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大河ドラマ 八重の桜 第2話

13,1,13 放映 NHK総合

大河ドラマ 八重の桜 第2話「やむにやまれぬ心」感想

先週スタートした『八重の桜』、報道もいろいろとされていました。視聴率
は21.4%とまずまず。福島地区は30.7%とさすがに高かったようです。
私はNHKが視聴率を気にする必要は無いとは思っていますが、大河、朝ドラ、
紅白は仕方がないかな、と(笑)。

八重の桜:初回視聴率21.4%の好発進にNHK会長は上機嫌==まんたんウェブ
http://mantan-web.jp/2013/01/10/20130110dog00m200037000c.html


大河の子役は何かと注目されますが、八重の幼少期を演じた7歳の鈴木梨央
ちゃんに出演オファーが殺到、と話題になっているそうです。

“チビ八重”鈴木梨央にオファー殺到==デイリースポーツonline
http://daily.co.jp/gossip/2013/01/12/0005663656.shtml


まあ全体的に好意的、好評な声の多い第1話だったんじゃ無いでしょうか。
勿論、異論・不満のある方もいらっしゃるとは思いますが、まだまだ始まっ
たばかりです。評価はこれからどうにでも変わるでしょう。



さて第2話、あまり大きな盛り上がりも無く地味な回でした。これも題材的
には仕方無いでしょう。地味ですがストーリー、演出、演技などの内容面は
特に大きな不満はなく、丁寧な作りの時代劇を楽しめたと思います。

あえていうなら、容保公と義姉・照姫のあたりがちょっとタルかったかなと。
あの3人兄弟の今後を描く上で、まずはじっくりと描きたかったのでしょう。
でも和歌とか出てくると、去年の忌まわしい記憶が(笑)。

稲森いずみは完全にお姫様モードで美しかった。まだ若いお姫様を41歳とは
見えない演じっぷり。照姫と、線の細い、どちらかというと武士というより
貴公子、といった方が似合うような容保公(綾野剛がこれまた適役!)との
シーンは文芸作品を観ている様です。
姉弟の関係ですが、殆ど恋愛に近い感情があるのでは、と思わせる二人でし
た。



主人公の八重ですが、好評のチビ八重が早くも退場。2話中盤で綾瀬はるか
の登場です。
龍馬でも江でも清盛もそうなんですが、主演の俳優が登場するのが早すぎる
様に思います。幼年期ーー少女期ーー青年期以降、と主役は3人に分けても
いいんじゃないでしょうか。

今年の大河で見ると、八重は1845年生まれ(兄は1828年生)。日米和親条約
や、吉田松陰・佐久間象山の入獄・蟄居が1854年、兄の覚馬が会津に帰参
したのが1856年ですから、11歳ぐらいの八重を綾瀬はるかは演じているこ
とになります。昔は大人として扱われるのが早かった、としてもです。これ
はやはり無理があるんじゃないでしょうか。

八重の弟、三郎は実際、3人で演じられています。是非、主役もスタート時
を7歳の子役が演じたなら、次に10代前半、中学生ぐらいの女優さんを持っ
て来て、その後に主演の綾瀬はるかとして欲しかったですね。


そんなチビ八重、綾瀬八重が今回、遂に砲術を学ぶことを許され、鉄砲を手
にしました。
なぜ、彼女はそんなにも銃を手にしたかったのか。

父は銃を持つことの意味を、生命を奪う道具であることを教え、反対する。
母は女子の役目を言い聞かせ、それでもやらねばならない訳があるのか問う。
明確に答えられないチビ八重。
本当に心の奥深くにある理由を八重自身も明確には分かっていない、答えら
れないんですね。まだ幼いから仕方がないこと。
ただ、的に向かう兄の大きな背中を思い浮かべる八重。

シンプルに考えれば、兄様に憧れて、ということでしょう。
尊敬する兄、憧れの兄の、鉄砲を手にして的に向かうその凛とした後ろ姿。
近付きたい。私もそうなりたい。

更に、成長した八重から考えを進めるなら、タイトルの「やむにやまれぬ」
に繋がるかと。

女子は仮名文字を覚えとけ、家の仕事をしろ……
海外渡航など御法度……
八重も覚馬も、そんな旧来からの取り決め、倣わし、制度を打ち破ろうとし
ます。二人とも、意識せずとも新時代に立とうとしている。

叶わぬことでも叶えたい。やむにやまれぬ思い。説明など出来ない。

女だから鉄砲は持つな、撃つな。
それでは納得出来なかったのが八重。

女としての幸せを望む父は、そのやむにやまれぬ思いを知りつつも、秘めた
る才覚を感じつつもなお悩む。

兄は。
黒船への憧れ。知識の探求。
自分自身にやむにやまれぬ心があるからこそ、八重の思いを理解する。


象山は寅次郎の、やむにやまれぬ心を思い、幕府の役人を叱咤する。
尚之助は覚馬の、やむにやまれぬ心に染まり、己の心に火をつける。
覚馬は八重の、やむにやまれぬ心を理解し、女の八重に鉄砲を渡す。


「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」
吉田寅次郎、後の吉田松陰が詠んだこの名言から来ているのでしょうね。
一つのキーワードで様々な人の思いを見せ、繋いでいく今回の脚本は地味で
はありましたが、観ているこちらの心にも届くものでした。



そんな地味な今回。一人鮮やかな奴がいた。
吉川西郷、羽織シュッ! カッコ良すぎ。あんた桂春団治か。

西郷さんは肉体的説得力がないとツライ。吉川晃司、長身でがっしりしては
いますが…。ちょっと違うような。も少し横幅のある人の方が似合いますね。

かなり強引でしたが、2人目の結婚相手となる新島七五三太、後の新島襄も
登場。七五三太と書いてシメタと読むのは難解ですね。これは「しめ縄」か
らきているそうです。今なら普通には「注連縄」です。「〆縄」と書くこと
もあるか。ですが「七五三縄」とも言うそうで、私も初めて知りました。
同志社OBならば常識かも。


決して華やかではありませんが、時代劇として、大河ドラマの序章として充
分に楽しめる出来で、こういうトーンで間違っていないと私は思います。

歴史とは勝者によって語られるものであり、敗者の視点や正当性は排除され
ます。佐幕派からの目線で描く本作品は、敗者の歴史を描く訳ですからある
意味、異色・貴重です。期待しています。




【 大河ドラマ 八重の桜 第2話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[山本八重→新島八重]:綾瀬はるか(幼少期:鈴木梨央)
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
 子供たちの教育には熱心で、会津藩士としての使命感も強い。
山本三郎(やまもと さぶろう):村山謙太(少年期)
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。   
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。

▼八重の友人・幼馴染み
高木時尾(たかぎ ときお):山岡愛姫(子役)
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
小出鉄之助(こいで てつのすけ):矢部光祐(子役)
 …会津藩士子弟。
竹村幸之進(たけむら ゆきのしん):笹原尚季(子役)
 …会津藩士子弟。
山川与七郎[山川与七郎→山川大蔵]:里村洋(子役)
 …国家老・山川家の長男。目障りな八重を女性として意識するようになる。

▼会津藩
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛(幼少時:山下哲平)
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
照姫(てるひめ):稲森いずみ(幼少時:清水彩花)
 …容保の義姉。義理の弟を献身的に世話する。
敏姫(としひめ):中西美帆
 …八代藩主・容敬の実娘。14歳で容保の正室となるが19歳の若さで死去。
山川兵衛(やまかわ ひょうえ):山本圭
 …会津藩家老。大蔵の祖父。常に松平容保の側に仕え、若き藩主を支えた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。
滝瀬(たきせ):筒井真理子
 …照姫の侍女。

▼志士たち
佐久間象山(さくま しょうざん):奥田瑛二
 …西洋学を極めた俊才。彼の開いた塾には俊英たちが思想を越えて集まった。
吉田寅次郎(よしだ とらじろう)[吉田寅次郎→吉田松陰]:小栗旬
 …長州藩士。佐久間象山塾に学ぶ。後に長州で松下村塾を開く。
西郷吉之助(さいごう きちのすけ)[西郷吉之助→西郷隆盛]:吉川晃司
 …薩摩藩お庭役。後に薩長同盟の成立や江戸無血開城に関わる「維新の三傑」。

▼幕閣・幕臣
勝麟太郎(かつ りんたろう)[勝麟太郎→勝海舟]:生瀬勝久
 …幕臣。佐久間象山とともに覚馬の洋学の師となる。
井戸対馬守(いど つしまのかみ):脇坂奎平
 …江戸北町奉行。米国使節応接掛を命ぜられ、日米和親条約の交渉に従事。

▼アメリカ合衆国
ペリー:スティーブン・アッシュトン
 …アメリカ合衆国東インド艦隊提督。

▼八重のパートナーとなる人物
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
 八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに大砲隊の指揮を執って戦う。
新島七五三太(しめた)[新島七五三太→新島襄]:小林海人(子役)
 …上州安中藩板倉家江戸屋敷に生まれる。劇中にて豚の写生を象山塾でしていた。
  洋学を学び、岩倉使節団に参加。帰国後、大学設立に奔走。八重と出会う。


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:大和谷豪
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2話)
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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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