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龍馬伝 第38話

'10,9,19放送  NHK総合

大河ドラマ『龍馬伝』 第38話「霧島の誓い」感想
霧島の雄大な風景が素晴らしい。現地ロケの勝利。大変だったでしょうね。
これまで龍馬伝はセット内の撮影が多い印象でしたので、なおさら印象強い
シーンでした。

天の逆鉾はさすがに実物ではありません。実際は三叉の鉾が刃先を天に向け
て、柄の部分が大地に刺さっていますが、ドラマでは鉾というより剣のよう
なものが刃先を地面に刺したような状態。ドラマ的にわかりやすくしたので
しょう。
アーサー王伝説のエクスカリバーを思わせるシーンでした。

しかし龍馬、温泉ではまだ左手痛がってたのに、鉾を引き抜くのにあんなに
両手に力一杯込めてはダメでしょう。それに何か軽そうだったぞ(笑)。

この天の逆鉾、いつからあるのか分からないそうで、一説には奈良時代には
存在していたとか。あの三叉の刃は実用的な武器には見えませんが、祭祀用
に作られたものでしょうか?
ちなみに三叉になった刃先を持つ矛は世界中に武器、漁具として存在します。
ギリシャ神話のポセイドンが持つ武器「トライデント」がそうですね。

なお、当時は鉾の先が折れて無い状態でした。現在のものはレプリカです。
オリジナルの刃の部分は神社に一時期は奉納されましたが、その後行方不明
になったそうです。
龍馬が乙女姉さんにあてた手紙によると、その柄の部分をお龍と二人で引き
抜いたとのこと。

龍馬が乙女姉に出した、この山登りを記した手紙。逆鉾イラスト入り。

現在の天の逆鉾。柄が地面に刺さり、刃先が天を向いている。

龍馬とお龍の鹿児島旅行に同行した少年、吉井幸蔵の残した回顧談について。
高知新聞:吉井勇の父龍馬を語る
龍馬が泣いてお龍さんに仲直りしようと言ったとか(笑)。興味深い記録です。


そして。
弥太郎の勝ち組ストーリーが遂にスタート!今まで少しずつ描かれて来た、
弥太郎の苦労も報われようとしています。特にここ何話かでの後藤象二郎と
のやりとり、というかイジメられっぷりがあったからこそ、今回の泣き笑い
の表情が活きていました。あのスライディング土下座はちょっとヤリ過ぎか
も知れませんが(笑)、あのキャラだからOKですよね。


以上、今回の記事は終わり。
じゃ、ダメですか(笑)。

いいとこだけ書いてる方が気が楽なんですが。

やはり、と言いますか、今回も気になるところ、ダメだと思うところがあり
ました。脚本、演出、編集、なにか間違っているような気がします。

まず池内蔵太。彼は龍馬が自分の後継者として期待し、可愛がっていた人物
ですが、今までの描かれ方が筋肉バカでガサツな隊士その1、でしかなく、
今回の悲劇的な死が観ているこちらに感情として伝わって来ません。
「あーあ、こいつ死んじゃったの?」で終わってしまう感じです。

また、もろに死亡フラグなお元への求婚シーンですが、これまでに内蔵太が
お元のことを好きになっていることが描かれていません。単に芸妓遊びが好
きなだけの印象です。それでいきなり結婚を求められても、ねえ。お元自身
も困ってしまうでしょう。落語の三枚起請じゃありませんが、売れっ子芸子
ならば言い寄るお客も多いでしょうから、プロとしてお元も上手くかわした
ように見えてしまいます。
龍馬伝のキーワードになってしまった「唐突」がここでも登場です。

先述の弥太郎と後藤のように、これまで過程を描いているからこそ、今回で
「やった!」と観ているこちらにも感じさせられます。
いきなり、ポン、と出て来ても、それでは観客は納得しません。出来ません。


そして、龍馬が参戦の決意を社中の皆に語るシーン。今まで必要以上に平和
主義者として龍馬を描いていた弊害ですね。違和感ありまくりです。

事前に考え込み、剣を抜いて素振りをする。暗転。
そんなシーンを挿入した事で、この龍馬の決心を描いたのでしょう。
ですがこれまでに散々平和主義者な描き方をしたことで、アツく仲間に語り
かけるシーンもそれなりに感動的でしたが、やはり違和感が先に立ってしま
います。
キャラ造形のブレ。そう思われても仕方がないのではないでしょうか。


第3部がこれで終了ですが、これからもっともっと歴史が動きます。歴史と
は人間が動いてあがいて、のたうち回った結果だと思います。実在した人間
たちが人生を懸けて描いた物語。だからこそ、その過程を知ると歴史は面白
いし、その過程を描いた歴史ドラマは観ている人を引きつける。
だから、何があったか、何を思ったか、プロセスをちゃんと描いて欲しい。
巻き返し第4部に期待します。



次回「馬関の奇跡」。
龍馬、長州軍に合流し戦う。弥太郎は長崎にて土佐商会を開く。第4部スタート。


==龍馬伝 キャスト==

坂本龍馬:福山雅治
 …坂本家次男。幕末の激動期を駆け抜けた志士。

【坂本家】
高松太郎(たかまつ たろう)[坂本 直(さかもと なお)]:川岡大次郎
 …龍馬の甥。勝塾に学ぶが、勤王党弾圧後に脱藩。維新後は龍馬の家督を継ぐ。

【岩崎家】
岩崎弥太郎(いわさき やたろう)・語り:香川照之
 …土佐藩の地下浪人。藩の商務組織・土佐商会主任となり海援隊の経理も担当。

【土佐藩主・上士】
後藤象二郎(ごとう しょうじろう):青木崇高
 …義叔父吉田東洋の暗殺で失脚するも後に復帰、勤王党を弾圧。
 
【土佐藩下士】
沢村惣之丞(さわむら そうのじょう):要潤
 …浪人の息子。龍馬と行動をともにし、亀山社中、海援隊に参加。
池内蔵太(いけ くらた):桐谷健太
 …脱藩後、長州尊攘派に合流。亀山社中に参加、薩摩へ帆船を回航中に遭難。
千屋寅之助(ちや とらのすけ)[菅野 覚兵衛(すがの かくべい)]:是近敦之
 …勤王党に加盟、勝塾にて学ぶ。亀山社中に参加。妻の起美はお龍の妹。
中島作太郎(なかじま さくたろう):谷口翔太
 …脱藩し土佐勤王党、海援隊に参加する。維新後、初代衆議院議長に就任。
新宮馬之助(しんぐう うまのすけ):松村良太
 …河田小龍に学ぶ。江戸遊学中に龍馬と出会い勝海舟に師事。亀山社中に参加。
 
【土佐その他の人々】
ジョン万次郎(ジョン まんじろう)[中濱 萬次郎]:トータス松本
 …漁に出て漂流、米国船に助けられ渡米。帰国後、通訳として活躍。

【その他武士】
陸奥陽之助(むつ ようのすけ)[→陸奥宗光]:平岡祐太
 …紀州の脱藩浪士。海軍操練所で龍馬と出会い海援隊に加わる。維新後も活躍。
 
【幕府】
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[一橋慶喜 → 徳川慶喜]:田中哲司
 …将軍後見職。後の15代将軍。
板倉勝静(いたくら かつきよ):斉木しげる
 …老中首座。15代慶喜から厚い信任を受け、大政奉還の実現に尽力。
小栗忠順(おぐり ただまさ)[小栗上野介]:斎藤洋介
 …勘定奉行。遣米使節目付として渡米。日本の近代化に多大な業績を残す。
 
【薩摩藩】
西郷隆盛(さいごう たかもり)[西郷吉之介]:高橋克実
 …軍賦役。「維新の三傑」の一人。薩長同盟の成立や王政復古に成功。
小松帯刀(こまつ たてわき)[小松 清廉]:滝藤賢一
 …家老。藩政改革に貢献。亀山社中の設立を援助。
吉井幸輔(よしい こうすけ)[吉井友実]:及川いぞう
 …京都留守居役。龍馬とお龍の薩摩旅行で案内役を務め、自宅を宿として提供。
吉井幸蔵(よしい こうぞう):喜内琉斗
 …吉井幸輔の長男。10歳時、龍馬とお龍の薩摩旅行に同行。後に軍人、政治家。
 
【長州藩】
桂小五郎(かつら こごろう)[→木戸貫治→木戸孝允]:谷原章介
 …尊王攘夷派の中心人物。江戸練兵館塾頭。龍馬の仲介により薩長同盟を結ぶ
高杉晋作(たかすぎ しんさく):伊勢谷友介
 …吉田松陰に師事。奇兵隊を結成、長州藩の倒幕運動に貢献。
伊藤俊輔(いとう しゅんすけ)[伊藤博文]:尾上寛之
 …英国留学にて開国派に転じた志士。後の初代内閣総理大臣「明治の元勲」。
井上聞多(いのうえ もんた)[井上 馨]:加藤虎ノ介
 …伊藤と共に留学した長州五傑の一人。高杉らと協力し長州を開国攘夷に導く。

【京都の人々】
楢崎龍(ならさき りょう):真木よう子
 …お龍(おりょう)と呼ばれる。龍馬の妻となる。
登勢(とせ):草刈民代
 …伏見の船宿「寺田屋」の女将。
 

【長崎の人々】
元(もと):蒼井優
 …丸山の料亭・引田屋の芸妓。龍馬の馴染みとなる。
小曽根英四郎(こぞね えいしろう):杉山彦々
 …小曽根乾堂の弟。海援隊にも参加した。
引田屋の女将:山村美智
上野彦馬(うえの ひこま):テリー伊藤
 …写真家。長崎にて「上野撮影局」を開業、龍馬ら多くの志士たちを撮影した。

【外国勢】
ロッシュ:ピーター・フランクル
 …フランス公使。幕府に接近、支援した。


==スタッフ==
作:福田靖
音楽:佐藤直紀
制作統括:鈴木圭、岩谷可奈子
プロデューサー:土屋勝裕
演出:渡辺一貴(7,8,11,12,14,18,21,25,26,30,35,38話担当)
   大友啓史(1,2,4,9,13,15,16,20,22,27,28,29,33,36話担当)
   真鍋 斎(3,5,6,10,23.34話担当)
   梶原登城(17,19,24,32,37話担当)
   福岡利武(31話担当)

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テーマ:龍馬伝 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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