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龍馬伝 第42話

'10,10,17放送  NHK総合

大河ドラマ『龍馬伝』 第42話「いろは丸事件」感想
♪~今日を始めと乗り出す船は 稽古始めのいろは丸
♪~船を沈めたそのつぐないは 金をとらずに国をとる
♪~はあ よさこい よさこい
♪~国を取って ミカンを食らう
♪~よさこい よさこい 晩に来い~♪

策士よのぉ、龍馬。。。

今回、とてもテンポが良くて所々はドキュメンタリーを思わせる演出。大変
楽しく鑑賞致しました。分かり易いし(笑)。

龍馬、弥太郎が交渉術に長けている人物であることが、実に上手く描かれて
いましたね。薩長をまとめ上げた龍馬、後に経済界の大人物となる弥太郎。
彼らに対してはネジらず控えめに襟巻きしてた中尾彬・紀州藩勘定奉行も敵
ではありません。

天下の御三家・紀州五十五万石に勝つ為に、まず民衆を味方につけるという
アイデアが凄いなあ、と。史実でも龍馬は長崎で紀州藩を揶揄する歌を流行
らせ、詳細を知らない民衆にも取りあえず紀州藩が悪い、というイメージを
作り上げました。
そういや丁度、どこかで日本料理店や日系企業を暴徒に襲わせた国がありま
すな(笑)。優秀なアジテーターがいたなら大衆は簡単に納得し易い世論を作
り上げてしまうのはいつでもどこでも同じ様です。


さらに龍馬、海援隊vs紀州藩から土佐藩vs紀州藩、さらには土佐藩vs幕府と
いう図式を作り上げます。持ちうる人的ネットワークはフル活用する。お見
事です。後藤象二郎も腰を上げざるを得ない状況となりました。

紀州藩にとっても土佐藩参政が参加するのは意外であり、さぞプレッシャー
となったことでしょう。

そして決めの一手は万国公法と英国海軍提督。国際ルールブックとジャッジ
を用意し、紀州徳川家にとって都合のいい長崎奉行の裁定を阻む。
完璧です。紀州藩、詰みました。

長州の三吉さんに遺書まで送り、不退転の決意で臨んだ龍馬の作戦勝ちです。



史実では、交渉にイギリス海軍提督が加わるという話が出た時点で紀州藩は
ギブアップし、薩摩藩の五代才助に調停を頼んでいます。提督は出番はあり
ませんでした。賠償金8万3千両も後日再交渉され、実際は7万両が支払われ
ました。

また、この事件においてはもし厳密に海事裁判が行われたら龍馬たちは勝て
たかどうか、実は怪しいようです。
明治の世になって明光丸艦長が「いろは丸のブーフランプ(舷灯)が点いてい
なかったのは本当だった」と証言しており、事故直後の状況記録などからも
いろは丸に非がある可能性が高いそうです。
また、龍馬はミニエー銃や金塊を積んでいたとして賠償金を要求しましたが、
近年行われた海底調査の結果、いろは丸にそのような積み荷はなかった模様。
もっとも、事故発生から沈没に至るまでの間に沈没を防ごうと、重量物の荷
を廃棄したのかも知れません。

リーフレット京都 No.216「坂本龍馬の「いろは丸」」
(いろは丸・第4次調査について紹介したPDFファイル)
http://www.kyoto-arc.or.jp/leaflet/216.pdf

いろは丸事件、積み荷の銃は龍馬のはったり?:MSN産経ニュース08,4,12
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/hiroshima/080412/hrs0804120310000-n1.htm




ドラマでは龍馬をより良く見せるためなのでしょうが、海援隊隊士がやたら
とわめくこと(関西弁で言う「やから」な状態です…)、ネジネジ中尾が超
どアップすぎて毛穴見え過ぎなこと、そのあたりちょっと気にはなりました
が、概ね楽しめました。

今回は梶原登城演出。この人の担当回は結構当たりが多いように思います。
もっと担当して欲しかったかな。

ただし。
最後のチャンバラ。あれはいかがなものかと。

龍馬伝の殺陣は、なかなか気合いの入ったものをこれまで見せてくれてまし
たが、今回はいかにもチャンバラな感じで興ざめでした。

「龍馬伝」での龍馬暗殺の黒幕候補に紀州藩をエントリーさせる為の導入で
しょうが、あそこだけおざなりというか、安易な撮り方をしちゃったように
思えます。時間無かったの?



次回「船中八策」。
薩土盟約の締結。そして龍馬には倒幕のその先の、大いなるビジョンがある。


==龍馬伝 キャスト==

坂本龍馬:福山雅治
 …坂本家次男。幕末の激動期を駆け抜けた志士。

【坂本家】
高松太郎(たかまつ たろう)[坂本 直(さかもと なお)]:川岡大次郎
 …龍馬の甥。勝塾に学ぶが、勤王党弾圧後に脱藩。維新後は龍馬の家督を継ぐ。

【岩崎家】
岩崎弥太郎(いわさき やたろう)・語り:香川照之
 …土佐藩の地下浪人。藩の商務組織・土佐商会主任となり海援隊の経理も担当。

【土佐藩主・上士】
山内容堂(やまうち ようどう)[豊信→容堂]:近藤正臣
 …土佐藩15代藩主。龍馬の策を受け入れ、徳川慶喜に大政奉還を建白した。
後藤象二郎(ごとう しょうじろう):青木崇高
 …勤王党を弾圧。龍馬の大政奉還策を山内容堂に進言し、同策の実現に寄与。
寺村左膳(てらむら さぜん)[寺村 道成]:浦野REN
 …参政として薩土盟約の締結に関与。土佐藩の大政奉還建白書に連署した一人。
 
【土佐藩下士】
沢村惣之丞(さわむら そうのじょう):要潤
 …浪人の息子。龍馬と行動をともにし、亀山社中、海援隊に参加。
千屋寅之助(ちや とらのすけ)[菅野 覚兵衛(すがの かくべい)]:是近敦之
 …勤王党に加盟、勝塾にて学ぶ。亀山社中に参加。妻の起美はお龍の妹。
中島作太郎(なかじま さくたろう):谷口翔太
 …脱藩し土佐勤王党、海援隊に参加する。維新後、初代衆議院議長に就任。
新宮馬之助(しんぐう うまのすけ):松村良太
 …河田小龍に学ぶ。江戸遊学中に龍馬と出会い勝海舟に師事。亀山社中に参加。

【その他武士】
陸奥陽之助(むつ ようのすけ)[→陸奥宗光]:平岡祐太
 …紀州の脱藩浪士。海軍操練所で龍馬と出会い海援隊に加わる。維新後も活躍。
井上将作(いのうえ しょうさく):岡本信人
 …大洲藩士。
大洲藩士:大森嘉之
 
【薩摩藩】
西郷隆盛(さいごう たかもり)[西郷吉之介]:高橋克実
 …軍賦役。「維新の三傑」の一人。薩長同盟の成立や王政復古に成功。
 
【長州藩】
桂小五郎(かつら こごろう)[→木戸貫治→木戸孝允]:谷原章介
 …尊王攘夷派の中心人物。江戸練兵館塾頭。龍馬の仲介により薩長同盟を結ぶ
三吉慎蔵(みよし しんぞう):筧利夫
 …宝蔵院流槍術の達人。寺田屋事件で龍馬と同宿、応戦し龍馬を救った。

【紀州藩】
茂田一次郎(しげた かずじろう):中尾彬
 …紀州藩勘定奉行。
岡本覚十郎(おかもと かくじゅうろう):斎藤歩
 …紀州藩士。明光丸の仕入手代、又は船長代理として海援隊との交渉に参加。
高柳楠之助(たかやなぎ くすのすけ):福井晋
 …明光丸艦長。
福田熊輔:土平ドンペイ
長尾元右衛門(ながお もとえもん):中山峻
中谷秀助(なかたに しゅうすけ):寺井文孝

【長州の人々】
楢崎龍(ならさき りょう)[お龍]:真木よう子
 …龍馬の妻。長州の豪商・伊藤助太夫に預けられている。

【長崎の人々】
元(もと):蒼井優
 …丸山の料亭・引田屋の芸妓。龍馬の馴染みとなる。
小曽根乾堂(こぞね けんどう):本田博太郎
 …貿易商。亀山社中のスポンサーとなる。芸術に造形深く篆刻家としても有名。
小曽根英四郎(こぞね えいしろう):杉山彦々
 …小曽根乾堂の弟。海援隊にも参加した。
大浦慶(おおうら けい):余貴美子
 …商人。日本茶の輸出貿易の先駆者。
引田屋の女将:山村美智
幇間:悠玄亭玉八
商人:春日井順三

【その他】
枡屋主人:河田義市
 …鞆の浦で海援隊が宿泊した家の主人。

【外国勢】
トーマス・ブレーク・グラバー:ティム・ウェラード
 …英国の商人。長崎でグラバー商会を設立。討幕派を支援、亀山社中とも取引。
ヘンリー・ケッペル:マーク・マードック
 …イギリス海軍提督


川邊左右夫:石井洋祐


==スタッフ==
作:福田靖
音楽:佐藤直紀
制作統括:鈴木圭、岩谷可奈子
プロデューサー:土屋勝裕
演出:梶原登城(17,19,24,32,37,42話担当)
   大友啓史(1,2,4,9,13,15,16,20,22,27,28,29,33,36,39,41話担当)
   渡辺一貴(7,8,11,12,14,18,21,25,26,30,35,38,40話担当)
   真鍋 斎(3,5,6,10,23.34話担当)
   福岡利武(31話担当)
   松園武大(40話担当)
 ※40話は渡辺・松園2名共同演出
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テーマ:龍馬伝 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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