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ドラマ 妖怪人間ベム 第10話(最終回)

'11,12,24放映  日本テレビ系列

ドラマ「妖怪人間ベム」第10話(最終話)
『さよならベム・ベラベロ…人間になれるのか!? 最後の大決闘!!』感想
最終回、とても良かったのではないでしょうか。原作のアニメ版を愛する方
も、納得の結末だったと思います。

アニメ版最終回とシチュエーションは違えど、やはり火事になった建物で炎
に包まれた妖怪人間の三人。
でも、
きっと。
三人は無事でいて、また正義の為に戦っているだろう。

そう思わせるエンディングは、決してハッピーエンドではありませんでした
が、このドラマに、あの妖怪人間たちに相応しいものだったと思います。


久しぶりに、とても愛おしくて、もう観れない=会えなくなるのが寂しいと
思わせる主要キャラたちでした。この最終回でも、写真を撮る時にド緊張の
三人とか、「プリントアウト」に知ったかのベムとか、コンサート会場で待
ち合わせるのに、両手でチケットをしっかり持って並んでいる三人の姿とか
が、もうたまりませんな(笑)。


夏目家や緒方家との交流が生まれたことで、人と触れ合うことの喜びを感じ
たベム・ベラ・ベロでしたが、判明した人間になる方法とは、悪の心を持つ
「名前の無い男」との融合により、悪の心を自らに取り入れること、でした。

しかしベムたちは、悪の心を持つことを拒否します。
それは、人間になることを諦めることを意味していた。

ずっとずっと、人間になることを望んでいたベムたちでしたが、自分たちが
悪の心を持つことを拒否し、悪の心につまずき、負けそうになった人々を救
い続ける道を選びました。
暗闇の中で、わずかでも道を照らし続ける月になろうと。

あんなにも三人は人間になりたがっていたのに。

善の心しか持たない、傷もすぐに治り、老いることの無い妖怪人間たちの方
が、生命体として優れているような気もしますが(笑)。
しかし、「名前の無い男」もまた、名前を呼ばれることを望み、人間になり
たがっていました。
イモータル=不死者、として生き続けることに、どこか絶望していたのかも
知れません。

死ぬ方法はある、と杖の使い道を教える下りは、当初、ちょっと後々の展開
の為のご都合主義に感じましたが、やはりあれは、どこかで死にたがってい
たんだ、と解釈した方がいいように思いました。

なりたいもの=人間になれないなら、このまま「名前の無い男」として生き
るよりも、死ぬ方を選びたい。
恐らく、どこかでそう思っていたのでしょう。

果たして胸に杖を突き刺され、薄れゆく意識の中で「ようやく死ねる…」と
つぶやく「名前の無い男」。
彼もまた、哀しき存在でした。

このシーンで、QUEENの「リヴ・フォーエヴァー」を思い出してしまいまし
た…(映画「ハイランダー 悪魔の戦士」のメインテーマ的な存在。"誰が永遠
に生きたいなどと願うだろうか…" 名曲!)。

炎に包まれる研究所。その中の三人が素晴らしい表情でした。


このドラマ、ベム・ベラ・ベロの三人のキャスティングが見事にマッチして
いましたね。ベム役の亀梨和也は、放映前の段階では「何だかなー」な印象
でしたが、1話を観て納得の配役。アニメ版とはまた違う繊細なベム、とい
うキャラクターを堂々と演じていました。
亀梨ベムに勝るとも劣らない熱演だったのが、ベラ役の杏。彼女の代表作に
なること間違いなし。目ん玉ひんむき、口を歪め、毒舌吐いて(笑)。しかし、
それでもどこか可愛らしくて美しくて。
公式プロフィールによると、杏は身長174cmということで、亀梨ベムよりも
杏ベラの方が大きいですね。その高身長が活かされた配役でした。


脚本もかなりいい出来だったと思います。アニメ版の無国籍な世界の物語を、
現代の日本に上手く持って来ていました。
オリジナルのアニメ版では妖怪、悪鬼、怨霊なども戦う相手として登場しま
したが、ドラマ版では「名前のない男」によって悪の心を解放された人間が
退治すべき対象となっています。
妖怪人間vs妖怪のバトルシーンを観たかった方もおられるかと思いますが、
方向性としては正しい選択ではないでしょうか。「人間性」を考えさせ、問
いかける上で、戦う相手も人間であった方がストーリーを持って行き易いで
しょうから。



今期は「家政婦のミタ」という化け物ドラマが、高視聴率を叩き出して話題
となりました。この「妖怪人間ベム」は最終回14.5%、全話平均で15.6%、
とミタさんにはかないませんが、最近のドラマとしては充分な成績だったと
思われます。内容も脚本、演出、音楽、演技において文句無しに高評価。
満足できるドラマでした。
スタッフ・キャストの皆様お疲れさまでした。



【妖怪人間ベム 最終話 主なキャスト】

ベム:亀梨和也(KAT-TUN) …人間になる方法を探し求め続けている。
ベラ:杏 …思ったことは口に出る、少々過激な性格だが温かい心を持っている。
ベロ:鈴木福 …すぐ単独行動に走り、事件に巻き込まれがち。

夏目章規:北村一輝 …刑事。心優しいがゆえ、職場ではバカにされがち。
夏目菜穂子:堀ちえみ …夏目刑事の妻。笑顔で家族を支えている。
夏目優以:杉咲花 …夏目刑事の娘。ベロにとってお姉さんの様な心優しい少女。
(幼少期:小西舞優)
夏目まこと:林遼威 …夏目刑事の息子、幼いときに他界。
緒方浩靖:あがた森魚 …生物学の大学教授。ベムと同じステッキを所持している。
緒方小春:石橋杏奈 …緒方の孫。祖父が飼うリスザルが苦手。
町村日出子:広田レオナ …緒方家の家政婦。
辻尚樹:永岡佑 …浅津警察署、夏目の後輩刑事。
名前の無い男:柄本明(特別出演) …ベムたちと同時に誕生した妖怪人間。


【スタッフ】
原作: アサツー ディ・ケイ
脚本: 西田征史
音楽: サキタハヂメ
主題歌:「BIRTH」 KAT-TUN
撮影: 迫 信博
シニアチーフクリエイター: 櫨山裕子
プロデューサー: 河野英裕/大倉寛子/原藤一輝(ジェイ・ストーム)/
        小泉 守(トータルメディアコミュニケーション)
演出:狩山俊輔(1,2,5,7,9,10話) 
   佐久間紀佳(3,4話)
   浅見真史(6,8話)
製作著作:日本テレビ
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【関連過去記事】
妖怪人間ベム 第1話 へ→



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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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