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ドラマ おやじの背中 第7話

14,8,24 放映 TBS系列

日曜劇場『おやじの背中』 第7話「よろしくな。息子」感想

芸能ワイドショーな感覚でも興味を惹かれることであろう今回、良くも悪く
も山田太一節全開。

超展開と言ってもいいストーリーでしたが、山田太一独特のセリフまわし、
その会話劇によって、そつなく見せることに成功しています。その分、太一
ワールドに入り込めない人は違和感感じまくりかも知れませんね。

配役も見事。真面目な靴職人のケン渡辺、その見合い相手の余貴美子は安定
安心の演技力。そこに対して東出昌大を持ってくるというのがもう……(笑)。

東出クン、ハッキリ言って棒です。演技力高いとは言えません。ですが、不
器用で朴訥とした誠実さ、とても優しいけれども芯は通った若者…… そん
なキャラクターにはこれ以上ない適役。
そして、山田太一脚本のセリフまわしでは、その棒もちゃんと味になる。

25歳の青年が「ママ」はねえだろう…… と思いましたが、普段母親のこと
を「ママ」と言ってるからこそ、ラストの「父さん」が生きてくる、と考え
るとその設定も理解出来ます。
何より、このママ連発による一定年齢層の女性視聴者への訴求効果はバツグ
ンだっただろう(笑)。


一つ気になったのは、ケンさんが「坊やって言うのはあの女の間違いだ」と、
強盗未遂の女性が東出を「坊や」呼ばわりしたことに文句言っていたのに、
その後の余貴美子との会話で東出のことを、「坊や」「息子さん」を混合し
ていたこと。ここは息子さんで統一させるべきだったと思いました。

あと、更に言うならそもそもこれは「おやじの背中」だったのかなあ、と(笑)。
このドラマ全体を通したキーワードであるタイトルが、今回は今イチ合って
ないように思えます。
まあ、これから親父と息子になる二人、今まで見たことの無かったおやじの
背中を見つけた息子の話……と解釈すればいいのかも。


芸能ニュース的ミーハー趣味で見ると、東出クンは将来ケンさんを「父さん」
と呼ぶ立場になる可能性が高い訳で、ある種メタフィクション的なドラマと
なり、果たして数年後、本作品を微笑ましく観ることが出来るのか、それと
も……、と下世話な想像も膨らんでしまったりします。
それとは別に、単純に山田太一脚本の質の高い一編として、楽しめる作品で
あったことは言うまでもありません。

あー、ところで100万円以上するオーダーメイドの靴って、どんなんでしょ
うねー。想像もつきませんわ……。


来週の第8話は池端俊策脚本、出演は大泉洋。さて、どうなりますか。



【 日曜劇場『おやじの背中』第7話「よろしくな。息子」キャスト 】

高村浩司 ---渡辺謙
 …オーダーメイドの靴職人。泰子とお見合いするが断られる。
戸川祐介 ---東出昌大
 …泰子の息子。会社を退職後、コンビニでアルバイトしている。
戸川泰子 ---余貴美子
 …祐介の母。女手一つで祐介を育てて来た。
東郷達郎 ---笹野高史
 …老人ホームの事務長。高村と泰子のお見合いをセッティングした。
大島 桂 ---柴田理恵
 …コンビニへ強盗に入った女性。
藤沢由加 ---平田薫
 …祐介の彼女。


【スタッフ】
脚本 ---山田太一
演出 ---清弘誠
プロデュース ---八木康夫、志村彰
製作著作 ---TBS
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おやじの背中 第5話の記事へ



テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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