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映画『ハプニング』を観た。

『ハプニング』THE HAPPENING(2008年、91分)

Happening_A.jpg


監督デビューの『シックス・センス』があまりによく出来ていたので、その後も
期待されまくるが、未だにデビュー作を超えられないシャマラン監督。本作でも
超えられない、どころかドンドンだめになっていくような・・・ストーリー運び
とかは面白い、才能はある監督だと思うのですが・・・どうも、ワンアイディア
に頼りすぎる所があります。本作品でも、「人がどんどん自殺し始める、理由不
明。これは怖い!」これだけでいっちゃった感じです。

シャマラン映画は良くも悪くもラストに「うへっ」となるオチがあって、それが
魅力なんですが、本作ではそれもかなり薄いんですね。そこも残念です。

本作品を観て、ヒッチコックの『鳥』を思い起こす方も多いと思いますが、あれ
は「鳥」という明確な姿がありました。『ハプニング』では草木と風、という風
景が映るのみ。これはこれで不安、不気味さを感じましたが、逆に明確な恐怖の
対象がそこに無い為に恐怖をイメージしにくい人もいるかもしれません。

人間は社会的動物であります。一人では生きられず、集団社会を形成します。正
体不明の敵に対し、人は互いに助け合い、集団で危機を乗り越えようとするのに,
ここでは集団であればあるほど危険で、バラバラにならないとやられてしまう。
レミングの集団自殺ではないですが、人も多くいれば自殺へと歩み始める・・・
このあたりはとても皮肉が効いています(ちなみに、レミングの集団自殺は誤り
です。事実ではありません)。

興味深いのが、本来の「敵」である草木でなく、立てこもった家の住人、偏屈な
宗教がかった老女、という人間もまた恐怖の対象であること。人は全て理解し合
える訳ではなく、こんな状況でも、いや、こんな状況だからこそ、でしょうか。
人間同士でも、敵味方に簡単になってしまうことを描いています。

冒頭、ミツバチの激減についての話があります。これはアメリカだけではなく、
世界中で起きており、日本も例外ではありません。農水省が緊急対策という記事
が先日出ていました。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200904/2009041000810
http://www.47news.jp/47topics/e/106179.php

「もしハチが地球上からいなくなると、4年後に人類は滅亡する」と黒板にアイ
ンシュタインの言葉として書かれてありましたが、実はこれ都市伝説の様です。
アインシュタインがいつ、どこで言ったか、書いたのか、全く引用元が不明らし
い。とはいえ、意味深い言葉ではあります。

要所要所、面白いポイントはあるのですが、一本の映画作品としては残念ながら
今イチでありました。


スタッフ
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:タク・フジモト
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

キャスト
マーク・ウォールバーグ(エリオット:高校の科学教師)
ズーイー・デシャネル(アルマ:エリオットの妻)
ジョン・レグイザモ(ジュリアン:エリオットの友人、数学教師)
アシュリン・サンチェス(ジェス:ジュリアンの娘)
スペンサー・ブレスリン(ジョシュ:脱出時に同行した少年)
ベティ・バックリー(ジョーンズ夫人:宿を提供した老女)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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