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海外ドラマ 情熱のシーラ 最終回

2015,10,4 放映 NHK総合

『情熱のシーラ』第17話(最終話)「愛と戦争の行方」 感想

あらすじ (ネタバレあり) 〉
殺し屋の追撃をかわし、無事にマドリードへ辿り着いたシーラとマーカス。
シーラは上司のヒルガースに、ダ・シルバがドイツとタングステンの取引に
ついて契約したことを報告する。しかし、ヒルガースは既に知っていた。ポ
ルトガルにいるSIS=英国諜報員から一足早く情報が伝えられていたのだ。
シーラは一瞬動揺するが、毅然として更に多くの情報を自分は知っていると
伝える。私は契約の場所にいたのだ。全てを書き込んだノート、そしてドイ
ツ軍人がダ・シルバに渡したマイクロフィルムをヒルガースに手渡すシーラ。
感嘆するヒルガース。「どうやって手に入れたのですか……」
シーラは、スパイとして多くの自信を持てたのだった。

自宅に戻ったシーラを、ダ・シルバが待ち受けていた。彼女は拘束される。
「私が許せないのは裏切り者だ」
ダ・シルバがコートのポケットから取り出したのは、ポルトガルにてシーラ
が運転手のジョアンに贈った金のペンダントだった……。
ダ・シルバの追求に、シーラはマイクロフィルムを盗んだことを認める。

ダ・シルバはヒルガースへ、シーラとマイクロフィルムの交換を持ちかける。
シーラを救いたいが、マイクロフィルムにある情報は多くの人命を救うこと
になる重要なもの。ヒルガースは苦悩するが、偽のマイクロフィルムで取引
に応じようとする。

さらわれた諜報員がシーラだと知ったマーカスは、単独で動き救出へ向かう。
指定された取引場所で対峙するダ・シルバとマーカス。マイクロフィルムを
奪われそうになるが、シーラの機転とマーカスの捨て身の行動で二人は無事
に脱出に成功する。

翌朝、ホテルから出て来たダ・シルバの前にドイツ人将校が現れる。マイク
ロフィルムを取り戻せなかった彼は覚悟を決め、ドイツの軍人たちに連行さ
れていった……。

シーラは父に頼み、3人の客を屋敷に招く。まずマーカスが現れた。彼には
過去を全て正直に話してもらわなければならない。
マーカスは了解し、自分がイギリスSISの諜報員であること、モロッコのペイ
グペデルに近付くために新聞記者を装ったこと、そこからシーラとは偶然に
知り合うことになったことを話した。

これで全てはっきりした。以前、私が心を寄せた人は嘘しか言わなかった。
マーカスの言葉に嘘は無い。本当の誠意を見せてくれた。

残る二人の客、ヒルガース夫妻が現れた。マーカスとは以前から知り合って
いたことを告白し、自分のやっていることについて、マーカスと屋敷の主で
ある父に話すよう、ヒルガースに頼むシーラ。
そして、シーラは5人の前で宣言する。
「 私はこれからも任務に全力を尽くしますから。
              …仕立て屋として、スパイを。 」
マーカスとともに、スパイとして生きていくことを決めたシーラだった。

…これが私の物語。私が覚えていること。あの激動の時代に生きた名だたる
人物や、歴史の舞台となった場所は、図書館の記録や老人たちの記憶に残っ
ていることだろう。
ペイグペデルやロザリンダ、ヒルガースといった人たちのことは、歴史の本
に書かれている。でも、マーカスと私は違う。
意味の無い人生だったからでは無い。誰にも皆、それぞれの使命がある。
マーカスと私は歴史の裏側で、先の見えない時代の縫い目を懸命に生き抜い
たのだ……。
                               FIN






これにて『情熱のシーラ』終了。最終回としては今イチ盛り上がりに欠けま
したが、全体としてのストーリーはすっきりまとまって終わりました。

最終回の山場は、拘束されたシーラの救出作戦でしたが……。これが何とも
盛り上がらない……(苦笑)。
これは、原作がスパイ小説でも冒険小説でもなく、ロマンス大河だからなの
かと思ったり。それにしても、もうちょっと緊迫感のあるシーンを作れそう
ですが。
広場のシーンが映画『アンタッチャブル』の有名なクライマックスを思わせ
る雰囲気で始まったから余計に残念で(笑)。

また、これからも諜報員として活動し続ける様ですが、ドイツにはシーラと
マーカスの正体はバレてない? ダ・シルバから情報が伝わってそうなもん
ですが。
身バレしてるスパイなんて、使い道がなさそうだけど……。


いろいろと残念に感じるポイントがあるにはありますが、全体的には充分に
楽しめて魅力あるドラマでした。特記すべきはロケーション。美しい風景、
建造物、そしてファッション。それを切り取るカメラワークも落ち着いてて
無駄が無く、いい仕事してました。

脇を固めるキャラクターも魅力がありました。モロッコでの警察署長、気の
いい隣人フェリックス、下宿の主人カンデラリア、下働きのジャミーラなど。
総じて、女性が皆、タフでたくましく生きているのがとても共感を呼ぶとこ
ろだったのではないでしょうか。
あと忘れちゃいけないダ・シルバ。非情な悪役キャラなんですが、何故か憎
めなくて。フレディ・マーキュリーに似てるから?(笑)。いやいや。
おそらく、運転手のジョアンも殺されちゃったんだろうなあ。ヒドい話しだ。
ワルなんですが、女性には優しくて、とても紳士でした。ああいう振る舞い、
私もそうですが日本人の男性はなかなか出来ないですね。

あと、日本語版として、声優さんたちの演技力が作品の魅力をより高めてい
ました。誰もが違和感無く、素晴らしかったと思います。
NHKの海外ドラマって、吹替えでハズレが無い印象。民放ではたまに「ん?」
と違和感アリまくりな声があるけど。


ラストのモノローグから気になって調べてみたのですが、ペイグペデルとか
ヒルガースなどは実在の人物なんですね。
ペイグペデルは「スペインの軍人で政治的指導者、フランコ政権下の1939
〜40にて外務大臣を務めた」とのこと。
ヒルガースは、当時の「マドリード駐在の英海軍武官」。
ロザリンダもペイグペデルの愛人として実在した人物。彼女の生涯について
書かれている英語のサイトがありました。英語読める人はどうぞ。私の貧弱
な英語力ではお手上げですが、どうやら戦後にはペイグペデルと再会、その
後は共にジブラルタル(スペイン南端、海峡の向こうにモロッコが見える)
にて暮らしたようです。翻訳サイトに感謝。
コメント欄にはなんと『情熱のシーラ』原作の著者がコメントしてます。

Rosalinda Powell fox, daughter of the Raj and Spain



ヒルガースを検索して分かったのですが、当時のスペインにおいて、英国の
情報部SISが「ゴールデンアイ作戦」の名の下に諜報活動を行っていたそう
で、この作戦の計画責任者が当時英海軍情報部のエージェントだったイアン
・フレミング中佐。そう、後に作家になって『007ジェームズ・ボンド』の
シリーズを世に出す人。
想像を膨らませれば、マーカスのモデルはイアン・フレミングか? なんて
こともありえるのですが、さすがにこれは無いか(笑)。
スペイン内戦は1936〜39年で、イアン・フレミングがスパイになったのは
1939年からですから、時期が合わないですし。



スペインは第二次世界大戦には参加しませんでした。内戦直後でまだ混乱期
にあり、国家として、そんな余裕がなかった訳ですが、その裏にはこの作品
の登場人物のようにタフに生き抜いた男女が数多くいたのでしょう。
あまり知識も無いし、接点もないスペインについて、様々な思いを馳せるこ
とも出来て、とても楽しめたドラマでした。

次に放映されるのはアガサ・クリスティーみたいですね。これも楽しみ。
楽しみですが…… ダウントンアビーは? NHK、たのむでぇ〜!




【 海外ドラマ『情熱のシーラ』第17話(最終回) 主なキャスト[声の出演] 】

シーラ・キローガ(アリーシュ・アゴリウク(スパイとしての変名))
 --アドリアーナ・ウガルテAdriana Ugarte [声:渋谷はるか]
 …主人公。お針子。ドローレスの一人娘。母子家庭で幼い頃から母親と一緒に
  仕立ての仕事をしていた。ラミーロとモロッコに渡ったことで波乱の人生へ。
マーカス・ローガン ---ピーター・ビベス [川島得愛]
 …イギリスの新聞記者。シーラと惹かれ合うようになる。
マヌエル・ダ・シルバ  ---フィリッペ・ドゥアルテ [堀内賢雄]
 …ポルトガルの貿易商。女好きの自信家。仕事内容には謎が多い。
アラン・ヒルガース ---ベン・テンプル [大滝寛]
…イギリスのスパイ。スペインにおける諜報活動を取り仕切る。
ゴンサーロ・アルバラード ---カルロス・オラーヤ [土師孝也]
 …疎遠になっていたシーラの父親。マドリードの裕福な会社経営者。
マヌエラ夫人 ---エレナ・イルレタ [寺田路恵]
 …かつてはマドリードの仕立て屋の女主人。今はシーラの下で働く。


【オリジナルスタッフ】
原作 : マリーア・ドゥエニャス
脚本 : スサーナ・ロペス、アルベルト・グロンドーナ
演出 : イニャキ・メルセーロ、ノルベルト・ロペス・アマード
A BOOMERANG TV PRODUCTION FOR ATRESMEDIA
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『情熱のシーラ』EL TIEMPO ENTRE COSTURAS 2013 全17話

NHK公式サイト http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sira/


「情熱のシーラ シーラとマーカスを演じている俳優のこと」の記事へ
「 情熱のシーラ 第1話」 の記事へ



テーマ:海外ドラマ(欧米) - ジャンル:テレビ・ラジオ

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