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佐野元春のザ・ソングライターズ サードシーズン Vol.1・Vol.2

'11/4/23,30 放映 NHK教育

佐野元春のザ・ソングライターズ  ゲスト山口隆(Vol.1・Vol.2)

「ホピュラー音楽のソングライターこそ、現代の詩人」
「ポップソングは時代の表現であり、時代を超えたポエトリー」

そんな佐野元春の言葉で始まる「ザ・ソングライターズ」。
サードシーズンが気が付いたら始まってました(笑)。
再放送だと思ってたら。

で、3rdシーズン1人目のゲストはサンボマスターの山口隆。
凄かったね。もう。
これは見応えありました。とくにPart2のワークショップ。
完成した詩を歌うところ、なんか伝説の誕生を目撃した様な(笑)。
いや、大げさではなく本当に素晴らしかった。

今シーズンでは文字起こしは断念してメモ程度に、と思っていたんですが、
始めたらメモとはいえないレベルに書き起こしてしもうた(苦笑)。
でも、かなり時間的にもしんどいので、書き起こしは今シーズンは断念する
つもりです。ご了承下さい。




リーディングは「だんだん」。

定型質問。
好きな言葉
 「ロックンロール」
嫌いな言葉
 「あー…もう終わった」
うんざりすること
 「決まっていること」
一番嬉しいこと
 「ライブやること」
他になりたかった職業
 「なるべく休みが多い仕事。それでバンドがやりたかったから(笑)」
女性から言われて嬉しい言葉
 「デートしない?」
死ぬ前に愛する人に残す伝言
 「…僕の持ってるレコードはちょっとはお金になるから、迷わず売ってくれ」


 「ロックンロールの教科書になってることをやめようと思った。ロックの十何
 ページを見たら『反抗』て書いてて、ロックの四十何ページを見たら『もう誰
 も信じない』て書いてあったりとか、ロックの最後の方見たら『実は俺も孤独
 だった』て書いてて、なんだこれって。そういうのもうヤメようと思った」
 
 「ここに来てる皆の思ってる事とスタンドバイするって言うか、皆の夜に忍び
 込むことをやりたいって言うか。それがロックンロールだと思ってるんです」
 
 「いろんな時代があった。"NO FUTURE!” って言って、そうだとも!とコブシ
 を挙げる時代もあったし。でも今 ”NO FUTURE” て言われてコブシを挙げます
 か?イヤイヤイヤって。俺そんなこと絶対歌わねえぞって思うんですよ。何で
 皆が悲しむことロックンロールで歌わなきゃいけないのって」
 

バンドの二人に曲を持って行く時は歌詞はまだ完成していない。ドラムとベース
があるから、この歌詞が出てくる。ソングライティングとはそういうことだ、と
思っている。


 「言葉が繊細になればなるほど、繊細なコード進行になる。ありがちですよね。
 そこをあえてロックンロールでやるにはコツがいると思うんですけど」
その通りですね。
 「逆に聞きたいんですけど、どうやってるんですか?」
悲しい、という表現を悲しくさせない様に気をつけます。
 「あーー…これは…」
一つのメソッドですね。
 「いーこと聞いたなあ…」
そして怒りの言葉は、怒ってないかのように、メロディを持ってくる。
 「つーことはですよ?だから、そう聞こえるんだな。つまりどういうことかっ
 て言うと、いま僕、佐野さんに言葉だけを言いましたよね。違うんですよね。
 音と一緒に作るから。…やっぱりこの歌詞を何層も後ろから音でバックアップ
 してるから」
その通りです。
 「なるほど…」


人生を肯定的に捉える歌が多い。人って素晴らしいものだと。サンボマスターの
メッセージはそう単純に受け取っていいのか?という佐野の問いに、もうここか
ら一、二年は是非そのように受け取って欲しい、ときにこの時期は。と山口。


同じ曲の中で、アナタとキミが混在していることがありますが、これは意図して
いるものなんですか?

 「僕、昔よく怒られたのは、なんで同じ歌詞で『俺』って言って途中で『僕』
 って言い換えるんだ、作詩以前の問題だぞって言われて(笑)。
 「歌ってるときに、途中で気持ちが変わる訳じゃないですか。
 「アナタって言う時は暖かい時がいいですね。キミって言う時はすぐ近くに、
 近づけたいときに言いますね。君の方がスピードが早い」
曲が始まってから終わりに至るまで、気持ちが変化してるんだから、キミという
距離感であってもいいし、アナタという距離感でもいいじゃないか。そういう事
ですね?

 「そうです。歌っていうのは、歌い始めと終わりのところで、これソングライ
 ティングに関して言えば、同じ位置に立つことってまず無いんですよ。君はな
 ぜ泣いてるの?と聞いて、また君と二度使いすれば、何も言えてないのかって。
 位置が一緒になっちゃう。歌の中で強くなれてないぞ。だからそこで、あなた
 って使いたいんですね」



ワークショップ。

大震災、原発事故を踏まえて、
言葉や音楽は、今この状況をどう乗り越えて行くのか?
をテーマに学生たちは四行詩を書く。
佐野と山口がセレクトし、ひとつの詩にする。
選ばれた6つの詩。

その1
  君から鼻歌が流れ出るまで 
  震える身体を抱きしめさせて
  君とハミングできるまで 
  震える魂で歌わせて


その2
  僕たちは笑うんだよ
  僕たちは泣くんだよ
  僕たちは食べるんだよ
  僕たちは生きるんだよ

山口絶賛。
「もう食うしかねえし、生きるしかないんでしょ?好きだなあオレ…」

その3
  生まれてから 一度もしたことがないようなことをしようと思った
  生まれて初めて 祈りの為に目を閉じた
  耳をすませて聞こえて来た 音は小さいけれど 
  皆の前向きな声が聞こえた


その4
  テレビで流れる映像 
  もう見たくない 
  もううんざりだ
  もっと夢見心地で生きていたい

「他のところだったら、コレは君の感想だね、って言われて終わると思うんだ。
だけど君の言葉は、僕エラそうに言えば本気の感想だから。これもう音楽として
言えばとってもスピードが速いんだよね。とってもいいと思う」

その5
  太陽から出る光の様に
  木々が創り出す空気の様に
  人から出る言葉の音楽
  見えないもの今こそ共に感じ合おう


その6
  手を繋ぐだけじゃ何にもならない
  暖かい空気はもううんざりだ
  とにかく走り出したい気分なんだ
  僕らの世界をどうするの


「この詩がいいか悪いかってのは全然ないんですよ。僕が聞きたかったのは貴方
の本音、ここに全部出てますか、って。ここの六人の人に」


以上6作品を組み合わせてひとつの詩を創れないか、とシュミレーションしてみ
ました、と佐野が発表。

まず1行目。曲を書く上で1行目はとても大事。世界観、自分はこう思っている
んだという意思表明を1行目に出す。

そのフックに続いてのラインが2行目、3行目。

そしてサビ、コーラスに入る。

インストが入って詩に戻る。

再度コーラスに突入。

そしてコーダ、後奏に入るけれど、ここでサンボマスターの特徴である連呼、
リピートに入る。

山口、バンドメンバーの近藤、木内と約30分、皆の前で曲作り。

そこでサンボマスターとしてこの出来たばかりの歌を披露。


歌われたのは以下の詩。


 もう 見たくないよ もう うんざりさ
 君とハミングできるまで 震える魂で歌わせて
 祈りのために 目を閉じた
 祈りのために 目を閉じたんだぜ
 僕たちは歌うんだよ
 僕たちは泣くんだよ
 僕たちは食べるんだよ
 僕たちは生きていくんだぜ
 生きていくんだぜ 生きていくんだぜ 生きていくんだぜ


 人から わき出る言葉と音楽が
 とにかく今は走りたい 走りたい気分だぜ!
 僕たちは歌うんだよ
 僕たちは泣くんだよ
 僕たちは食べるんだよ
 僕たちは生きていくんだぜ
 生きていくんだぜ 生きていくんだぜ 生きていくんだぜ

 僕らの世界をどうするの?
 僕らの世界をどうするの?
 僕らの世界をどうするの?
 僕らの世界をどうするの・・・・・・

 

山口熱唱。最後の「僕らの~」連呼では佐野を強引に招き入れ、ともに叫ぶ。
演奏後、場内拍手喝采。中には泣いてる女性も。



学生からの質問。

佐野から、学生にサンボマスターのどこが好きですか?という問いに、ある女子
学生が立ち上がり答える。
学生「自分が暗くなる時、サンボマスターの歌と山口さんの詩が引きずり上げて
   くれるんですよ。で、この間の地震の時も、それを心の支えに……聞いた
   ので……(学生、胸が一杯になり、こみ上げる涙を抑えている)
 「…だーいじょうぶ、大丈夫。…(後ろを振り返ってバンドのドラム木内に)
 木内!お前バカ野郎、謝れ!(場内笑)」
学生「すごい自分がマイナス思考なんですけど。そんなとき(拳を振り上げて)
   こうなるのがあって、ワァーっと』
自分とは違った視点をサンボマスターは見せてくれる、という感じですか?
学生「そうですね」
 「あなた名前なんていうの?…あゆみちゃん?やっぱり…これあゆみちゃんの
 せいじゃないんだよな、これ。…とにかくね、世の中ね、あゆみちゃんを闇に
 引きずる様に出来てんだよ、これなあ。だからね、自分を責めちゃいかんとい
 う……(その言葉に学生泣き出し)…木内!お前!(学生・場内笑)。
 だからさ、お互いがんばろうよ、ってもんだな。…がんばりましょうよ。」
学生「ありがとうございます」


その他山口のコメント   
 「バイトも受かんなかった。1分間好きなこと言っていい、って言われて何を
 したらいいかわかんねえからリンダリンダリンダでっかい声で歌った。案の定
 落とされたんだから」
 
 「ロックで出来ることって、よく分かんねえですけど、近ちゃんと木内で思っ
 たことは「日本中の闇、喰い尽くしてやろうか」って。
 なんかもー、不安のグルグルがさ、君たちを捕えてさ。喰い尽くしてやろうと
 思ってんだよ、爆音で。だから、な。やるからさ、一緒に騒ご。それしかねえ、
 こうなったら」
 


ちょっと太った春風亭昇太が話している様な(笑)、面白くて話術もあり、ファン
を大切にしてるなあ、と感じさせる方でした。

確かに、今こそサンボマスターのような前向きで元気のでるメッセンジャー
が必要な時期なのではと思います。
本当に見応えのあるプログラムでした。

2人目のゲストはKREVA、3人目は曽我部恵一だそうです。

「佐野元春のザ・ソングライターズ 3rdシーズン」
NHK教育 毎週土曜 夜11:00-11:30 (再放送は翌週の土曜 昼11:00-11:30)


(追記:2011,5,4に開催されたロックフェス「Japan Jam 2011」で、佐野
元春がサンボマスターと共演したそうです。この「Japan Jam 2011」は出
演アーティストがゲストを指名し、ステージ上で共演するという「ジャム」
をコンセプトにしたフェスティバルで、サンボマスターのライブにゲストと
して佐野元春が参加しました。

サンボマスター (JAPAN JAM 2011クイックレポート):ロッキング・オン

上記公式サイトにて当日の模様がレポートされています。:以上追記)



← 2ndシーズン Vol.11・Vol.12 ゲスト:山口一郎(サカナクション)へ
3rdシーズン Vol.3・Vol.4 ゲスト:KREVA へ →



テーマ:番組紹介 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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