TATEVISION

tateの観た映像、読んだ本、思った事、、、

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東日本大震災が映画業界に与えた影響

今日からテレビ東京系列にて放映開始の「24 TWENTY FOUR シーズン5」
ですが、本来はファイナル・シーズンが放映される予定でした。
ですがファイナル・シーズンでは、核兵器テロやら放射線被曝やらが描写さ
れますので、さすがに時期的に好ましくないと差し替えられた様です。

このように、今回の大震災ではテレビや映画関係にも様々な影響を与えてい
ます。ここで公開や製作に影響を受けた映画作品についてまとめてみました。



【 公開延期・中止となった映画 】

◎午前十時の映画祭
関東以北19劇場での上映休止 → 4/16上映再開
 この映画祭は、往年の名作を50本セレクト、一本のフィルムを一週間単位で
 上映し、順に次の上映劇場へ移送することで成立している関係で、この度の
 大震災の影響による劇場の損傷、電力供給不安、物流不安定等の事情から、
 やむなく19の劇場で一時上映を休止せざるを得ない状況でした。
 4月16日から(1館のみ5月中旬から)上映を再開できるそうです。
 休止により上映出来なかった作品は、この映画祭の会期終了後、来年1/21
 よりリカバリー上映する予定とのこと。
 
「午前十時の映画祭」休止19劇場の上映が再開:映画.com
http://eiga.com/news/20110403/2/



◎「ヒアアフター」
公開中 → 公開中止
 クリント・イーストウッド監督の新作として、2/19から公開されていました
 が、3/14限りで上映が中止されました。ヒロインが東南アジアで津波に飲み
 込まれ、臨死体験をするシーンがあるのが中止理由。
 なお、3/15に全米で発売された同作のDVDから収益の一部が被災者への義援
 金として寄付されることが、発売元のワーナー・ブラザース・ホーム・エン
 ターテイメント・グループより発表されています。



◎「唐山大地震 想い続けた32年」
3/26公開予定 → 公開延期
 本作はパニック映画ではありませんが、1976年に中国で実際に起こった大震
 災を題材としており、配給元の松竹は「家族の絆と心の復興を描いたドラマ
 だが、映画の中で描かれる唐山大地震と四川大地震の地震を再現したシーン
 や被災者の救出シーンなどの描写が時節柄、ふさわしくない」と判断しまし
 た。新たな公開時期は未定です。



◎「ザ・ライト エクソシストの真実」
3/19公開予定 → 公開延期 → 4/9公開
 今なおバチカンに実在するエクソシスト"悪魔払い"を扱った作品。
 内容面と、物理面(交通事情、ガソリン不足などで運送会社の業務が困難な
 状況にあることにより、各地劇場へのプリント配達が難しい)が延期の理由。



◎「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
4/1公開予定 → 公開延期 → 10月公開へ
 アメリカ・ロサンゼルスを襲撃してきたエイリアンの侵略に立ち向かう海兵
 隊員たちの活躍を描くSFアクション。
 市街地の激しい破壊シーンがあることが延期された理由のようです。



◎「サンクタム」
4/22公開予定 → 公開延期
 ジェームズ・キャメロンが製作に入った3D映画。海底洞窟(サンクタム)から
 の脱出を図るサバイバルアクション。
 水難事故の描写が相応しくないと判断された。



◎「カウントダウンZERO」
4/16公開予定 → 公開延期
 核兵器を題材にしたドキュメンタリー映画。
 当初、2010年11月3日に日本公開予定だったが、公開スケジュールの都合で
 今年4月16日に初日を移行しており、今回で2度目の延期となった。



◎「4デイズ」
4/9公開予定 → 公開延期
 尋問のエキスパート、FBI捜査官、テロリストという立場の異なる3人の緊迫
 した心理戦を描くサスペンス。
 アメリカ国内3ヶ所に核爆弾が仕掛けられた、という内容、尋問の際に行わ
 れる拷問が段々エスカレートしていくショッキングな描写、などが時期的に
 相応しくないと判断されました。「アメリカでカットされた衝撃のラスト、
 世界初公開」ということで米国版より過激なラストだったようです。



◎「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」
5/21公開予定 → 6/11公開
 「東北地方太平洋沖地震の影響に伴う製作スケジュールの遅れの為」という
 ことです。ロケ予定地に被災地が含まれていたのでしょうか?3月末時点で
 クランクアップしているとのこと。



◎「父の初七日」
6/4公開予定 → 公開延期
 父の死から葬儀までの喧騒の7日間を優しさとユーモアで描いた台湾映画。
 お葬式という「大切な人との別れ」を題材にしており、被災者の感情に配慮。



◎ジャッカス3D
3/26公開予定 → 公開延期 →5/6公開
 延期の理由は不明ですが、馬鹿げた事にひたすら挑戦して行くおバカ映画で
 すから、「自粛」したと思われます。



◎「かぞくはじめました」
3/26公開予定 → 公開中止
 理由として「一部地区、一部劇場において計画停電の実施、公共交通機関の
 状況により、営業時間の変更又は休業になる可能性がある為」となっており
 ます。



◎「ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦」
4/2公開予定 → 公開中止
 上記「かぞく~」と同じ理由。ともにワーナーブラザーズ配給作品。



◎「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
4/9公開予定 → 7/16公開
 ストリート・アーティストBANKSYの初監督作。
 延期理由は内容面ではなく、上映予定の「東京都写真美術館」が節電のため
 夜の上映が無くなるからで、スケジュール調整により渋谷シネマライズ他に
 てロードショー公開とのこと。



◎「Xi AVANT-クロッシイ・アバン-」
4/2公開予定 → 4/9公開
 3/26より公開されているアニメ「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY
 3D」と同時上映される約3分30秒の短編アニメ。
 作業の追い込み段階でスタッフ陣は交通機関の乱れや計画停電などの影響を
 受け、公開日の変更となった。



◎「ナナとカオル」
3/12公開予定 → 3/19~25公開
 状況確認が必要と判断され、延期。2週間ほどレイトショーの予定だったが
 1週間、時間を繰り上げて公開。
 


◎「エクレール・お菓子放浪記」
4/23宮城県先行公開 → 中止、東京以西は予定通り5/21より順次公開。
 戦時中、お菓子に憧れる孤児の少年が人々と触れ合い、生き抜く物語。
 昨年10月に石巻市などでロケが行われた。
 「震災前の石巻の風景とこの映画作りを支えた宮城県民の皆さんの心をスク
 リーンを通して大勢の方に届けるために、東京以西はこれまでの公開方針を
 変更せずに上映への取り組みを進めます。」とのこと。
 映画に関わったボランティアスタッフの安否を心配しながらも、スタッフの
 方々は公開に向けて奮闘されています。

 ちなみに近藤明男監督は前作「ふみ子の海」で新潟県柏崎市ほか各地でロケ、
 完成後に新潟県中越沖地震が発生し、ロケ地が被災している。再度の過酷な
 試練ですが、生み出された作品が多くの人に愛される様、応援したいです。

石巻でロケ、復興重なる映画東京で試写会:日テレNEWS24
http://news24.jp/entertainment/news/1616898.html
笑顔だった石巻…いつかロケ地で上映を:日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp1-20110409-758701.html



◎「つるしびな」
5/7公開 → 公開中止
 監督は、本作品がデビュー作となる大和優雅。インディペンデント作品だが
 宮城県涌谷町ほか周辺地域にて撮影が行われ、宮城県シネマ・リオーネ古川
 にて劇場公開される予定だったが被災、劇場の復旧のめどが立たず公開中止。




なお、被災して営業休止中の映画館に関する情報は以下のサイトで。

営業休止中の映画館 再開についての最新情報まとめ@ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/news/0/42314/





【 製作延期・中止になった映画 】

◎「アウトレイジ2」 今秋公開予定
 北野武監督「アウトレイジ」の続編。
 たけし自身がテレビで語っていましたね。4月にクランクインの予定でした
 が無期限延期だそうです。



◎「Avatar2(原題)」 2014年公開予定
 ジェームズ・キャメロン監督の米映画「アバター」の続編。
 日本の南東に位置する世界最深のマリアナ海溝での撮影を予定していたが、
 余震、津波の可能性から安全面に不安があるとして撮影延期、もしくは断念
 することになるとのこと。水面下のパンドラの世界を描くために撮影しよう
 としていたそうですが、新たな撮影スケジュールは未定。
 


◎「The Wolverine(原題)」 2012年公開予定
 アメコミ映画『X-MEN』シリーズ最新作。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」
 の続編にあたる。
 今春からニューヨークと日本での撮影が予定されていたが、震災による被害
 の影響により、撮影延期となる様子。また、ダーレン・アロノフスキー監督
 が長期間の外国での撮影で家族と離れるのは嫌、と降板したことも撮影スケ
 ジュールに影響を与える模様。



◎「Pacific Rim」(原題)
 「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督最新作。
 うわさでは日本を舞台にした巨大怪獣とロボットとのバトルもの、というこ
 とでかなり楽しみな作品でしたが・・・
 巨大モンスターが日本を襲い、街を破壊するシーンについて脚本のリライト
 が検討されているそうです。
 

震災の影響で「アバター2」、「ウルヴァリン2」等話題作が撮影延期へ:TimeWarp
http://www.timewarp.jp/movie/2011/03/25/33441/





【 その他 】

◎タイトル変更
「身元不明」→「アンノウン」に
 リーアム・ニーソン主演のサスペンス映画。5/7公開。


◎一部シーン削除
「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花」
3/19公開
 津波のシーンが「災害を連想させる」として、削除して上映された。


◎急遽公開が早まる
「100000年後の安全」
 フィンランドにて原子力発電所から生まれる放射性廃棄物を追ったドキュメ
 ンタリー映画。
 今秋公開の予定だったが、4/2から渋谷アップリンクにて緊急公開。さらに
 拡大上映されることに。
 
「100,000年後の安全」公式サイト
http://www.uplink.co.jp/100000/



◎スタッフ内への波紋
キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画『47RONIN』のスタッフにも震災の
影響で「今のままでいいのか?」と議論が始まっているとか。

ハリウッド大作映画『47RONIN』のスタッフが「日本のために」経費削減
:楽天woman
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=cyzowoman_04Apr2011_12814

==================================


また、被災した劇場もありますし、今後の観客動員数、収益にもかなり影響
は出ると思われます。東北方面でのロケも難しいでしょうし、計画停電は実
施しないとなりましたが、節電の流れの中、スタジオの夜間使用にも影響が
出るかも知れません。震災を思い起こさせる脚本は書き直しとなるでしょう。
今後も様々な形で映像業界にも余波は続くのは間違いありません。



思い起こせば、3/12に放映予定だった「ゴールデンスランバー」も仙台が舞
台とのことで、「県庁の星」に差し替えが発表され、結局は報道特番で流れ
ましたね。

被災地が舞台の映画は、しばらくはテレビ放映が自粛されるのでしょうか…。
伊坂幸太郎原作で映画化されたものでは、他にも「重力ピエロ」「アヒルと
鴨のコインロッカー」も仙台が舞台ですし、「ガメラ2レギオン襲来」では
仙台が壊滅してしまうから封印ものかも知れません。

他にも「ディープ・インパクト」「K-19」「2012」「日本沈没 」「地震列
島」黒澤明の「夢」などなど、地震や津波、核汚染を扱った映画はしばらく
テレビ放映は無理でしょう。

でも、こういった作品は観たい人はレンタルするなどして観る事は可能です。
問題は上映が中止された作品や製作中止になった作品です。

勿論、被災された方々に対する配慮は絶対に必要です。しかしながら、一本
の映画作品にも多くのキャスト・スタッフが関わっています。中にはその作
品に人生を懸けた人もいるかも知れません。ですから、公開されること無く
葬り去られるような事態にならないで欲しい。何らかの形で、公開される場
を与えて欲しい。映画を愛する者として強く願います。




テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tatevision.blog34.fc2.com/tb.php/351-e1c15baf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。