TATEVISION

tateの観た映像、読んだ本、思った事、、、

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

龍馬伝 第16話

'10,4,18放送  NHK総合

大河ドラマ『龍馬伝』 第16話「勝麟太郎」感想
ハイテンションな龍馬を観ているうちに、こちらも高揚感に包まれてしまう
楽しめた回でした。


開国論者の勝を斬るつもりであった龍馬が、面と向かって話を聞いている内
にすっかり引き込まれ、勝の弟子を志願した。というのが通説としてあまり
に有名ですね。ドラマ中では当初から弟子を願い出るという展開でしたが、
松平春嶽からの紹介状を持って訪問したのは史実だそうですし、通説は勝の
作り話ではないか、とも言われているそうです。

勝を演じるは武田鉄矢。この人はもう何を演じても観る側は金八さんの影を
感じてしまうのは仕方無いこと。今回も龍馬や半平太に地球儀を持ち出して
講釈を始めようとする、金八モード突入かと思わせておいて、二人とも遮っ
て「知っちょります」と勝に説明させない愉快なシーンがありました。
武田鉄矢の教えたがりというか、先生キャラを逆手に取った巧い展開です。

そしてそれは龍馬開眼のシーンにも活かされました。通常ならば勝が龍馬に
世界情勢と日本海軍の必要性を滔々と述べる展開でしょう。しかしそれでは
金八っつぁんのパロディになる危険性が極めて高い。どうするか。
ここで龍馬が自分で考え、思っていることをそのまま口にさせ、勝は聞き手
に廻るとしたのは製作陣の勝利ですね。

龍馬が今まで何となくは思っていたこと、モヤモヤっとして上手く表現出来
ないけれども感じていたこと。それを下手でもいいからとりあえず言ってご
らん、聞いててやるから。そんな勝に対し、はじめて龍馬が口に出した心の
奥深くに秘めた熱い思い。それが話しているうちに形になりはじめ、龍馬自
身も自分の考えがまとまっていくことに興奮していく。
龍馬の本格的覚醒の瞬間を私たちは目にした訳です。

続いて咸臨丸に乗り込む龍馬ですが、なんとも子供の様にはしゃいでいます。
夢のレベルであった黒船に現実として乗り込んでいる、それも日本の船に。
龍馬の興奮が伝わってくるようで、こちらも嬉しく楽しくなるシーンでした。


こういった龍馬の話でもうお腹いっぱいですが、もう一つ印象的なシーンが
長次郎と半平太のところ。

自らが下士として見下され、辛い思いをさんざんしてきた半平太。それなの
にイケイケドンドンで絶好調な今、長次郎に「饅頭屋の分際で」と見下した
発言をしてしまうその慢心。

「武市さんがそういう言葉を使われるようになったとは」と長次郎に言われ
ても、鉄仮面のように無表情の半平太。今の彼では気付くことも出来ません。

こっち側で辛い目にあっていたのにあっち側に行ってしまったら、自分がさ
れたことを同じようにこっち側の人間にしてしまう。そういうの、いろんな
世界でありがちなことなんですが、哀しいことです。


この16話は、恐らく後でこの「龍馬伝」を振り返っても上位に入るベストエ
ピソードだろうと思います。あえて不満をいうならば…
ちょっと佐那さん可哀相すぎ。


次回「怪物、容堂」。道を見つけた龍馬の踏み出す一歩。それは佐那との別離。


==龍馬伝 キャスト==

坂本龍馬:福山雅治
 …坂本家次男。幕末の激動期を駆け抜けた志士。


【岩崎家】
岩崎弥太郎(いわさき やたろう)香川照之
 …土佐藩の地下浪人。藩の商務組織・土佐商会主任となり、海援隊の経理も担当。

【武市家】
武市半平太(たけち はんぺいた):大森南朋[本名:武市瑞山]
 …土佐藩の白札(郷士だが当主のみ上士扱い)。土佐勤王党を結成する。
 
【平井家】
平井収二郎(しゅうじろう):宮迫博之
 …土佐藩郷士。加尾の兄。土佐勤王党に参加する。

【土佐藩下士】
岡田以蔵(おかだ いぞう):佐藤健
 …武市半平太の指示にて多くの暗殺に関与、「人斬り以蔵」と呼ばれた。

【土佐その他の人々】
近藤長次郎(こんどう ちょうじろう):大泉洋
 …饅頭屋の長男。勝海舟の元で航海術を学ぶ。英国への密航計画が発覚し切腹。

【長州藩】
久坂玄瑞(くさか げんずい):やべきょうすけ
 …長州藩における尊皇攘夷急進派の中心人物。禁門の変にて戦死。

【京都の人々】
三条実美(さんじょう さねとみ):池内万作
 …尊攘派公家の中心人物。八・一八の政変で朝廷を追われるが王政復古で復帰。

【越前藩】
松平春嶽(まつだいら しゅんがく):夏八木勲
 …元越前藩主。政事総裁職。幕末四賢侯の一人。
北村兵衛(きたむら ひょうえ):祖父江進
 …江戸・越前藩邸詰め家老。

【幕府】
勝海舟(かつ かいしゅう)[勝麟太郎]:武田鉄矢
 …幕臣、軍艦奉行。海軍塾を作り日本の海軍の為に脱藩者をも受け入れた。
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[一橋慶喜 → 徳川慶喜]:田中哲司
 …将軍後見職。後の15代将軍。
徳川家茂(とくがわ いえもち):中村隼人
 …第14代征夷大将軍。第2次長州征伐の途上大坂城で病に倒れ死去。
板倉勝静(いたくら かつきよ):斉木しげる
 …老中首座。15代慶喜から厚い信任を受け、大政奉還の実現に尽力。

【江戸の人々】
千葉佐那(ちば さな)[さな子]:貫地谷しほり
 …千葉定吉の二女。「千葉の鬼小町」と呼ばれた。龍馬に思いを寄せる。
千葉定吉(ちば さだきち):里見浩太朗
 …千葉周作の弟。千葉道場の道場主。龍馬は定吉の道場に入門した。
千葉重太郎(ちば じゅうたろう):渡辺いっけい
 …千葉定吉の息子。龍馬と勝海舟を結果的に引き合わせることになる。
ジョン万次郎(ジョン まんじろう)[中濱 萬次郎]:トータス松本
 …漁に出て漂流、米国船に助けられ渡米。帰国後、通訳として活躍。


==スタッフ==
作:福田靖
音楽:佐藤直紀
制作統括:鈴木圭、岩谷可奈子
プロデューサー:土屋勝裕
演出:大友啓史(1,2,4,9,13,15,16話担当)
   渡辺一貴(7,8,11,12,14話担当)
   真鍋 斎(3,5,6,10話担当)
   梶原登城
   

← 龍馬伝 第15話へ龍馬伝 第17話へ→



テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tatevision.blog34.fc2.com/tb.php/219-97484c2a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。