですから、二日の
明け方なら新月のはず。あれはマズい演出だったと思いました。

その夜、信繁が、変を察したかのように悪夢で目覚める演出。
今回、ここが個人的には不満でした。この段階の信繁ならば、こんなことに
なるとは夢にも思わず、ムニャムニャ安らかに寝ていた方が良かった。
って言うか、誰もあんな謀反が起きるなんて想像出来るはずないし。主人公
を含め、誰もが静かに寝入っている頃、驚天動地の事態が京都は本能寺にて
起きていた……。とした方が、この第4話の「引き」として、有効だったの
ではないかと思います。



最後の最後でケチ付けちゃいましたが、今回は本当に脚本、演出、キャスト、
どれも良かったです。
勝頼退場を上回る速攻のスピード退場となった信長には予想外でしたが(笑)。

1話から3話までに感じられた緊迫感や重厚感の物足りなさですが、今回は
文句無し。堪能致しました。緊張と緩和のバランスも良かったです。
このレベルを維持すれば、今年の大河は物凄いことになるかも。

草刈昌幸と内野家康は、もう完全に主役信繁を喰う勢いですね。昌幸パパの
前言まるで無視、ちゃぶ台返し発言の連続技。内野家康に今後の大成ぶりを
予感させるしたたかな大物感と、絶妙に同居する情けない小物感。
徳川パートは部下もクセ者揃いですから、期待せずにはおられません。
来週の予告でも、家康魅せてましたねぇ(笑)。伊賀越え、楽しみです。



【 大河ドラマ『真田丸』第4話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。
   
▼真田家
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。関ヶ原では東軍につき信繁とは敵味方となる。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
松(まつ) ---木村佳乃
 …信繁の姉。
とり ---草笛光子
 …昌幸の母で、信繁の祖母。
小山田茂誠(おやまだ しげまさ) ---高木渉
 …松の夫。武田勝頼から離反した小山田信茂の家臣だった。

▼真田家家臣・真田領の人々
きり ---長澤まさみ
 …真田家重臣・高梨内記の娘。信繁の幼馴染み。
梅(うめ) ---黒木華
 …地侍・堀田作兵衛の妹。信繁の初恋の女性。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁・信幸兄弟を献身的に支えていく。
矢沢頼綱(やざわ よりつな) ---綾田俊樹
 …真田昌幸の叔父。頼幸の父。武勇に秀で数々の合戦で活躍。
堀田作兵衛(ほった さくべえ) ---藤本隆宏
 …真田の郷の地侍で農民たちのリーダー的存在。梅の兄。
 
▼信濃・甲斐の武将
室賀正武(むろが まさたけ) ---西村雅彦
 …信濃の豪族。真田家をライバル視している。
出浦昌相(いでうら まさすけ) ---寺島進
 …元は信濃の豪族。武田家統治下において、甲州透破(忍者)の支配者。
 
▼織田家とその家臣たち
織田信長(おだ のぶなが) ---吉田鋼太郎
 …戦国大名。天下統一を目前にして本能寺に倒れる。
滝川一益(たきがわ かずます) ---段田安則
 …織田家の重臣。信濃地域の支配を担当する。
織田信忠(おだ のぶただ) ---玉置玲央
 …信長の嫡男。
明智光秀(あけち みつひで) ---岩下尚史
 …織田家の重臣。信長に謀反を起こす。

▼徳川家とその家臣たち
徳川家康(とくがわ いえやす) ---内野聖陽
 …三河の戦国大名。信繁の最大最強の宿敵となる。
本多正信(ほんだ まさのぶ) ---近藤正臣
 …家康の家臣。知略に優れた名参謀役の存在。
本多忠勝(ほんだ ただかつ) ---藤岡弘、
 …家康の家臣。小松姫の父。徳川四天王に数えられる猛将。
穴山梅雪(あなやま ばいせつ) ---榎木孝明
 …元・武田家の重臣。勝頼から離反後、織田から所領を安堵され家康の家臣に。
 

【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
3D地図監修:シブサワ・コウ
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:吉川邦夫(4話)、木村隆文(1,2,3話)、田中正、小林大児、土井祥平
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公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/


[真田丸 第3話] へ | [真田丸 第5話] へ →

テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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