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大河ドラマ 八重の桜 第11話

13,3,17 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第11話「守護職を討て!」感想

大河好きの知人からの情報では、今回のサブタイトル「守護職を討て!」は、
2004年の大河「新選組!」の25話「長州を討て」にかけている、とのこと。
孝明天皇の台詞「長州の軍勢、速やかに掃討せよ!」(=長州を討て)にて
終わった今回、大河ファンへの目配せがそんなところにあったんですね。
私は「組!」は観てないので気付きませんでした…。


今回は会津パートがいつもより多かった印象。これまでは山本家で一番影の
薄かった三郎にも焦点が当てられています。もはや幼い子供ではない、かと
いって大人でもない若者、ティーンのいら立ちと悩みを上手く描いていまし
た。ボーッとしてる感じのお父つぁま、ちゃんと次男を見てたんですね(笑)。
八重も必要以上にしゃしゃり出ることなく、弟と尚之助、弟と父親の会話を
影で見守っているのがいいです。これが江だったら…(以下略)。


ところで先述の大河好きの知人ですが、この『八重の桜』をあまり評価して
いません。大きな理由がこの会津パートがかったるいことだそう。江戸や京
での歴史・政局パートと会津パートがブツ切りで、繋がりが悪い。全然主人
公らしくない八重の出てるパートが面白くない、とのこと。

なるほどなぁ、と興味深く聞いていました。八重が主人公らしくない、なる
意見には反論しようもない(笑)。というか、反論出来る人はいないんじゃな
いかと(笑)。

『八重の桜』も10話を越えましたが、ここまでのストーリーで時間配分を考
えると八重パートは主人公とは思えないほど少ない。ある意味画期的かも。

主人公が主人公らしく動いていない映画やドラマは、私も嫌いです。でも、
『八重の桜』は今のところ、面白いと思っています。
なぜなんだろう?

改めて考えてみると、一つは早々に八重が主人公であることの限界に気付き、
理解してしまったからだと思います。
八重は、会津戦争では確かに活躍した。でも、それ以前には歴史に関わる動
きをした訳では無い。そこに至るまでを描いても、八重中心では歴史を描き、
説明するには難しい。

八重という女性が、なぜ籠城戦で活躍するようなことになったのか。なぜ、
会津藩はそんな状況に追い込まれたのか。

それを描き、理解させる為には幕末史を大局的に描き、歴史の流れを説明す
る必要がある。そう製作サイドは判断したんだと思います。
だからこそ、ここに至るまでは八重よりも覚馬の方が主人公らしく見えたり、
むしろタイトルは『会津の桜』にした方がいいように見えてくる。

序盤として、こういう展開はやむを得ないし、その選択も正しいと思います。
多分。
全体通して観たら、八重も主人公として活躍し、躍動することでしょう。


更に付け加えるならば、『江』を観てしまったから、というのもあるかと。

オリジナルなエピソードで展開を膨らませるのは多いに結構です。ですが、
主人公がそこまで絡むかぁ? とツッコミたくなるほど歴史上のイベントに
介入してくる悪例を観てしまいましたからねー。
だから、八重が動かなくても気にならないのかも(笑)。


また、「会津パートがかったるい」というのは、私が当ブログにて再三指摘
している「地味」というのに繋がるでしょう。

「地味だけど面白い」と思うか「かったるい」と思うかは個人の感覚ですか
ら、どうしようもありません。でもまあ、もう少し八重関連でオリジナルな
エピソードを挿入して、八重のキャラクターをより見せてくれたならなあ、
という思いは確かにありますね。
それもやりすぎたら、「大河じゃなくて朝ドラだ」なんて言われそうで案配
が難しそうですが……。


今まで、決して時間的には多くはなかったですが、八重というキャラクター
についてはそれなりに描かれてはいます。さらに八重周辺のキャラクターも
ちょっとずつですが描写されています。1クールや2クールのドラマではあ
り得ないほどゆっくりではあるけれど、その辺は逆に大河ドラマらしく贅沢
な時間の使い方です。頼母との出会いもありましたし、梶原平馬にも印象を
残しました。照姫に面通しもしたし、時尾が右筆となったので中央とのライ
ンも出来た。
全て、今後の展開への布石でしょう。


と、いう訳で長くなりましたが、私的には『八重の桜』、少々の不満や物足
りないところはありますが、面白いし楽しめています。今のところ。




なんか、この11話に関する記事じゃなくなってしまった(苦笑)。

以下、駆け足で11話の感想。

冒頭、いきなり象山の暗殺。だから護衛を付けとけと…。先週言ってた短銃
は役に立たなかったようです……。

ぽっぺんを吹きながら、事件を目撃した少女の描写。映画「ゲッタウェイ」
を連想させます。主演スティーヴ・マックィーン、監督サム・ペキンパーの
名作バイオレンスアクション。1972年作品。この映画で、主要バイオレンス
シーンでは必ず子供が見ていたり、側にいる描写があります。
恐怖に怯え、ぽっぺんを落とす少女。ここはむしろ、こんなテロ行為が行わ
れていても、無心に遊ぶ少女……という描写にした方が、この時代を描ける
ように思えましたが、それはやり過ぎかな?

三郎クンに関しては前述の通り。まだ幼いと思っていた次男がしっかり成長
していた。父親としても、姉としても頼もしく思えるだろうエピでした。と
てもよかったと思います。

平馬・覚馬・大蔵の3人珍道中みたいな展開は、今までにない面白みがあり、
ハラハラさせる愉快なシーンでした。平馬の怪しげな関西弁に(笑)。あんた、
祇園で遊んでたんかいっ!あの奥さんに知られたら、怒られるぞぉ(笑)。

神職の経験があった真木和泉ですから、祝詞はお手のもの。嶋田久作のあん
な声は初めて聞いたかも。

長州が何をしたかったのか、今イチわかりにくいですね。
これでは「会津憎し!」でだけ動いているような感じです。

慶喜の軽薄というか、ヘタレというか、良くも悪くも政治家であった様子が
うまく描かれてます。孝太郎が適役ですね(笑)。


さあ、来週はいよいよ禁門の変。タイトルでは蛤御門の変。同じ意味ですけ
ど、会津藩が守っていた場所が蛤御門ですから、タイトルでもそちらにした
のでしょう。会津では八重と尚之助に大きな進展が?




【 大河ドラマ 八重の桜 第11話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):工藤阿須加
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。
山本みね(やまもと みね):千葉理紗子(子役)
 …覚馬・うらの娘。 
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
照姫(てるひめ):稲森いずみ
 …容保の義姉。義理の弟を献身的に世話する。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。守護職となった容保とともに京へ上った。
神保内蔵助(じんぼ くらのすけ):津嘉山正種
 …会津藩家老。横山主税に替わり江戸から京に上り、禁門の変では奮戦。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
内藤介右衛門(ないとう すけえもん):志村東吾
 …会津藩若年寄。平馬は実の弟(梶原家に養子に入った)。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
滝瀬(たきせ):筒井真理子
 …照姫の侍女。
照姫の侍女:松本さやか
別撰隊藩士:山本卓
会津藩士:藤田健彦
会津藩士:田中栄一
会津藩士:青山義典

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
日向ユキ(ひなた ユキ):剛力彩芽
 …山本家の隣家で八重の6つ下の幼馴染み。激動の会津を生き抜く。
高木澄江(たかぎ すみえ):宮下順子
 …時尾の祖母。八重たちの針のお師匠様。
高木盛之輔:首藤勇星(子役)
 …時尾の弟。会津戦争にて年少少年隊「中軍護衛隊」に参加。
伊東悌次郎 (いとうていじろう):下地幸多(子役)
 …後の白虎隊・士中二番隊の隊士。八重に銃の扱いを教わる。
八重のお針仲間:牧田利奈
八重のお針仲間:藤原希

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
松平定敬(まつだいら さだあき):中村隼人
 …桑名藩藩主。京都所司代。会津の松平容保は実の兄(高須四兄弟)。

▼朝廷
孝明天皇(こうめいてんのう):市川染五郎
 …第121代天皇。公武合体運動を推進。京都守護職松平容保への信任は厚かった。
近衛忠煕(このえ ただひろ):若松武史
 …公卿。薩摩と関係が深く、篤姫は忠煕の養女となった後、将軍家定に嫁いだ。
中川宮(なかがわのみや)[久邇宮朝彦親王]:小須田康人
 …公武合体派の皇族。長州勢を排除する八月の政変を薩摩・会津に行わせる。

▼諸藩の志士たち
佐久間象山(さくま しょうざん):奥田瑛二
 …西洋学を極めた俊才。彼の開いた塾には俊英たちが思想を越えて集まった。
真木和泉(まき いずみ)[真木保臣]:嶋田久作
 …久留米藩士。尊攘派の先達として指導した活動家。禁門の変の後、自害。
久坂玄瑞(くさか げんずい):須賀貴匡
 …長州藩士。長州藩における尊王攘夷派の中心人物。禁門の変にて自害。
来島又兵衛(きじま またべえ):関戸将志
 …長州藩士。禁門の変にて積極的に出兵を主張。先頭に立って戦うも戦死。
佐久間恪二郎(さくま かくじろう)[三浦啓之助]:下江昌也
 …象山の息子。父の暗殺後、新選組に入隊するが後に脱走。
桂小五郎(かつら こごろう)[桂小五郎→木戸孝允]:及川光博
 …長州藩士。西郷隆盛・大久保利通らと並び「維新の三傑」と称せられる。
長州兵:五十嵐大輔

▼その他
半平:宮川浩明
 …佐久間象山の従者。
岡山和之、浜田大介、宇井晴雄、作田星空、日下部ゆう、
喜多見思叶、松原正隆


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:大和谷豪
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2,3,4,8,11話)、
   一木正恵(5,6,9話)、末永創(7話)、清水拓哉(10話)
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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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