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大河ドラマ 真田丸 第1話

2016,1,10放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』 第1話「船出」感想

さあ、2年ぶりの大河です。ワクワク。
え、違う? 去年も大河はあった? 
気のせいじゃないですか?
(笑)。


今年は真田信繁(幸村)が主人公。戦国時代です。脚本を三谷幸喜。
この人のホンは、ちょっとクセがあるので好みは別れるでしょうが、私的に
は大いに期待しております。
で、第1話視聴。

オープニング。バイオリンとは意外。曲としては悪くないけど、OPテーマと
してはちょっと地味かな。去年の大河モドキはOP曲だけは素晴らしかった。
CGでお城をジックリ見せる映像が面白い。でもワクワク感は不足気味。
兵の集団、乗馬した信繁のショットはなかなかカッコいい。

CGと言えば、「信長の野望」でおなじみのシブサワ・コウがスタッフ参加
されてますが、CGマップの使用で分かり易い説明を行っているのも好感が
持てます。

ナレーションは有動さん。語りが前面に出過ぎるとバランスが崩れますが、
この人の声ならちょうどいい感じ。聞きやすいし。

第1話は幼少時代……とかではなく、いきなり主演の堺雅人が登場。しかし
ながら、天正10年(1582)ですから15歳の少年を40過ぎた大人が演じている、
という脳内補完が必要。
いつも大河ドラマで思うんですが、10代の役を主演俳優が演じるのはやはり
無理があるのでは。主役俳優が演じるのは青年期以降で、少年期は別の俳優
にやらせたほうがいいように思うのですが……。

少年らしさを出すために無邪気キャラを押し出しています。当時の15歳なら
もっとしっかりしてそうですが、今後様々な体験を経ての成長を見せるため
にも、あえての演技プランなのでしょう。


その他の配役ですが、違和感がある人が一人もいなかった。これはスゴい。
親父さんの昌幸。草刈正雄がいいですねえ。一癖も二癖もある知将・謀将の
キャラが強烈に感じ取れます。
古くからの歴史ドラマファンには、『真田太平記』という1985年のドラマ
が良作として名高いそうですが、これで信繁(幸村)を演じたのが草刈正雄。
私は記憶に無いので多分、観ていないのでしょうが、当時観ていたファン、
そして恐らくは当人にとっても、感慨深いものがあるのでしょうね。

兄役の大泉洋、若干の懸念はあったのですが(笑)、観てみると違和感無し。
堺雅人との兄弟役、ちゃんとハマってました。

温水洋一が猛々しい武将役。この人が演じるならロクな奴じゃ……と思って
いたら、やっぱり!(笑)。

武田勝頼に平岳大。草刈正雄に負けず劣らずのベストアクト。けっして愚将
ではなかったでしょうが、あまりにも親父さんがカリスマありすぎた。偉大
な父を持った悲運の武将を哀感持って演じていました。

この頃の当主と家臣の関係って、密接な忠誠心から成り立っていたものばか
りではないのでしょうね。利害関係が一致しているから、運命共同体として
結びついているだけの主従関係で、忠誠心は意外と希薄だったりが当然とも
言えるはず。

ですから、「こりゃダメだ」と思ったら領主を見捨てる家臣も当然いる。
偉大すぎる父親からバッドタイミングで後継者となった勝頼、そのやさしさ
と儚さを押し出した演技はとても良かったです。


ラストでは今後登場する重要なキャラを続々と紹介。
高嶋政伸。汁メシ食ってる北条氏政。フイタ(笑)。
内野聖陽。爪噛んでる家康。あれは史実でしたよね。
上杉景勝にエンケン。この1月期は『逃げる女』に『お義父さんと呼ばせて』
にも出演。さすがに出過ぎでは(笑)。好きな俳優さんですけどね。本人さん
の体調も心配になってしまいます。
エンケン景勝と草刈昌幸の出会いには注目。二人が入れ替わったりしなきゃ
いいんですが(笑)。

そして最後に織田信長を吉田鋼太郎。キターーッ!! って感じですねえ。
信長のカリスマ性、恐ろしさを上手く演じてくれそうです。



第1話ということでキャラクター案内という意味もあるのか、はたまた三谷
脚本のせいなのか、全体的に会話が多い印象。そして当然ながらコミカルな
ノリがそこかしこに。
決して悪くはありません。緩急を付ける意味でも、三谷カラーのコミカルな
やり取りはあっていいと思います。でも。

「浅間の山が火でも噴かぬ限り、武田のお家は安泰でございます」
昌幸キリッ
浅間山チュドーン
昌幸ウソーン
……ここは……どうなんでしょう(笑)。
流石にやりすぎ、ギリOUTかなあ(笑)。


そんな会話劇の多い1話で、動的だった冒頭とエンド。これがちょっとね。
徳川勢の馬を奪う信繁。周りの槍持った足軽はボーッと見てる。
真田勢を襲う野盗。荷物持った奉公人や女を襲うこと無く見てる。

あまりにご都合すぎて、醒めてしまったシーンでした。
もうちょっと何とかならんかったのかな。


そういう訳で、気になる所、不満な所がいくつかあるにはありますが、総論
としては良かったと思います。まだまだ始まったばかり。
今後の不安要素は、信繁を必要以上に持ち上げ過ぎないか、ということ。
真田家がどう乱世を生き抜くのか、そのタフでワイルドで知略の限りを尽く
した一族のサバイバルを描くには、父・昌幸、兄・信幸、弟・信繁の三人を
ほぼ対等に描く必要があると思います。

信繁は大坂の陣では獅子奮迅の大活躍ですが、生涯トータルで見れば、父の
昌幸や兄の信幸の方が活躍してます。
無闇に主人公加点で創作・歪曲したりはしないで欲しい。


ここ数年、大河ドラマには残念な思いが続いています。
今年はどうか、ドラマファン、大河好きを納得させるものになって欲しい。
スタッフ・キャストの皆様、期待してます。




【 大河ドラマ『真田丸』第1話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。

▼真田家・家臣たち
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。関ヶ原では東軍につき信繁とは敵味方となる。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
松(まつ) ---木村佳乃
 …信繁の姉。
とり ---草笛光子
 …昌幸の母で、信繁の祖母。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
佐助(さすけ) ---藤井隆
 …真田家の忍。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁、信幸兄弟を献身的に支えていく。
小山田茂誠(おやまだ しげまさ) ---高木渉
 …武田家重臣・小山田信茂の家臣。松の夫。

▼武田家の人々
武田勝頼(たけだ かつより) ---平岳大
 …真田家が仕えた甲斐武田家最後の当主。武田信玄の子。
穴山梅雪(あなやま ばいせつ) ---榎木孝明
 …武田家の重臣。武田家一門衆筆頭ながら織田に内通、勝頼から離反する。
小山田信茂(おやまだ のぶしげ) ---温水洋一
 …武田家の重臣。昌幸の進言にて岩櫃城へ撤退を決めた勝頼を阻止、後に離反。
跡部勝資(あとべ かつすけ) ---稲荷卓央
 …武田家の重臣。昌幸を軽視し、譜代の家臣を重んじる。

▼武田家・真田家のライバルたち
北条氏政(ほうじょう うじまさ) ---高嶋政伸
 …相模の戦国大名。後に関東の覇権をかけて真田家と激戦を繰り広げる。
上杉景勝(うえすぎ かげかつ) ---遠藤憲一
 …越後の戦国大名。後に若き信繁が人質となる。
徳川家康(とくがわ いえやす) ---内野聖陽
 …三河の戦国大名。信繁の最大最強の宿敵。
織田信長(おだ のぶなが) ---吉田鋼太郎
 …当時最大勢力の戦国大名。天下統一を目前にして本能寺に倒れる。


【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
3D地図監修:シブサワ・コウ
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:木村隆文(1話)、田中正、小林大児、土井祥平
==================================

公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/


真田丸 第2話へ




テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント

こんにちは、ポトスです。
やっぱりしゃしゃり出てきちゃいましたが、今年もよろしくお願いします。^^

tateさんのご感想に頷きながら、記事を読ませていただきました。
ワタシは浅間山のちゅどーんはありかな(笑)
予測通りで笑っちゃいましたよ。

改めて見ると、やっぱり会話が多いですね。
でも、言葉にちゃんと芝居が付いてきているので不自然さは感じませんでした。
役者さんってスゴイですね。^^

今年こそ! との思いはワタシも一緒ですが、期待できるのではと思わせる第1回でした。

  • 2016/01/12(火) 00:34:47 |
  • URL |
  • ポトス #Kyq53.yY
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ポトス様
いらっしゃいませ。こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。

そうですか、チュドーンはアリですか(笑)。
ま、確かに面白かったんですけどね。素直に楽しんだらいいんでしょうけど、
大河でああいうノリを認めちゃったら、三谷氏はどんどん悪ノリしそうで……(笑)。

三谷脚本には賛否両論あるとは思いますが、何よりも書き手が歴史を愛し、時代劇を
愛していることが大事なんじゃないかと思ってます。
去年とか、書き手の歴史上の人物へ対する理解度が足らず、愛情も無いように感じられて
なりませんでした。
楽しめる大河になればいいですよね。

  • 2016/01/12(火) 02:27:58 |
  • URL |
  • tate #7EGgl1.w
  • [ 編集 ]

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