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大河ドラマ 八重の桜 第8話

13,2,24 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第8話「ままならぬ思い」感想

今週もいい回でした。
西田敏行の演技力を堪能出来る回でしたね。容保公に直訴するシーンは緊迫
した張りつめた空気に満ちていた一方、八重との桜の木のシーンは穏やかで
のどかな会津の日常を感じさせました。あのラストは『八重の桜』前半部の
名シーンの一つになると思います。
「ここかぁ?」
「ああ、そういうとこ。そういうとこにいっぺえいんだ」
辺りはおそらくアドリブでしょうね(笑)。微笑ましい限りです。

京都の不穏でピリピリした情勢に対し、会津の人々と風景が実にいい案配で
緩急をつけています。このコントラストがあるから、京の政局シーンが一層
と引き立つのでは。

京では容保公が相変わらず。もう涙目、うさぎ眼で天皇に忠誠を誓いまくっ
てます。「朕が最も会津を頼みとするゆえ…」などと言われては、実直すぎ
る容保公が「一藩を懸けてでもお守りする。それが会津の義だ」とまで言い
切るのも仕方無いこと。
松平容保の思いも、頼母の思いも充分に伝わってくる、切なくも素晴らしい
シーンでした。



冒頭、新選組(このころは壬生浪士組)の登場。モブシーンでチラッと沖田
総司が!(笑)。鬼の副長、土方は個人的にはイメージと違いましたが、いい
雰囲気は出していました。
土方歳三を演じた俳優では、日テレ「白虎隊」の近藤正臣、ドラマ版「壬生
義士伝」の伊原剛志が良かった、との評判を聞くのですがどちらも未見。機
会があれば、2作とも観てみたいです。

ちなみに伊原剛志は「壬生義士伝」よりも以前に「幕末群星譚〜さらば、剣
〜」という関西ローカルで放映されたドラマに土方役で特別出演しています。
「サムライプロジェクト」という大芸大の忍術研究部OBを中心に結成された
インディーズの映画制作団体が、その腕を買われて関西テレビから依頼され
て製作した作品だったはず。この団体が前年に作った作品を伊原剛志がいた
く気に入り、特別出演しました。脚本を読んで「俺、もっと出たい!主役が
いい!」とか言い出し、スタッフが困ったらしい…とか聞いた記憶が(笑)。
1999年の作品。面白かったから、また放映してくれないかなあ。


本作品では、新選組の面々では斉藤一が最も登場しそう。後に貫地谷しほり
演じる時尾さんと結婚しますし。
「私、一生嫁に行かねえ」と時尾が言う回に、斉藤を初登場させるあたりは
憎いです。
斎藤一役はDragon Ashのボーカル、降谷建志。今回は台詞無しでしたが、
見た目は一癖ありそうな人斬り…という凄みは出せていました。今後の演技
に注目したいと思います。

他にも桂小五郎や真木和泉など、幕末の有名人が端役でどんどん登場する、
ある意味ゼイタクな回でしたね。


今回、笑ってしまったのは八重と大蔵のシーン。
前話では、いいところで大蔵のジャマをしたKY尚之助でしたが、今回は気を
利かせて二人にさせる、出来たところを見せる尚之助。
ある意味、一大決心をして思いを吐き出す大蔵。
「貴方は…会津そのものだから」(名セリフ!)

それに対し。
「あれは、何だったんだべ」
………。

八重〜っ! お前はっ!

男の純情が華麗にスルーされました。


こーいうのばっかりだったら閉口しますが、これぐらいのテイストなら楽し
く観てられます。八重の不器用な、まだ幼い一面が描かれていました。

青春ドラマによくある、恋愛モードになった登場人物が何人もいるけど、そ
のベクトルは片道方向で交差しない……って奴を、「八重の桜」で見るとは
予想もしなかった(笑)。
 時尾 → 大蔵 → 八重 
八重の矢印は…鉄砲?(笑)。まだ、兄つぁまなんですかね。

その後にあった大蔵の結婚式のシーン、山川家の面々が登場しなかったのは
何故なんでしょう? 今までアットホームな山川家を描写していましたから、
ここで彼らが登場しないのは腑に落ちませんでした。



歴史の描写では、会津藩の馬揃えが興味深かった。これは知りませんでした。
実際に、雨で翌々日に順延となり、また雨。今回も順延と思っていたら、今
度は雨天決行の命が。これは会津を排除したい勢力が、馬揃えを予定通りに
行えない状況を作り出し、それを理由に守護職から更迭させようと目論んで
いたようです。

予想外の実施命令ながら会津は何とか対応しました。しかし、馬揃えが開始
されたのは午後五時頃、篝火を焚いて行われましたが暗すぎて八時頃に中止
となり、後日、二度目の馬揃えが行われたそうです。
大砲の発砲が行われたのも、実際は2回目の馬揃えの時だったようです。

歴史の流れを考えると、この会津の馬揃えが整然と行われたことが、公卿た
ちに戦場の恐ろしさを教え、薩摩藩が会津の軍事力に注目し、同盟して尊王
攘夷派、特に長州を都から追い出そうとする政変の実行に繋がるわけですね。

陣羽織を羽織った馬上の容保公が美しい。
ほんと、綾野剛がはまり役過ぎます。



前回は引っかけ問題みたいなサブタイトルでしたが、今回のサブタイトルは
とても理解し易く、視聴者に伝わる回でした。
頼母が、時尾が、八重が、そして大蔵も官兵衛も。
皆ままならぬ思いを抱え、生きています。


次回は、八月十八日の政変。政治ベタな会津が政情に飲み込まれていきます。



【 大河ドラマ 八重の桜 第8話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。
梶原二葉(かじわら ふたば)[山川二葉→梶原二葉]:市川実日子
 …大蔵の姉。山川家長女。梶原平馬と結婚。籠城では婦女子の先頭となった。
北原登勢(やまかわ とせ)[北原登勢→山川登勢]:白羽ゆり
 …大蔵の妻。籠城戦にて悲壮なる最期を遂げる。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
林権助(はやし ごんすけ)[林安定]:風間杜夫
 …会津藩大砲奉行。西洋砲術を率先して学び、保守的な藩論を変えていく。
黒河内伝五郎(くろこうち でんごろう):六平直政
 …会津藩武芸師範。刀槍から手裏剣・吹き矢まで、あらゆる武芸に通じた剣豪。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
鉦鼓隊:石塚由有、間瀬勇大、峰岸 哲

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
八重・時尾のお針仲間:藤原希、牧田利奈

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。
徳川家茂(とくがわ いえもち):葉山奨之
 …徳川御三家紀州藩主から南紀派の支持を受けて13歳で第14代将軍となった。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
勝麟太郎(かつ りんたろう)[勝麟太郎→勝海舟]:生瀬勝久
 …幕臣。佐久間象山とともに覚馬の洋学の師となる。
 
▼朝廷
孝明天皇(こうめいてんのう):市川染五郎
 …第121代天皇。公武合体運動を推進。京都守護職松平容保への信任は厚かった。
三条実美(さんじょう さねとみ):篠井英介
 …尊攘派の公家。長州藩と密接な関係を持ち、八月十八日の政変で京を追われる。
女官:千野裕子
公卿:花ケ前浩一
公卿:瀬川菊之丞

▼諸藩の志士たち
真木和泉(まき いずみ)[真木保臣]:嶋田久作
 …久留米藩士。尊攘派の先達として指導した活動家。禁門の変の後、自害。
久坂玄瑞(くさか げんずい):須賀貴匡
 …長州藩士。長州藩における尊王攘夷派の中心人物。禁門の変にて自害。
桂小五郎(かつら こごろう)[桂小五郎→木戸孝允]:及川光博
 …長州藩士。西郷隆盛・大久保利通らと並び「維新の三傑」と称せられる。

▼新選組(壬生浪士組)
斎藤一(さいとう はじめ):降谷建志
 …新選組三番隊組長。無敵の剣を誇る使い手。維新後に高木時尾と結婚。
近藤勇(こんどう いさみ):神尾佑
 …新選組(壬生浪士組)局長。
土方歳三(ひじかた としぞう):村上淳
 …新選組副長。旧幕府軍に加わり会津戦争にも参加する。
沖田総司(おきた そうじ):鈴木信二
 …新選組一番隊組長。「猛者の剣」と恐れられた若き天才剣士。
藤堂平助(とうどう へいすけ):住吉晃典
 …新選組八番隊組長。後に御陵衛士に参加の為、組を離脱し油小路事件で斬死。
永倉新八(ながくら しんぱち):水野直
 …二番隊組長。沖田・斉藤に並ぶ屈指の剣腕。


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:杉山吉克
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2,3,4,8話)、一木正恵(5,6話)、末永創(7話)、
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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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