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ドラマ アオイホノオ 第11話

14,9,29深夜 放映 テレビ大阪

ドラマ24『アオイホノオ』第11話(最終話)「青春とは何だ!?」感想


庵野たちのダイコン3OPアニメを観て打ちのめされる焔だが、奮起して自ら
の作品を仕上げる。送ったマンガに対し、MADホーリィからの電話が。そこ
でのアドバイスを曲解し、自分のマンガは落第、必要ないと言われたと思い
込んで焔は絶望する。マンガから離れ普通の大学生活を享受しようとするも、
トンコさんには新しい彼氏が、津田さんの姿は無い。そこで焔は小学館の新
人コンテストに応募するため、再びペンをとる……

という第11話、最終回。ああ、終わっちゃいます。寂しいけど、大満足。
今期のみならず、もう今年の連ドラ・ベスト1はこれで決定でしょう。
深い満足感で、何も書きたくない気分になりましたが、それではこのブログ
も困ったことになるので…。
書き出すと止まらないと思いますし(笑)。



DAICONⅢOPアニメ大成功
大芸大に関係者が多かったからか、学内でも上映会が行われたようですね。
焔クン、茫然自失です。
手塚治虫大センセイ、自分のキャラが出ていないことにご不満。その不満を
はっきりとは口にしないところが(笑)。
「なにかぁ……足りませんよね」沈黙の間に「てづか」と口パクしてる(笑)。
演じるは岡田斗司夫。つまり、かつて手塚大センセ本人に、このささやかな
抗議を言われた当人。オタキングも感慨ひとしおでしょう。



ベタはベタでも……
なんて言ったんすか、との同僚の問いにMADホーリィは。
ベタを見習え。熱血をからかうようなギャグはダメだ。
焔、ベタの意味をはき違えてます……。
島本マンガの熱血は、どストレートな熱血ものではないですからね。基本的
にギャグマンガの土俵の上で、熱血している。それは決して熱血をからかう
ものではないですけど。真剣に、過剰に突っ走ることで生まれる笑いなんだ
と思います。

暴れる焔。ここは泣けました……。
彼が大好きで大好きで、心から愛してやまないもの。ずっと寄り添っていけ
ると信じていた。だがしかし。自分は違った。その資格も才も無かった。
その悲痛、その絶望。泣くしかないです。
カメラワークはちょっとウルサかったけど、もう焔の心情がビンビン伝わっ
て来て……泣けた。

で、焔はどうしたか。
女に走った(笑)。

ワンダーマスミへ。マスミに彼がいたのでトンコさんへ。トンコさんに新し
い彼が出来たので津田さんへ。津田さんはもうやって来ない。嗚呼、黄昏。

アホです(笑)。

ワンダーマスミの彼氏、彼氏に見えないなあ。マスミの演技力に問題あり?
トンコさん、これは金を持ってる男に走った? 悲しいなあ……。
トンコさんの新しい彼氏に役者馬鹿・山田孝之。この人はもう、何をしても
驚かない(笑)。やっぱり変な人を喜んでチョイ役出演。

そんな焔に、変わらず気になり続ける存在は庵野。
再びペンをとり、今度は小学館のコンテストに投稿することに。



小学館に投稿
即ゴミ箱行きの描写はエグイ。エンドロールで「投げたりしません(怒)」と
ゲッサン編集長からのコメがありましたが、中には審査以前のレベルのもの
もあるでしょうから、ゴミ箱直行なのもあるんでしょうね。

担当者との相性も大事なんだと痛感する展開。
編集・三上との出会いがなかったら、焔はどうなっていたか……。
ここで三上が焔の作品に目を留めるキッカケが巧い。

yanoken_tweet001a.jpg
https://twitter.com/yanoja/status/516611373271220224


劇中に登場するキャラの一人、矢野ケンタローのモデルである漫画家・矢野
健太郎のツイートですが、心から同意。
きっと爆笑した三上も、心に何かが引っかかったんでしょう。

ここでもう一つ、漫画家・ゆうきまさみのツイートをご紹介。

masyuuki_tweet02a.jpg
https://twitter.com/masyuuki/status/516034432436670464


もうこれは運としか言いようが無いんでしょうけど。普通のサラリーマンで
もありますよね。ある上司の下ではさっぱりなのに、違う上司の下につくと
グングン伸びてくる若手とか。

こうして焔は小学館からデビューすることに。YouTubeで、岡田斗司夫と島
本和彦の対談の一つにて、小学館デビューについての島本コメントに、
「若い時だからさぁ、ひどい事をするんだよ」
「バカだから、そのことに気づかないの、ほんっとバカだからさ」
と言って実に言い難そうに身悶えしていたのがありました。
集英社の編集者にアドバイスをもらった上で描いた原稿を、小学館に送って
デビューした。コピーではなくページ数も変えて再再度練り直したとはいえ、
ここに不義理を感じて申し訳なく思っているんでしょうね。



3ヶ月後……
焔の原稿、新人コミック大賞受賞作としてサンデーに掲載。
だが拍子抜けするほど冷静な焔。そこへ、庵野が。

  思っていたほど嬉しくないだろ 何故だか分かるか?
  すぐに……認められたら すぐに。
  プロとしての責任感と それに対する不安が襲ってくるからさ
  だが とりあえず……
  サインしてくれよ


このくだり、最高です。近頃のドラマの中でも屈指の名シーンだと思います。
勝手にライバル視していた男と心が通じた。そして、そのライバルに生涯初
となるサインを書いて渡す。
これも実話で、庵野はこの時の島本サインを今でも持っているそう。
ええ話や。

以前の回で、原稿料でバイクを買うと言っていた焔。念願のバイク購入。
バイク屋の親父がアツい(笑)。そう、原作者・島本和彦その人です。
描くマンガそのままのアツい人ですから、当然演じるキャラもアツい。

「お前はこのバイクに乗って、明日に向かって走るんだよ!」

fukudaD_tweet03a.jpg

監督のツイートより。納得のエピソードです。
「大人になってから、学生時代はよかったな…なんて振り返るような、下ら
 ん大人にだけはなるなよ!」
耳が痛いです(笑)。しかと心に留めておきたいと思います!
しかし島本センセ、この作品も過去を振り返っている内容ですよね(笑)。
そんなとこも、島本作品らしくて好きだ(笑)。

焔がまたがってたバイクは、SUZUKI RG50E。『燃えよペン』では炎尾燃が
ガンマ50に乗ってたけど、島本センセはどっちだろ? 両方とも?



あえて寝る
で、画面反転。
ヘッドギアのマンガ家、ふと我に帰る。
学生時代を思いっきり一から振り返った夢を見ていたのか?
もう原作を追い越したドラマ、どんな風にラストをまとめるかと思ったら、
こう来たか。

ちなみに、このヘッドギアのマンガ家といえば、原作者・島本和彦の別作品
『燃えよペン』『吼えろペン』に登場するキャラクター・炎尾燃。
本作の主人公・焔モユルと同様、島本和彦の分身と言えるキャラクターです。
『アオイホノオ』のラストに『燃えよペン』をくっつけた。お見事。
そして、あの名セリフ。

『あえて寝る!』
笑った。焔クンは立派なマンガ家になっても、肝心な時の逃げグセは一緒。
変わってない(笑)。でもでも、
「俺は誰が何と言おうと、プロのマンガ家だ!」
こう言い切れるまでに成長した。うーん、素晴らしい。納得&満足のラスト。

エンディング。
徐々に遠ざかる焔の後ろ姿、どこか寂しげだったのに。
その向こうには多くの仲間が待ち構えていた。
ここも泣けました。



素晴らしくクオリティの高い良作ドラマとなった『アオイホノオ』。一時期、
『あまちゃん』が終わって「あまロス」なんて言われたりしましたが、本作
で「焔ロス」になりそうな私です。

原作へのリスペクトを忘れず、見事に消化し、実写化させた福田監督、及び
スタッフの方々に拍手。ユニークなキャラクターを具現化させたキャストの
方々にも拍手。特に主演の柳楽優弥、天晴! グレート!
OP・EDの曲も作品世界に合ってました。

第1話の記事にて「青春ものの快作となる予感で一杯」と書きましたが、その
予感は裏切られませんでした。バカバカしくも輝かしい、輝かしくも心憂い。
ひたすらアツい、アツかったあの頃。
アニメやマンガ、SFにそれほど明るくない方にも、きっと理解され共感を呼ぶ
作品となったと思います。

矢野ケンの出演シーンを始め、毎回かなりのカットを強いられたそうなので、
42分枠(実質30分弱)ではなく、1時間の枠でやってもよかったですね。
ダレることもなく、きっともっと楽しめたでしょう。


でもでも、この三ヶ月、本当に楽しゅうございました。感謝です。
こうなったら、同じメンツで『燃えよペン』『吼えろペン』の実写化も……。
やっちゃっていいんじゃないでしょうか(笑)。






本作品をより楽しむためのガイドにどうぞ。

【公式ブログ連動企画】やつらに騙されるな!アオイホノオ最終話「青春とは
何だ!?」のひみつ
:岡田斗司夫なう。
http://blog.freeex.jp/archives/51434812.html


本作にも登場した武田康廣の日本SF大会「DAICON3」回想録。
のーてんき通信 DAICON3の思ひ出 第8回「オープニングアニメ(後編)」
「ダイコン3」「祭のあと」
:GAINAX NET
http://www.gainax.co.jp/wp/archives/daicon3-memory_08/


原作者・島本和彦、登場人物のモデルの一人・矢野健太郎、原作画監督として
スタッフ参加したマンガ家・一本木蛮などのツイートまとめ
アオイホノオに関連する43件のまとめ:Togetterまとめ
http://togetter.com/t/アオイホノオ


若き日の島本和彦と庵野秀明による対談記事。
島本和彦と庵野秀明が大学時代を語った対談記事(Newtype1985年7月号)
http://d.hatena.ne.jp/soorce/touch/20070311/p1




【 ドラマ『アオイホノオ』第11話(最終回) キャスト 】

焔 モユル ---柳楽優弥
 …本作品の主人公。大阪芸術大学映像計画学科生。自分がその気になればいつ
  でもプロデビューできると考えている自信家だが、何一つ行動を起こしては
  いなかった。しかし出版社へ原稿持ち込みをするなど、夢に対して具体的な
  行動をとるようになる。
森永 とんこ ---山本美月
 …バドミントン部のマネージャー。関西弁。主人公の焔が密かに想いを寄せて
  いる。近眼だが眼鏡嫌い、裸眼で暮らす。お好み焼き屋でバイトしている。
庵野 ヒデアキ ---安田顕
 …焔の同級生。アニメ・特撮に詳しく、人並み外れた作画能力を持つ。作品制作
  において次々と焔の自信を打ち砕く。後に「新世紀エヴァンゲリオン」を監督。
山賀 ヒロユキ ---ムロツヨシ
 …焔の同級生。絵の才能は全く無いが、人の才能を見抜く能力はあり、プロデュ
  ーサーとして一儲けしようと企んでいる。後に「オネアミスの翼」を監督。
赤井 タカミ ---中村倫也
 …焔の同級生。山賀や庵野と共に行動。柔らかく、可愛いもの(女の子)の作画
  に秀でている。後に「プリンセスメーカー」などを製作。
津田 ヒロミ ---黒島結菜
 …焔と同期。バトミントン部部員。マンガやアニメにはさほど詳しくないし興味
  も無いようだが、焔には好意を持っている?
岸本 ---大水洋介(ラバーガール)
 …焔の同級生で友人。きっちゃん。焔の言動に毎回いいリアクションを返してく
  れるいい奴。焔の出版社への漫画持ち込みに同行する。
高橋 ---足立理
 …焔の同級生で友人。仮面ライダーマニア。当時、高価だったビデオを所有。
凩 マスミ ---小嶋陽菜
 …ファーピク作品『ワンダーマスミ』の主人公。
ミノムシミノコ ---上地春奈
 …焔と同じ学科の先輩。ファーピク作品『ワンダーマスミ』の監督。
南 マサヒコ ---遠藤要
 …焔の同級生。最初の実習映像制作で焔とグループを組む。後にアニメ制作会社
  ボンズの社長となり「鋼の錬金術師」などを作った男。
武田 ---ぎたろー(コンドルズ)
 …'81日本SF大会(DAICON3)の責任者の一人。大会OPアニメの制作を庵野たち
  に依頼。後のガイナックス取締役。
岡田 トシオ ---濱田岳
 …'81日本SF大会(DAICON3)の責任者の一人。武田曰く「ほんまに頭のおかしい
  男」。後にガイナックス初代代表取締役となり、オタキングと呼ばれる。
MADホーリィ ---佐藤二朗
 …集英社・少年ジャンプの編集者。モデルは後に『北斗の拳』の担当を経てジャ
  ンプ編集長となる堀江信彦。
手塚治虫 ---岡田斗司夫
 …漫画界の巨人。SF大会(DAICON3)に出席、庵野たちへ言葉をかける。
横山 ---長谷川朝晴
 …小学館・少年サンデーの若手編集者。まんがカレッジ担当。
三上 ---葉山奨之
 …小学館・少年サンデーの若手編集者。後に島本和彦の担当となる。
  モデルは後に少年サンデー、ヤングサンデーの編集長となる三上信一。
マスミの彼氏 ---水田航生
集英社の編集A ---野村啓介
 …MADホーリィに話しかける編集者。モデルは鳥山明の担当Drマシリト、現在
  は集英社・小学館の取締役である鳥嶋和彦か?
小学館の編集A ---戸塚純貴
小学館の編集B ---樋渡真司
小学館の編集C ---久ヶ沢徹
バイク屋のオヤジ ---島本和彦
トンコの新しい彼氏 ---山田孝之

川並淳一、今中菜津美、北尾貢次、栗原卓也、蜂須和紀、対馬大翔、戸井智恵美

ナレーション ---古谷徹


【スタッフ】
原作 ---島本和彦『アオイホノオ』(小学館「ゲッサン」連載中)
監督・脚本 ---福田雄一
音楽 ---瀬川英史
オープニングテーマ ---ウルフルズ「あーだこーだそーだ!」
エンディングテーマ ---柴咲コウ「蒼い星」
原作画監督 ---一本木蛮
特別協力 ---小学館、大阪芸術大学、円谷プロダクション
チーフプロデューサー ---中川順平(テレビ東京)
製作 ---テレビ東京、電通
製作著作 ---「アオイホノオ」製作委員会
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アオイホノオ 第10話へ


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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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