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大河ドラマ 八重の桜 第4話

13,1,27 放映 NHK総合

大河ドラマ 八重の桜 第4話「妖霊星」感想
今回も面白い。楽しめました。が。。。
うーん、今回も、地味。地味というか、あっさり薄味というか……。
私的にはこれでオッケーなんですが、世間的には大丈夫なのかなぁ。心配に
なってきます。

いかんせん、主人公の八重がまだ会津の一少女でしかないですからね。今回
の主人公は井伊直弼みたいなもん(笑)。勿論、だからといって八重を無闇に
歴史に絡ませたら「それなんて江?」とトンデモなことになってしまいます
から、今のままでいいと私は思います。
また、八重パートを現時点であまり多く描くと朝ドラみたいになり兼ねない
ので、その点からも今のままでいいでしょう。
着実に近付いている激動の時代への前奏曲…としての序盤ですから、薄口で
むしろ正解なんだと、不満な方々に理解を求めたい、アンド自分に言い聞か
せたい、この4話でした。


覚馬の妻・うらが登場。八重は兄嫁と今イチしっくりきません。が、この兄
嫁、母の佐久やご近所からはすこぶる評判がいい。つまり、当時一般的に求
められる女性像に新妻・うらはマッチしており、それゆえ型破りな八重とは
話が合わない。改めて八重のキャラが当時の社会では異端児であることが描
写されています。この対比、上手いですね。

うらは、「西向いてろって言われれば、一年中西向いてるような女子だ」と
言われていました。これは後年、新島襄がどんな女性と結婚したいか聞かれ
「夫が東を向けと言ったら、三年も東を向いているような女性は嫌です」と
答えたことから八重が紹介されることになる伏線と言えるでしょう。

従順で大人しい新妻うらですが、それだけではないようです。今後、それな
りの活躍もするようですし。
ただ、覚馬に「幾久しく…」と言われた時に「はい」と答えなかったのは?
あの演出の意味が掴みかねています。ナニか意味が?


性格の違いを表すシーンでは、貫地谷扮する時尾さんと八重の、お手々つな
いでシーンもよかった。
13歳ぐらいの女の子らしい演技でしたし、手をつないでいてもズンズン進む
八重と、チョコチョコおっとり歩く時尾の対比が可愛らしくて面白くて。
思えば1話でも、木に登るチビ八重を下から見てるだけのチビ時尾でした。



八重パートはこうして緩やかでしたが、反対に政局パートは緊迫しておりま
す。このトーンの違いも良かったですね。

13代将軍・徳川家定の継嗣問題から来る一橋派と紀州派の対立。そして通商
条約が朝廷の勅許なしで結ばれ、開国派と攘夷派で対立。さらに幕府内部の
ゴタゴタが進む。そこに朝廷も絡んでくる。戊午の密勅(ぼごのみっちょく)
が孝明天皇から水戸藩に下され、知った幕府が反発。大老・井伊直弼による
安政の大獄が起きる。

この政治パートのみを、45分フルに使ってもちゃんと表すことは難しいでし
ょう。限られた時間での描写で駆け足であり、若干分かりにくい感はありま
したが、八重パートとのバランスを考えればやむを得ないと思います。


井伊直弼役の榎木孝明が好演しています。井伊大老は悪役イメージが強いで
すが、ゴタゴタしていた当時の幕府において、強権発動でチャッチャと開国
させたことは結果的に正解だったと思います。大獄はやりすぎでしたが。

一橋慶喜が井伊直弼を「掃部頭!」と呼んだ翌日、御三家が不時登城した際
には「大老はまだか!」と言っていたので「? 一日で役職が?」となりま
したが、調べてみると大老になっても掃部頭は兼任していた様です。

井伊家に白猫がいたことにニヤリ。ひこにゃんだ!(笑)。
ちなみに「ひこにゃん」は彦根藩の第二代藩主・井伊直孝が江戸の豪徳寺で
出会った白猫に由来しています。招き猫の由来でもあります(諸説の一つで
はありますが)。


ネコで思い出しましたが、OP直前でのネコの泣き声や、中盤での祝砲の音な
ど、突然の音量レベルが大きすぎて少々神経に障るものがありました。それ
ら以外にも慶喜公の衣擦れの音とか、むやみにシュッシュ入れすぎていたり、
効果音(SE)においてはちょっと違和感がありすぎです。スタッフさんには、
是非とも音響効果について再考して頂きたいと思います。

映像面も、ちょっと手持ちのブレ画面が多かったかな。スケジュールとの戦
いもあって大変だとは思いますが、じっくりといい映像をお願いしたいです。


さて、今回のタイトル「妖霊星」ですが、台詞でも出て来ましたが鎌倉幕府
の執権・北条氏の滅亡を予言するように現れたとして「太平記」にも登場す
る有名なエピ。これは彗星説、大接近した火星説があるようですが、今回劇
中に登場したのは彗星。実際、幕末の1858年に観測された彗星=ほうきぼし
があるそうです。
ドナティ彗星というもので、19世紀に観測された最も輝かしい彗星とのこと。
昔は彗星を凶兆として捉えていましたから、江戸でも会津でも夜空を見上げ、
不安に思うのは当然のことでしょう。


まだまだ序盤、八重の主人公らしい活躍は望めません。ですが脚本・演出が
しっかりとしていますから、大河ドラマとしてものになっていると思います。
次回も楽しみにしています。



【 大河ドラマ 八重の桜 第4話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか(少女期:鈴木梨央[回想])
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):村山謙太(少年期)
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。   
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。

▼会津藩
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
梁瀬三左衛門(やなせ さんざえもん):山野史人
 …先代・容敬からの老臣。古来の武芸を重んじ、軍政改革を図る覚馬と対立。
萱野権兵衛(かやの ごんべえ):柳沢慎吾
 …会津藩家老。侍大将を勤める名家の出。容保の側近として補佐役を務めた。
神保内蔵助(じんぼ くらのすけ):津嘉山正種
 …会津藩家老。横山主税に替わり京に勤め、禁門の変では奮戦。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
林権助(はやし ごんすけ)[林安定]:風間杜夫
 …会津藩大砲奉行。西洋砲術を率先して学び、保守的な藩論を変えていく。
古川春英(ふるかわ しゅんえい):小市慢太郎
 …会津を出奔して大坂の適塾に入門。帰藩を許され、蘭学所の教授となる。
学校奉行添役:佐久間哲
会津藩学校奉行:永倉大輔
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。

▼志士たち
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに大砲隊の指揮を執って戦う。
吉田寅次郎(よしだ とらじろう)[吉田寅次郎→吉田松陰]:小栗旬(回想)
 …長州藩士。佐久間象山塾に学ぶ。後に長州で松下村塾を開く。
宮部鼎蔵(みやべ ていぞう):宮内敦士(回想)
 …熊本藩士。佐久間象山塾に学ぶ。攘夷派として活動するも池田屋事件で自刃。

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。
 
▼幕閣・諸侯・幕臣
井伊直弼(いい なおすけ):榎木孝明
 …近江彦根藩主。官職は掃部頭から大老。継嗣問題では紀州・徳川慶福を推す。
徳川斉昭(とくがわ なりあき):伊吹吾郎
 …水戸藩主(9代)。14代将軍に息子慶喜を擁して一橋派を形成するが敗れる。
松平春嶽(まつだいら しゅんがく):村上弘明
 …越前福井藩主。四賢侯の一人。継嗣問題では一橋派。
徳川慶恕(とくがわ よしくみ)[徳川慶恕→徳川慶勝]:金子賢
 …尾張藩主。松平容保は実兄(高須四兄弟)。尊王攘夷派。継嗣問題では一橋派。
徳川慶篤(とくがわ よしあつ):杉浦太陽
 …水戸藩主(10代)。斉昭の長男。一橋慶喜の兄。
勝麟太郎(かつ りんたろう)[勝麟太郎→勝海舟]:生瀬勝久
 …幕臣。佐久間象山とともに覚馬の洋学の師となる。

▼薩摩藩
島津斉彬(しまづ なりあきら):林与一
 …薩摩藩主(11代)。西郷隆盛ら幕末に活躍する人材を育てた名君。
西郷吉之助(さいごう きちのすけ)[西郷吉之助→西郷隆盛]:吉川晃司
 …薩摩藩お庭役。後に薩長同盟の成立や江戸無血開城に関わる「維新の三傑」。

▼朝廷
近衛忠煕(このえ ただひろ):若松武史
 …公卿。薩摩と関係が深く、篤姫は忠煕の養女となった後、将軍家定に嫁いだ。

▼その他
井伊直弼の家臣:羽生昭彦
井伊直弼の家臣:関野昌敏
茶坊主:岩田仁徳
茶坊主:三島ゆたか


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:杉山吉克
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2,3,4話)
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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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