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ドラマ 官僚たちの夏 最終回

'09,9,20放映 TBSテレビ系

『官僚たちの夏』第10話(最終回) 「天下りせず」あらすじ&感想
昭和40年、鉄鋼不況や証券不安を乗り越えた日本経済は、再び成長軌道を歩み始めよ
うとしていた。その頃、風越は体調を崩し入院していた鮎川の余命が半年もないこと
を知る。鮎川の妻の願いにより病名は知らされず、鮎川が務めていた企業局長の兼任
を牧通商局長が名乗り出て、鮎川を心配させまいとする。病床の中で繊維業界を憂う
鮎川の姿に片山も考え方を変え、現場を見て事態の打開に動き出した。

そして、須藤総理は戦後の総決算として、米軍占領下にある沖縄・小笠原諸島の領土
返還実現に動き出していた。小笠原の返還交渉において交換条件として、特定の産業
を犠牲にしないものの、ベトナム戦争参戦への支持と戦費負担として日本円で約一千
億円を求められたこと風越は知らされ、「そんなやり方に反発して池内前総理と敵対
していたのに、自分が総理になったら同じことをするつもりですか」と異議を唱える。

そんな中、鮎川の容態が急変する。風越と庭野が駆けつけ見守る中、最後まで日本の
繊維産業の将来を気にかけながら鮎川は息を引き取った。
通夜の夜、席を外した風越は一人、声を殺して嗚咽する。

日本は戦後最大のいざなぎ景気を迎え、華やかな消費文化が花開こうとしていたが、
繊維不況は光明見えず長引いていた。庭野は鮎川の縁を基に通商振興事業団に融資案
を持ち込み、低金利の融資制度を制定することに成功した。繊維産業は大きく設備改
革が進み、化学繊維の輸出量増大によって日本の繊維産業は急速に復興の道を進み始
めた。

そして、石炭緊急対策法案の成立を最後に、風越は退官の日を迎えようとしていた。
風越は次の次官に牧を指名した。牧は日本産業を全力で守ること、自分の次には庭野
を次官とすることを風越に約束する。いよいよ最後の日、日本人の誇りを決して忘れ
ないでくれ、と皆に熱く語りかけ、風越は通産省から去って行った。天下りの誘いは
全て断って。

経済評論や講演で悠々自適の生活の風越に、西丸からの連絡が入る。新人事で次期次
官席といえる企業局長に片山が、庭野は降格ともいえる繊維局長へ異動となったのだ。
この裏には、沖縄返還の交渉に日本の繊維輸出が犠牲となる動きがあるようだ。風越
は不安を拭い切れない。

アメリカはベトナム戦争の長期化で疲弊していた。次期大統領有力候補のヒクソンは
繊維製品の対日輸入規制を公約としていた。その裏では須藤総理とヒクソンとの密約
が取り交わされていたのだ。その事を庭野たち繊維局は知らないまま、日夜、日本の
繊維産業を守る為に各方面との交渉を続けていた。その激務で庭野は倒れてしまう。

幸い、庭野の病状は大事には至らず、風越は安堵するが、片山はあんな不毛な仕事か
ら庭野を守ってやるべきだと風越に訴える。片山は須藤総理とヒクソンとの間で密約
が交わされていることに感づいていた。そして牧次官もそれを知っているだろう、と。
上に立つ人間がこんなやり口では官僚は理想も正義も無くしてしまう。片山の怒りに
玉木はならばお前が身を以て示せ、今の片山なら出来る、と静かに励ました。

風越は牧に会いに行くが、OBが先輩風を吹かすな、と牧は聞こうとしない。お前は
日本をどうしたいんだ? 風越の問いに無言の牧。

昭和44年、大統領に就任したヒクソンと須藤総理にて日米繊維交渉が行われ、日本は
アメリカの要請に従って国内繊維の生産縮小を決める。沖縄返還の為、という名目で。

次の事務次官をまかせる、と牧が片山に伝える。片山は、自分の理想を貫いて国際社
会に貢献出来る日本を築き上げたい。僕は、あなたや須藤さんの様にアメリカに国を
売ったりはしない。そう静かに言い放つ。

「糸(繊維)を売って縄(沖縄)を買った」そんな批判で世論も高まっていた。また日本は
繊維を犠牲にした、俺は絶えられない…風越は空しくつぶやく。

通産省を訪れた岡谷専務の、行政を頼った自分がアホやった、通産省なんかいらんわ
い、との言葉に返す言葉の無い庭野。
通産省の前に抗議デモの大群が押し寄せて来た。まるで十年前の再現だ。この十年、
何も変わらなかったのか。変えられなかったのか。無常観に包まれる庭野は無言のま
ま、局長室を出てデモの前に姿を見せる。

デモの集団を説き伏せようとした風越は聞く耳を持たない群衆に取り囲まれ、それを
制止しようとした庭野と共にもみくちゃにされてしまう。殴られ蹴られ、なすがまま
の二人。機動隊の投入でやっとデモは制圧された。傷だらけの二人はもう疲れ切って
いた。少し、休んでいいですか。庭野の言葉にうなづく風越。日本はどこに行くのだ
ろうな…。風越の力ない言葉が、もう夏の終わりを感じさせる空に消えて行った…。

翌年、大阪万博を成功させた日本は、昭和47年に沖縄返還を実現した。

ーーーーーーーーー官僚たちの夏 終

 
鮎川、壮烈なる戦死でした。愛すべき部下を、頼りになる仲間を失った風越の悲しみ。
しかし鮎川が倒れ、死んだ事によって片山に変化があったようで、最後はカッコ良く
おいしいところを持って行きました。

国内産業保護派として、人生を懸けて官僚としての仕事に取り組んで来た風越と庭野
の二人。そんな二人を待っていたのは裏切られたと憎しみに満ちた労働者・経営者の
暴力の嵐でした。
なんとシニカルな、なんという無常観。

疲れました・・・もう、休んでいいですか・・・
庭野の哀しみに満ちたあの最後のセリフ。
熱く燃えていた、彼らの夏が多分あそこで終わったのでしょう。

もし、日本国民のために、と燃えていた彼ら官僚の「夏」が終わってしまったのなら、
今は何なのでしょう?
行政・政府の為に動く「秋」?
自己の保身の為だけに動いている「冬」?

また、彼らの「夏」はやってくるのでしょうか?
「夏」の季節を生きている官僚はいるのでしょうか?

折しも、見事なタイミングと言うべきでしょうか、放送1話分を犠牲にして(笑)日本の
政権交代劇を私たちは目撃しました。
霞ヶ関に何らかの変化が生まれるのか、何も変わらないのか。
いや、私たちに変えさせる力があるのか?
これからです。


●キャスト
《通商産業省》
風越信吾: 佐藤浩市(事務次官→退職)
庭野貴久: 堺雅人(重工業局 局長→繊維局 局長)
鮎川光太郎 :高橋克実(企業局 局長)
片山泰介:高橋克典(繊維局 局長→企業局 局長)
御影大樹:田中 圭(重工業局 製鉄課 課長)
山本 真:吹石一恵(企業局 産業資金課 課長補佐)
牧 順三:杉本哲太 (通商局 局長→事務次官)
玉木博文:船越英一郎 (中東開発石油 役員)

《その他》
須藤恵作:長塚京三(内閣総理大臣)
西丸賢治:佐野史郎 (東京経済新聞記者)
風越道子:床嶋佳子 (風越信吾の妻)
風越貴子:村川絵梨 (風越の一人娘)
鮎川妙子:藤田朋子(牧順三の妻)
岡屋文平:桂ざこば(共同繊維常務)


ナレーション:安住紳一郎(TBSアナウンサー)


●スタッフ
原作:『官僚たちの夏』城山三郎著(新潮文庫刊)
脚本:橋本裕志
演出:平野俊一
製作著作:TBS


←官僚たちの夏 第9話


テーマ:官僚たちの夏 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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  • 2009/09/22(火) 08:12:35 |
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