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映画 300(スリーハンドレッド)

'10,5,9放映 テレビ朝日系列 日曜洋画劇場

「300(スリーハンドレッド)」(2007) 米:ワーナー・ブラザーズ
オリジナル117分、放映時間114分、放映本編時間94分。地上波初。
独特の映像は見応えあり。しかし映画としてはかなり疑問。

本作品は「シン・シティ」に続いてフランク・ミラー原作のグラフィック・
ノベル(大人向けの文学的要素の高いコミック)を元に映画化されました。

ペルシア戦争の「テルモピュライ(テルモピレー)の戦い」を描いているそう
ですが、殆ど素材としての扱いで、歴史的な面での正確さはかなり低いもの
となっています。

大体、主人公たちの姿が革パンツ一丁にマント、兜ですよ。顔頭を防備する
なら胸も腹も防備しろよ(笑)。原作を再現したわけですが、腹筋を見せたい
がためにヨロイは却下。この時点で「歴史もの」として観るのは止めた方が
精神的にはいいでしょう。

原作のグラフィック・ノベルを再現させた本作の映像はパンパじゃない印象
度を与えてくれます。また、防御と攻撃が一体となった見事な殺陣シーンも
必見。スロウモーションと早送りをバランスよく絡めた映像は美しささえ感
じる素晴らしいアクションシーンだと思います。

そのあたりは大いに評価したいですが、、、あとはいくつも問題あり。


この映画にペルシアの末裔であるイラン人、イラン政府はかなり非難して、
怒ったそうですがそりゃそうでしょう。
ペルシアの王クセルクセスはインドかアフリカ系のように褐色。民族的に言
うと、ペルシャ人は肌が白くて目も青いはずです。しかも妙にホモっぽい。
私の第一印象はスト2のダルシムでしたが(笑)。

そしてペルシア軍の兵士に「異形の者」がやたら多い。
普段は鎖で押さえつけとかなきゃいけない狂える大男。精鋭部隊「不死隊」
がまるで忍者のようなカッコウ。面を取ればまさに異形。

さらにクセルクセス王の宿舎は享楽に満ちた妖しげな世界。

映画「パールハーバー」など、いい加減な日本の描写をした映画で不快な思
いをしたことのある日本人なら、ペルシアの血をひく方々のこの映画に対す
る怒りをイメージ出来るはずです。

もしも韓国映画で、豊臣秀吉の朝鮮出兵を舞台にした映画が出来て、日本の
武将が猿・狐同然に描かれ、「魔界転生」の世界のような妖しげな奴が多数
出て来たら(うわ、何かありそうな気がしてきた(笑))。
日本ではそんな映画に当然、抗議の声が上がるでしょう。

アメリカ人として意図的にイラン人を貶めたのか、ノー天気に全く人の心を
思いやれないところから来たものなのか。

部分的に素晴らしい点もあるのですが、映画として根本的に間違っている。
と私は思います。


▽▽キャスト(声の吹替)▽▽
レオニダス:ジェラルド・バトラー(中田譲治)…スパルタの王。
王妃ゴルゴ:レナ・ヘディ(湯屋敦子)…レオニダスの妃。
ディリオス:デビッド・ウェンハム(山野井仁)
 …傷ついた彼は中途で国に戻される。この闘いの語り部となる。
セロン:ドミニク・ウェスト(内田直哉)
 …スパルタ民会の評議員。ペルシアに買収されていた。
隊長:ビンセント・リーガン(てらそままさき)
 …王の片腕であり、友である。若き兵士アスティノスの父。
ステリオス:マイケル・ファスベンダー(桐本琢也)
 …アスティノスと仲の良い兵士。ジャンプして切り掛かるのが得意(笑)。
アスティノス:トム・ウィズダム(加瀬康之)
 …隊長の息子。初陣ながら巨大なサイを投げ槍で倒す。見事な働きだが…
クセルクセス:ロドリゴ・サントロ(咲野俊介)
 …ペルシアの大王。レオニダスの服従を求める。
エフィアルテス:アンドリュー・ティアナン
 …障害を持つ男。スパルタ軍に志願するが断られ、絶望の中ペルシアへ。


▽▽スタッフ▽▽
監督:ザック・スナイダー
脚本:ザック・スナイダー
   カート・ジョンスタット
   マイケル・B・ゴードン
原作:フランク・ミラー
   リン・バーリー
撮影:ラリー・フォン



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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