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ドラマ ごめんね青春! 第1話

14,10,12 放映 TBS系列

日曜劇場『ごめんね青春!』 第1話「恥と後悔と初恋の記憶」感想

プロデューサー・磯山晶と脚本家・宮藤官九郎といえば、『池袋ウエストゲ
ートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』ほか多くの話題作を
生み出して来た名コンビ。安定安心のブランドと言えます。
そのブランドパワーは未だ健在。第1話からハイテンションで楽しめました。


意外に思えましたが、クドカン初の学園ドラマとのこと。「いじめも体罰も
学級崩壊もなく、ただ漫然と1クールを描き切る」
ことを課題テーマとした
そうで、ひたすら楽しく、アホで賑やかな学校生活を描いています。

今、学園ドラマを描くとなれば、いじめやモンペ、体罰に家庭の問題等々、
実に多くのシビアで重い現実を描くのが普通でしょう。
しかしながら、クドカンは
「現実を無視するわけではありませんが、せめてドラマの中の学校ぐらいは、
平和で楽しく、賑やかでも良いんじゃないか」
「日曜の夜に家族で見て、翌日学校行くのがちょっとだけ楽しみになるよう
なドラマ」

と語っています。そのアプローチは間違っていないと思います。社会派なド
ラマも見応えありますが、やはりシンプルに観て楽しい作品も絶対に必要。

そう言いながらも、ただノー天気に学園生活を描いてる訳では無いのがクド
カンのらしいところ。実にさり気なくではありますが、結構切実な問題を潜
ませています。過去の出来事とか、サブエピソードに重い事実や課題が隠さ
れていることはクドカン作品にはよくあること。糖衣錠のごとく笑いで気付
きにくいようにコーティングされているのが巧みなところです。

逃避するのではなく、軽やかに駆け抜け、笑い飛ばす。

それこそがクドカンワールドの魅力なのではないでしょうか。


また、「翌日学校行く」世代だけではなく、30,40代の大人にこそ本作品の
ニーズはあると言えるのでは。『あまちゃん』がそうであったように。
10代も大変でしょうが、大人もこの生きにくい世の中で喘いでます。日曜の
夜にシビアで息のつまるドラマは正直ツライです。70年生まれのクドカンが
描く世界は、やはり近い世代にはより受けが良いように感じます。

アホな男子が集まれば、気が付きゃ通り過ぎる女子の品評会。
ツテを頼って、好みの子の写真を手に入れたり。今みたいに誰もがカメラを
持ち歩いてるなんて時代じゃないから。カメラ男子だった私は依頼されるこ
ともちょいちょいありました。
一体どーやって折るんやら、複雑に折られた女子のお手紙。あれを開封する
時はちょっとドキドキしたもんだ(ラブレターじゃなかったけどさっ(笑))。
呼んだ後、元に戻せなかったりして。
今のコも、あんな折り方した手紙とか渡してるのかな? 

そんな懐かしさを感じる(感じたい)学園ドラマには、ハードな描写は不要。
あくまでも軽やかに。


とにかく冒頭からテンポ良過ぎ。作品世界や登場人物を紹介する必要がある
第1話からこのテンポの良さは、尋常ではありません。
回想シーンや場面転換も実にスムーズに展開。ブツ切り感など全く感じない
のが、ただただお見事としか言いようがない。

満島ひかりは私の好きな女優さんなんですが、彼女扮する三女の生活指導・
蜂矢りさが、登場シーンからいきなりアクセル全開フルスロットルで(笑)。
滑舌よく言いたいこと言い倒して、足で入ってくんなラインを描いて去る。
たとえ錦戸クンの立場でもホレボレしてしまいそうな威勢の良さ。

そんな感じで押しの弱そうな男子校の原センセイが錦戸亮。過去のトラウマ
もあって、未だに「あの頃」から卒業しきれてない感じが上手く出てます。
黒板に書く字がキレイなのが何故か印象に残った(笑)。机の上の紙にはキレ
イに書けても、黒板に書くのは意外と難しいですからねー。


その他も面白そうな配役です。生徒会長は『続・最後から二番目の恋』にて
「はい!」と元気な返事してた新人ADと、『アオイホノオ』の肩パシパシの
津田ヒロミ(!)。
一人クローズなヤンキーもどきは『花子とアン』の地主の息子・武。
AKB川栄はブチ切れ啖呵が迫力。地でやってる?(笑)

満島ひかりの姉役に波瑠。これは似てますねえ。誰もが納得の配役。対する
錦戸亮の兄役に、えなりかずき! なんとツッコミがいのある配役なんだ(笑)。



全編に渡って笑いの連続でしたが、個人的にお気に入りは以下の箇所。

「落雁よりかたい女だ」
「落語は嫌いです」
男同士で壁ドン
「なんとかクノイチ」「八百屋お七な」
「なんで別れなきゃいけないの」「俺と付き合ってるとお前、八百屋になるって」
「強引に奪ってよ、奪ってよ!」「あまりん!」「離れてよ!」
聖三島女学院東 「バス停か!」
「俺の慈悲深さ 仏越えたぜ」
ジップロック 「あんたは鑑識?」
ポロシャツ顔

「落語は嫌いです」と「離れてよ!」は声上げて爆笑してしまった。。。


おしとやかさが微塵もない女子校の実態が暴かれるラストもいいですね。
殆どの男子は女子校に幻想を抱いてますから(笑)。うすうすとは分かってい
てもね。何ならいい年したオッサンになっても幻想を信じたかったり(笑)。


今後のストーリーも楽しめそうです。お互い異性への免疫がまるで無い同士、
様々なドタバタが生まれそう。そして平助の過去の出来事の顛末は。
親友ながら裏切ったサトシ、優等生ながら裏の顔がありそう。平助が手紙を
祐子に渡そうと女子校の校門で待っている際、サトシは他の女の子に合図を
送っていたのが気になります。実はいろんな子にちょっかい出していたとか。
火事の原因は、多分平助じゃ無いんでしょうけど……。

日曜の夜にふさわしい、楽しいドラマになりそうです。ちょい下ネタが多い
ので家族で観るには問題アリかも知れませんが(笑)。


公式サイト〜 日曜劇場『ごめんね青春!』:TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/gomenne_tbs/


【 日曜劇場『ごめんね青春!』第1話 キャスト 】

原 平助 ---錦戸亮
 …仏教系男子校・駒形大学付属三島高校 (東高:とんこー) の国語教師。3年3組
  の担任で生活指導担当。ずっと実家の永楽寺にて暮らす。独身、恋人無。過去
  の失恋を引きずり女性不信気味。流されやすい性格。
蜂矢りさ ---満島ひかり
 …カトリック系女子校・聖三島女学院 (三女:さんじょ) の英語教師。3年C組の
  担任で生活指導担当。姉の祐子とは異なり男っぽくサバサバした性格。女子校
  →女子大→女子校の教師という半生のため、男性と接した機会が極めて少ない。

▼14年前
蔦谷サトシ ---永山絢斗 …平助の高校時代の親友。優しい性格の優等生。
蜂矢祐子 ---波瑠 …平助の初恋の人。一見清純派だが実は男を手玉にとるタイプ。

▼高校教師
淡島 舞 ---坂井真紀
 …東高・保健の先生。あだ名はかつて”マドンナ”今は”ドンマイ”。勤続20年。
三宮大三郎 ---生瀬勝久
 …東高の校長。あだ名は”3D”。大学の学部長という行先があり合併は他人事。
豪徳寺教頭 ---緋田康人
 …東高随一の保守派で合併に猛反対。僧侶でもある。
吉井良江 ---斉藤由貴
 …三女の校長。クリスチャン。合併には反対。禁欲生活でたまに爆発する。
浜口教頭 ---宍戸美和公
 …三島女学院の教頭。生徒たちからは同性愛者だと思われている。
村井晋太郎 ---津田寛治
 …東高の理事長。生徒の村井守の父親。

▼三女・3年C組生徒
山田・ビルケンシュトック・京子 ---トリンドル玲奈 …ドイツとのハーフ
神保 愛 ---川栄李奈 …計算高い。キレると怖い。
中井貴子 ---黒島結菜 …りさジュニアな生徒会長
阿部あまり ---森川葵 …恋する乙女。チアリーダー。
遠藤いずみ ---富山えり子 …食いしんぼう
佐久間りえ ---久松郁実 …巨乳女子高生

▼東高・3年3組生徒
海老沢ゆずる ---重岡大毅(ジャニーズWEST) …阿部あまりと交際。
昭島 司 ---白洲迅 …クイズオタクのチャラ男。
村井 守 ---小関裕太 …ちょっとナヨッとしてる
半田 豪 ---鈴木貴之 …正義感溢れ過ぎる生徒会長
古井 豊 ---矢本悠馬 …ひとりクローズ
成田 淳 ---船崎良 …変わり者。携帯で盗撮したと誤解される。
大木 隆 ---竜星涼 …下ネタ全開、バカなムードメーカー。

▼原家(永楽寺)
原 平太 ---風間杜夫
 …平助の父。永楽寺の住職。保守派で厳格だが、昼と夜の顔は使い分ける。
原 みゆき ---森下愛子
 …平助の母。故人。ミス三島であった。
原 一平 ---えなりかずき
 …平助の兄。永楽寺の跡取り。秀才だが見た目で平助にコンプレックスを持つ。
原 エレナ ---中村静香
 …一平の妻。新婚。元グラビアタレント。基本ノーブラ暮らし。

ガールズバー・ママ ---植木夏十
 …スナック 『 ガールズバー 』 のママ。東高の教師や平太たちは常連。

進行役(ナレーション) ---観音菩薩(森下愛子)
 …サンクスリット語でアヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァ。
  もう一回言うのは嫌。


【スタッフ】
脚本 : 宮藤官九郎
演出 : 山室大輔(1話)、金子文紀、福田亮介
音楽 : 真島昌利 (ザ・クロマニヨンズ)、羽毛田丈史
主題歌 : 関ジャニ∞ 『 言ったじゃないか 』
プロデュース : 磯山晶
製作著作 : TBS


テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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