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龍馬伝 第40話

'10,10,3放送  NHK総合

大河ドラマ『龍馬伝』 第40話「清風亭の対決」感想
うん。龍馬伝はやれば出来る子です。

今回は本当に良かったですねー。堪能致しました。これぞ「大河ドラマ」を
観たって感じ(笑)。毎回これぐらいのレベルだったならばいいのに。ね。

何といっても清風亭会談のシーンが緊迫感があって素晴らしかったです。
嗚呼、薩長同盟のシーンもこれぐらいの緊迫感があればなあ・・・
しつこいね(笑)。

あの会談シーンは18分にわたって長廻し、何台ものカメラで同時撮影された
ものだそうです。一気に撮影したからこそ、あの密度の濃い息詰まる状況が
生み出せたのでしょう。確かにカメラアングルが人が被りすぎてベストな位
置とは言えないショットもありましたし、何度もブレていました。しかし、
それさえも臨場感が増す効果となっています。お見事です。
本当なら、あんな風に抜刀して刃と刃が触れ合うような状態はありえないで
しょうが、ドラマ的に緊張を高める演出としてはよかったと思います。


後藤象二郎役の青木崇高という俳優さん、この役の為に10キロ体重増やした
そうで、後藤のヒールっぷりも素晴らしいですね。憎たらしいったらありゃ
しない(笑)。
威圧感ある眼力。相乗効果を与えるモミアゲ。そこだけ爽やかな白い歯(笑)。
ヒールが魅力あれば、善玉も一層魅力が増してくる良い例だったと思います。
下心満載で過去を水に流す気は毛頭ないが、まずは龍馬と手を結んだ後藤。
今後の彼の動きにも注目です。

シェイクハンドの直前、龍馬が涙を流していました。右目だけだったように
見えて「あれ涙だよな。なぜに?」と一瞬混乱してしまったのですが、やは
りあれは半平太たちを思い出しての涙だ、と感じました。それで合ってます
よね?

上士と下士が手を結ぶ。土佐が一つになる。その瞬間を迎え、今まで死んで
いった仲間・友の顔が脳裏に浮かんできて・・・
そういった感傷からの涙ではないでしょうか。過去、第1部や2部で上士と
下士の間にある深い溝を描いてきたのがここで活きました。


弥太郎も相変わらずよいキャラ。一触即発の状態で必死に龍馬を切らせまい
と上士たちを抑えているのに、会談が大成功となり爽快に笑う龍馬を見つめ
る視線は憎しみがこもっています。まさに愛憎相半ばする、といった感情で
しょうか。

龍馬を探して長崎を駆け回るシーンもテンポのいいカット割りで魅せてくれ
ました。小曽根さんとこではオウムに笑われ、大浦さんとこではイライラし
て麻雀牌をグシャグシャする弥太郎が愉快すぎます。

会談前の料亭シーンもよく出来たシーンでした。
ボヤき苛立つ弥太郎が障子のそばに立つ。
見事なタイミングでヒョコッと顔を出す龍馬。
「やたろー」「おう」返事しといて二度見でひっくり返る弥太郎。
観ていて大笑いしました。龍馬の弥太郎への優しい視線は昔と全然変わって
いないですね。お元もやはり良かったです。ニコやかに弥太郎と会話してた
かと思えば、急にやさぐれモード突入。龍馬登場に目が点。上手いよなあ。

弥太郎とお元って、どこか似た者同士な感じがします。だからこそ、弥太郎
はグチを言いまくることが出来て、お元はスッと自らの暗い過去を口に出す
ことが出来たのでは。鼻がくっ付きそうな会話シーンもそんな関係を表して
いますね。
弥太郎、変な気起こすなよ(笑)。土佐の奥さん忘れるな!


今回描かれた清風亭会談は慶応三年(1867)1月12日に行われました。この
会談により、龍馬は脱藩を赦免され、亀山社中を土佐藩の下で海援隊となり、
そして土佐藩が薩長と結びつくことになります。幕末史において重要な会談
ですね。
実際には溝渕広之丞が二人を引き合わせる役割を担い、弥太郎は関与してい
ません。お元が同席したのは事実。龍馬といい仲の彼女を後藤象二郎は清風
亭に呼び、同席させたあたりは後藤象二郎の気配りを感じさせます。
清風亭は二部屋ほどの小さな料亭でオーナーはあの大浦慶おばさん。長らく
どこに有ったのか不明でしたが昨年の2009年、地元の研究家によって遂に
清風亭跡地が特定されました。長崎市万屋町(当時、榎津町)の一角、今は
コインパーキングになっているそうです。

「龍~なが」長崎新聞ホームページ:
「清風亭」は万屋町の一角 加藤さんら文献基に特定

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/ryoumaugoku/kiji/035.shtml



前回、ラストで「龍馬暗殺まで、あと1年」との弥太郎ナレがあった時に、
「なんかヤマトみたい(笑)。これ毎週やるんかいな」と思ったらやっぱりね。
今回はあと10ヶ月でした。ちょっと悪趣味な気はしますが、最終回に向けて
盛り上げていこう!ということでしょう。


次回「さらば高杉晋作」。海援隊の船出。そして高杉晋作、早過ぎる死。


==龍馬伝 キャスト==

坂本龍馬:福山雅治
 …坂本家次男。幕末の激動期を駆け抜けた志士。

【坂本家】
高松太郎(たかまつ たろう)[坂本 直(さかもと なお)]:川岡大次郎
 …龍馬の甥。勝塾に学ぶが、勤王党弾圧後に脱藩。維新後は龍馬の家督を継ぐ。

【岩崎家】
岩崎弥太郎(いわさき やたろう)・語り:香川照之
 …土佐藩の地下浪人。藩の商務組織・土佐商会主任となり海援隊の経理も担当。

【土佐藩主・上士】
山内容堂(やまうち ようどう)[豊信→容堂]:近藤正臣
 …土佐藩15代藩主。龍馬の策を受け入れ、徳川慶喜に大政奉還を建白した。
後藤象二郎(ごとう しょうじろう):青木崇高
 …勤王党を弾圧。龍馬の大政奉還策を山内容堂に進言し、同策の実現に寄与。
寺村左膳(てらむら さぜん)[寺村 道成]:浦野REN
 …参政として薩土盟約の締結に関与。土佐藩の大政奉還建白書に連署した一人。
 
【土佐藩下士】
沢村惣之丞(さわむら そうのじょう):要潤
 …浪人の息子。龍馬と行動をともにし、亀山社中、海援隊に参加。
溝渕広之丞(みぞぶち ひろのじょう):ピエール瀧
 …郷士。江戸で千葉道場で龍馬と同門。後に砲術を学び土佐にて藩兵に指導。
千屋寅之助(ちや とらのすけ)[菅野 覚兵衛(すがの かくべい)]:是近敦之
 …勤王党に加盟、勝塾にて学ぶ。亀山社中に参加。妻の起美はお龍の妹。
中島作太郎(なかじま さくたろう):谷口翔太
 …脱藩し土佐勤王党、海援隊に参加する。維新後、初代衆議院議長に就任。
新宮馬之助(しんぐう うまのすけ):松村良太
 …河田小龍に学ぶ。江戸遊学中に龍馬と出会い勝海舟に師事。亀山社中に参加。

【その他武士】
陸奥陽之助(むつ ようのすけ)[→陸奥宗光]:平岡祐太
 …紀州の脱藩浪士。海軍操練所で龍馬と出会い海援隊に加わる。維新後も活躍。
 
【幕府】
徳川慶喜(とくがわ よしのぶ)[一橋慶喜 → 徳川慶喜]:田中哲司
 …15代将軍。大政奉還や江戸城明け渡しを行なった江戸幕府最後の将軍。
板倉勝静(いたくら かつきよ):斉木しげる
 …老中首座。15代慶喜から厚い信任を受け、大政奉還の実現に尽力。
小栗忠順(おぐり ただまさ)[小栗上野介]:斎藤洋介
 …勘定奉行。遣米使節目付として渡米。日本の近代化に多大な業績を残す。

【幕臣】
朝比奈昌広(あさひな まさひろ):石橋凌
 …長崎奉行。後に外国奉行・江戸町奉行・勘定奉行などを務めた。
岩堀文治郎(いわほり ぶんじろう):松尾貴史
 …長崎奉行所の役人。
 
【長州藩】
桂小五郎(かつら こごろう)[→木戸貫治→木戸孝允]:谷原章介
 …尊王攘夷派の中心人物。江戸練兵館塾頭。龍馬の仲介により薩長同盟を結ぶ
高杉晋作(たかすぎ しんさく):伊勢谷友介
 …吉田松陰に師事。奇兵隊を結成、長州藩の倒幕運動に貢献。 
うの:中村ゆり
 …高杉晋作の愛妾。

【長崎の人々】
楢崎龍(ならさき りょう):真木よう子
 …お龍(おりょう)と呼ばれる。龍馬の妻となる。
元(もと):蒼井優
 …丸山の料亭・引田屋の芸妓。龍馬の馴染みとなる。
小曽根乾堂(こぞね けんどう):本田博太郎
 …貿易商。亀山社中のスポンサーとなる。芸術に造形深く篆刻家としても有名。
小曽根英四郎(こぞね えいしろう):杉山彦々
 …小曽根乾堂の弟。海援隊にも参加した。
大浦慶(おおうら けい):余貴美子
 …商人。日本茶の輸出貿易の先駆者。

【外国勢】
ロッシュ:ピーター・フランクル
 …フランス公使。幕府に接近、支援した。
トーマス・ブレーク・グラバー:ティム・ウェラード
 …英国の商人。長崎でグラバー商会を設立。討幕派を支援、亀山社中とも取引。

【回想シーン】
武市半平太(たけち はんぺいた)[武市瑞山]:大森南朋
 …土佐藩の白札(郷士だが当主のみ上士扱い)。土佐勤王党を結成する。
岡田以蔵(おかだ いぞう):佐藤健
 …武市半平太の指示にて多くの暗殺に関与、「人斬り以蔵」と呼ばれた。
吉田東洋(よしだ とうよう)[元吉→東洋]:田中泯[回想]
 …土佐藩参政。藩政改革を進めるが、土佐勤王党によって暗殺される。


==スタッフ==
作:福田靖
音楽:佐藤直紀
制作統括:鈴木圭、岩谷可奈子
プロデューサー:土屋勝裕
演出:渡辺一貴(7,8,11,12,14,18,21,25,26,30,35,38,40話担当)
   松園武大(40話担当)
   大友啓史(1,2,4,9,13,15,16,20,22,27,28,29,33,36,39話担当)
   真鍋 斎(3,5,6,10,23.34話担当)
   梶原登城(17,19,24,32,37話担当)
   福岡利武(31話担当)
 ※40話は渡辺・松園2名共同演出
======================

← 龍馬伝 第39話へ龍馬伝 第41話へ→




テーマ:龍馬伝 - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント

こんにちは! 今回は本当に面白かったですね♪

>この役の為に10キロ体重増やした
 なるほど、と妙に感心(笑)。
 何度か出てきてますが、作中の虎の絵とこの後藤君はそっくりじゃありません?
 見る度に笑ってしまうんですが。

>龍馬暗殺まで、あと1年
>「ヤマトみたい!」
 しまった! それは思わなかった。私としたことが!(笑)

 ところで。
 高杉晋作にはまった私ですが、どうやらまわりの女性陣は誰も賛同してくれなさそうです。「どこがいいの?」と白い目で見られてしまいました。何故なんでしょう!? 
 来週も期待したいです!!

  • 2010/10/05(火) 00:53:29 |
  • URL |
  • ポトス #Kyq53.yY
  • [ 編集 ]

こんにちは。お久しぶりです。
私も同感で、今回は見応えありました。
また、武家っポイお龍さんよりにゃんにゃんv-238お龍さんの方が私は好きですね。
最後の涙は喜怒哀楽に関係なく、異常な緊張感がゆるんだ時、自然とでるものかもしれないし、または感情豊かな龍馬なので、今までの事が溢れ出たのかもしれません。
ここで、泣くんやーと思いましたが、いい涙でした。

  • 2010/10/05(火) 09:32:52 |
  • URL |
  • holy #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ポトス さん、どうもこんばんは。

確かによく似てますよね。あの虎の絵。
ギロリとした目、威圧感あります。

私としては、あのモミアゲが進化してあご髭とくっついて、
後藤がライオンさんにならないか心配です。

> >「ヤマトみたい!」
>  しまった! それは思わなかった。私としたことが!(笑)
おお、それはホントにポトスさんとしたことが(笑)。
ヤマトファンのポトスさんとしては、当ブログでも記事にした
実写ヤマト予告編はいかがなもんなんでしょうか?


伊勢谷晋作はカッコいいと私も思いますが、それはまわりの女性陣に
見る目が無いんだ、ということにしておきましょう。

  • 2010/10/05(火) 23:17:55 |
  • URL |
  • tate #7EGgl1.w
  • [ 編集 ]

Re:

holy さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

お龍さんは、自分の感情に素直なんでしょうね。だからあの時代の女性に
対するイメージとは違う、飛びついて帰宅を喜ぶにゃんにゃんなお龍さん、
という演技になったんでしょう。私もその方が、らしいと思います。


龍馬の涙の件ですが、上記ブログ記事は無難に、キレイにまとめすぎたかな、
と正直ちょっと反省してます・・・

再度あのシーンを見直してみたのですが、福山龍馬、まばたきせずにカッと
目ん玉見開いてるシーンが続くんですよね。
画としてまばたきしてると美しくない。でも一気に撮影していてどこが使用
されるか分からない。ずっと目を開けての演技が続く。

その結果のナミダ、のような気もします。

もしくは、虎のような後藤象二郎に、
まばたきしたらダメだ!視線そらすな!涙が出ようと目つぶるな!
と、ケモノに対して挑むような心持ちだった。後付け理由っぽいですが。

いろいろ推測は出来ますが、画としてはholyさんの言う通り、いい涙でした。

  • 2010/10/05(火) 23:42:17 |
  • URL |
  • tate #7EGgl1.w
  • [ 編集 ]

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