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ドラマ 泣くな、はらちゃん 第9話

’13,3,16 放映 日テレ系列 

ドラマ『泣くな、はらちゃん』 第9話「2人が選んだ結末」感想

いいやねー。いい。
堪能致しました。

前半部、ちょっと展開がトロくさくなりそうな感がありましたが、中盤から
全く問題なし。終盤は怒濤の展開でした。

多くの方が予想されていたとは思いますが、前回の8話にて、薬師丸演じる
百合子が漫画家・矢東薫子だと判明しました。そして、はらちゃんを始めと
したピュアすぎるマンガの世界の住人たちが、この世界は素晴らしいことば
かりではない、と知ってしまった。この世界には、恐ろしいこと、悲しいこ
と、辛いことが沢山ある。ありすぎる。


そして、9話。

ついに、はらちゃんたち自身がいわれのない暴力を受けることに。

自分が殴られただけならよかった。でも、仲間が、好きな人が暴力を受け、
倒れた姿を見た時、汚れを知らない存在だったはらちゃんに生まれた衝動。

憎悪。

人を殴り、傷付ける側になったはらちゃん。
殴りながら、男に問う。
「何でですか! これが、この世界ですか!?」

すがりついて止めようとする越前さん。
「ごめんなさい。ごめんなさい。はらちゃん。
          こんな世界でごめんなさい。…」

呆然として、傷ついた己の拳を見つめるはらちゃん。

「痛いです。…心が…とても痛いです。
  越前さん。どうか…私を嫌いにならないで下さい…」
  


見ていて、シンプルな台詞の一つ一つが心に突き刺さる様でした。
この世界は美しいことばかりじゃない。
醜いこともいっぱいある。
理不尽なことも沢山起きる。

身をもって体験してしまった、はらちゃんたち。
あまりにも純真な、汚れを知らない彼らには辛すぎる、悲しすぎる出来事。
「世界中の敵に降参さ〜闘う意志はない」と歌っていたはらちゃん。
そんな彼にも逃れられない災難が降り掛かることがある。
愛する人が殴られたら、憎しみで殴り返してしまった。

この世界の住人として越前さんは「こんな世界でごめんなさい」と言うしか
ありません。


この世界の住人ならば受け入れて、学んでいくしかない。
光があれば、闇がある。
暗闇があるからこそ、陽光の美しさを感じ取ることが出来る。
そうなんだけど。でも。

彼らは知る必要があったのか?



ツライですね。
哀しいですね。

脚本、演出、演技、文句無し。
こういう真っ直ぐな、真っ直ぐすぎるキャラを演じるに適役すぎる長瀬智也。
お見事でした。


そしてラスト、越前さんは自らをマンガに書き込み、ノートを開いた。
可愛すぎる「来ちゃいました」でした(笑)。

この世界では生き辛く感じていた越前さん。彼女とはらちゃんにとっては、
これでハッピーかも知れません。でも、それでは越前さんはこの世界を捨て、
「自殺」したに等しい。
そんな後ろ向きなハッピーエンドは、ない。
越前さんはこの世界の人。この世界で生きていかないといけない。
はたして、越前さんがやってきても、心から喜んでいる様には見えないはら
ちゃん。歌い終わった後には涙。その涙の訳は……


さあ、次回は最終回。どう決着をつけるでしょうか?

以前、越前さんも矢東薫子がマンガに描いたキャラクターなのかも……との
予想を記事に書きましたが、そういうメタメタフィクションではなさそう。
でも、越前さんママの許容度の異常な広さは、あのお母さんもマンガ世界か
ら来た人だった、とかでもおかしくないよーな。

越前さんも、はらちゃんも幸せになる、前向きなエンディング。
うーん、考えつかない……。

百合子が再びペンをとりそうな気はしてるんですが。

ここまで素晴らしい出来を維持し続けている『泣くな、はらちゃん』。
最終回、納得のいく結末を期待しています!





【日本テレビ 土曜ドラマ『泣くな、はらちゃん』第9話 キャスト】

▼ 漫画の世界
はらちゃん:長瀬智也
 …越前さんの描いた漫画の主人公。赤いスタジャンにギターを背負う男性。涙
  もろい性格。現実世界に飛び出した彼は越前さんを神さまと信じ、やがて恋
  をする。現実の世界を知り、世界にある素晴らしいものに触れ、学んでいく。
ユキ姉:奥貫薫
 …カウンターにいる客。過激な発言のアネゴ肌。現実の世界を知っている。
マキヒロ:賀来賢人
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんにはいつも同意する役割。
あっくん:清水優
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんに酒を勧める役割。
笑いおじさん:甲本雅裕
 …はらちゃんたちの隣の席の客。本名不明、なぜ笑っているかも不明。
たまちゃん:光石研
 …玉田工場長の死後、越前さんが新たに作った玉田そっくりのキャラ。
 
▼ 現実世界
越前さん:麻生久美子
 …かまぼこ工場「ふなまる水産」の女性社員。真面目で大人しく自己主張も苦
  手な性格。抱え込んだ不満やストレスをマンガを描くことで発散している。
  マンガは好きな作家、矢東薫子を真似たタッチ。
田中くん:丸山隆平
 …かまぼこ工場の若手男性社員。越前さんに片思い。人畜無害な「いい人」。
紺野清美:忽那汐里
 …越前さんの同僚。無愛想。田中に片思いだったがマキヒロに出会い好意を持つ。
長沼さん:稲川実代子
 …越前さんの同僚の1人。越前さんに理不尽な言動をとるパートのおばさん。
ひろし:菅田将暉
 …越前さんの弟。ダメ男。
秀子:白石加代子
 …越前さんの母親。
警官:小松和重
 …小さな町を守ることに生き甲斐を感じている真面目な警官。
玉田:光石研
 …かまぼこ工場の工場長だったが、5話にて酔って海に落ち溺死。
矢口百合子:薬師丸ひろ子
 …かまぼこ工場のパートリーダー。面倒見がいい。すべての謎を知っている?


【スタッフ】
脚本:岡田惠和
演出:狩山俊輔(3,4,7,9話)、菅原伸太郎(1,2,5,8話)、松山雅則(6話)
劇中漫画:ビブオ
音楽:井上鑑
主題歌:「リリック」(歌:TOKIO、作詞・作曲・編曲:長瀬智也)
オープニング曲:かもめ児童合唱団「私の世界」
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:河野英裕、小泉守、萩原真紀
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作著作:日本テレビ
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泣くな、はらちゃん 第6話 の記事へ
  泣くな、はらちゃん 第10話(最終回) の記事へ





テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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