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大河ドラマ 真田丸 第7話

2016,2,21 放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』第7話「奪回」 感想 

北条vs滝川一益、上杉の勝ち。ということで滝川勢は信濃を撤退することに。
急いで駆けつけたけど遅れちゃった、という体の昌幸パパ、滝川一益と別れ
の盃をかわす。
交わす言葉は、心通じた男と男の別れの言葉なんですが、もう昌幸パパは、
滝川を裏切っちゃってるんですよねえ。なのに素知らぬ顔で話を続けるその
面白さ。
すんなり城は返す、と言われてビックリシマッタ。動かずに待っときゃよか
った、後悔する昌幸パパ。「策士、策におぼれる」ってヤツです。


滝川軍の撤退途中、小諸城にて信繁はおばば様ら人質奪回作戦を決行。
小諸城の兵には滝川軍の兵として、滝川の手の者には小諸城の手の者として、
上手く立ち回った信繁。しかし、両方の兵が同時に現れて……ここは、いか
にも三谷脚本らしい展開でした。信繁、息子も策におぼれる。

捕えられた信繁と三十郎頼幸。「人質が二人増えただけじゃないの」きりの
悪態が容赦ないです。
ていうか、この「きり」、ちょっとヒロインとしてどうなんでしょう。
実年齢は十代の女の子としての演技とはいえ、あまりに生意気、うるさい、
うっとおしいキャラになりすぎな感があります。ヒロインなんだから、もう
少し、いわゆるツンデレな感じとか、視聴者に共感を得られそうなキャラに
しないといけないのでは?
「お松様も、この人のせいで死んじゃったんです。次は私たちです」
思ったことがすぐ口に出ちゃう、としても、これは言っちゃあいけないよ。
「やな女だなあ」
三十郎のセリフが視聴者の多くを代表してるかのよう。


国衆、木曽義昌。小物臭がプンプンで。やってることは昌幸パパとあんまり
変わんないんですけどね(笑)。

おばば様の名言、出ました。
 「思うように行かぬのがこの世。
  大事なのは 思うようにいかぬ時 いかにふるまうか。
  源二郎 諦めてはなりませぬ。
  望みを捨てなかった者のみに 道は開ける」
この言葉を晩年の信繁も、ずっと忘れること無かったのかな……などと想像。


撤退中の滝川一益、手持ちの人質を木曽義昌に譲り渡す。
これ、ウィキペディアの道家正栄を見ると、史実みたいですね。木曽の親族
は過去に武田方の人質になっていたのに、裏切った結果、武田方に殺された
のも史実。おばば様と声でか木曽が知り合いだった、てのは流石にフィクシ
ョンでしょうけど。
史実と嘘のミックス具合、このあたりは上手くなされていると思います。

ナレーションで、滝川一益は清洲会議に間に合わなかったことが説明。これ
にて滝川一益、退場。映画『清洲会議』では走ってばっかりだった滝川さん、
今回はそこそこ良いキャラだったのでは、三谷氏は滝川一益推しなのかな?

木曽義昌宗太郎、ビンタ! おばば様無双。強えよ。
コミカルなシーンではありますが、木曽義昌の親子供は人質として殺された
過去を思えば、ちょっと違って見えてくるようです。


昌幸パパ、北条にはつかん、と上杉へ。
草刈信幸とエンケン景勝のご対面。『民王』を見てた人にはニヤけるシーン
ですね。二人が入れ替わったりはしないですけど。
「義」に訴えかけると、コロっといっちゃうエンケン景勝。直江のタメイキ
が聞こえるようです。

ノコノコ帰ってくることになった信繁を叱責する昌幸パパ。
信繁に勘に頼る難しさを説きますが、なんか説得力ないんですけど(笑)。
「それでもたまには間違える」
たまに? たまに? ねえ、たまに、って?
と、問い質したくなりますが(笑)。

 「源三郎は間違いは少ないが くそ真面目で面白くない。
  お前は過ちを犯すが 面白い。
  面白くなくては 人は動かん。
  二つで一つじゃ」
これもまた、今回の名セリフですね。
確かに、人を動かす人物は面白い。言えてます。

「わしは北条につく」
父上の言葉に振り回されっぱなしの信幸兄ぃがここにいたら、もう卒倒した
かもね。ホント、この人の言葉はどこまでを信じたら良いのやら。
15歳の少年に、諜報戦に参加させるのも無茶な気がしますが、これも叔父上
の仕事を見させてもらって勉強する、ということでしょうか。
次回、叔父より信繁が大活躍したら……するかもなあ(笑)。



今回は家康パートがなかったですねえ。あのオジサン集団を見られないのは
寂しい気になって来ましたよ(笑)。

昌幸パパが、またもちゃぶ台返しな発言。このお父さんは知略軍略に優れた
したたかな人、となるべきなんですが、最近はわがままでその時々で考えが
コロコロ変わり、あまり深く考えていないように見えて来て困る(笑)。

まあ、昌幸パパは今後もまだまだ活躍しますから、ちゃんと思慮深く練った
作戦で敵方を翻弄するように描いてくれることでしょう。
次回予告で、信繁までも「あの人が恐ろしい……」と言っています。昌幸は
果たしてどのような策を繰り出すのか。楽しみです。




【 大河ドラマ『真田丸』第7話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。
   
▼真田家
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
とり ---草笛光子
 …昌幸の母で、信繁の祖母。
こう ---長野里美
 …信幸の妻。身体が弱く病気がち。
真田信尹(さなだ のぶただ) ---栗原英雄
 …昌幸の弟。北条家・上杉家との間に立ち、昌幸の情報戦を支えた。

▼真田家家臣・真田領の人々
きり ---長澤まさみ
 …真田家重臣・高梨内記の娘。信繁の幼馴染み。
梅(うめ) ---黒木華
 …地侍・堀田作兵衛の妹。信繁の初恋の女性。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
佐助(さすけ) ---藤井隆
 …真田家の忍。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁・信幸兄弟を献身的に支えていく。
矢沢頼綱(やざわ よりつな) ---綾田俊樹
 …昌幸の叔父。頼幸の父。武勇に秀で数々の合戦で活躍。沼田城を任される。
河原綱家(かわはら つないえ) ---大野泰広
 …真田家の家臣。
堀田作兵衛(ほった さくべえ) ---藤本隆宏
 …真田の郷の地侍で農民たちのリーダー的存在。梅の兄。
 
▼信濃・甲斐の国衆・武将
出浦昌相(いでうら まさすけ) ---寺島進
 …元は信濃の豪族。武田家統治下において、甲州透破(忍者)の支配者。
木曽義昌(きそ よしまさ) ---石井愃一
 …木曽福島城主。武田信玄の娘婿だが、過去に織田へ内通した。幼名は宗太郎。
 
▼織田家とその家臣たち
滝川一益(たきがわ かずます) ---段田安則
 …織田家の重臣。信濃地域の支配を担当する。
長崎元家(ながさき もといえ) ---松田賢二
 …滝川一益の家臣。
 
▼上杉家
上杉景勝(うえすぎ かげかつ) ---遠藤憲一
 …越後の戦国大名。若き日の信繁が人質となる。
直江兼続(なおえ かねつぐ) ---村上新悟
 …上杉家の重臣。知勇兼ね備えた名将。「愛」の字の兜で知られる。
春日信達(かすが のぶたつ) ---前川泰之
 …上杉家家臣。かつては武田家家臣。真田が調略しようと狙う。

▼北条家
北条氏政(ほうじょう うじまさ) ---高嶋政伸
 …相模の戦国大名。関東の覇権をかけて真田家と激戦を繰り広げる。
板部岡江雪斎(いたべおか こうせつさい) ---山西惇
 …北条家の重臣。内政・外交にたけ、交渉役として奔走。


【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:田中正(7話)、木村隆文(1,2,3,5,6話)、吉川邦夫(4話)、小林大児、土井祥平
==================================

公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/



[真田丸 第6話] へ




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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

ジョン・ウー監督が大阪で新作映画を撮る!

「ミッション・インポッシブル2」「レッドクリフ」で知られる香港出身の
映画監督、ジョン・ウー氏が大阪を舞台にした香港映画を製作することにな
り、19日に松井一郎知事と吉村洋文大阪市長を府庁に訪ねた。大阪市内で
ロケ撮影をするという。松井知事らは全面協力を約束した。

作品名は「MANHUNT(マンハント)追捕」。2014年に亡くなった
高倉健さん主演のサスペンス「君よ憤怒の河(かわ)を渉(わた)れ」(1
976年)の再映画化だ。同作は中国で文化大革命後に初めて公開された外
国映画で大ヒット。ウー氏は高倉さんのファンで、敬愛の気持ちを込めて製
作するという。
(後略)
==================================
ジョン・ウー監督 知事と市長を訪問…大阪でロケ予定:毎日JP
http://mainichi.jp/articles/20160219/k00/00e/040/201000c



『ブラック・レイン』が大阪でロケされたのは私が学生時代の頃でした。
「リドリー・スコット監督が、我が町大阪で映画を撮る」と聞いた時には、
驚き喜び興奮しました。エキストラにも参加しましたし。

今度は、あのジョン・ウーが大阪に。こりゃまた楽しみです。

『ブラック・レイン』の頃には、ロケーションを誘致し、積極的に支援する
ことでロケ地としての知名度の向上、そして観光振興につながる効果を期待
する考え方もそれほど広まっておらず、そのためのフィルム・コミッション
のような団体もありませんでした。

今はロケには積極的に協力する体制が整っているでしょうから、R・スコット
が思うように撮影出来ず、苦労したようなことにはならないでしょう。
知事も全面協力すると、ゆうてはるし。

『ブラック・レイン』は、大阪をリアルブレランな世界に変えてくれました。
果たして今度のジョン・ウーの『追捕』は、大阪をどんな風に写しとるのか。
ジョン・ウー初期の『男たちの挽歌』『ワイルド・ブリット』とかみたいに、
すげえ男臭いイキのいいヤツを期待したいですね。
とりあえず、鳩は飛ばすんだろーなー。

具体的な撮影時期や公開日、主要キャストなどはまだ明らかにされてません。
大阪以外にも九州で撮影が行われる予定だそうです。




《追加情報》
主演俳優決まりました。
ジョン・ウーの新作、主演は福山雅治!



テーマ:映画情報 - ジャンル:映画

大河ドラマ 真田丸 第6話

2016,2,14 放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』第6話「迷走」 感想 

今回は、信繁の姉・松の死(本当は死んでなかったんだけど)が開始早々に
描かれたこともあってか、いつものお気楽・ユーモアタッチは控え目。
それでも、物語は充分に面白くて楽しむ事が出来ました。

安土からの脱出行。残念ながらすぐに見つかる一行。松のピンチに佐助登場!
なんか煙幕モドキ? 撒いてた(笑)。
崖から身を投げるカタチで消息を絶った松。皆は死んだと思い込んでますが。
実は……ってのが終盤に出て来ます。

本能寺の変を知った滝川一益と、もう知ってる昌幸パパとの会合。
おめーがイチバン信用出来ねーんだよ! と滝川。笑った。
滝川に人質を預けることを約束した昌幸パパ。
「真田安房守昌幸、滝川殿に賭け申す」
はい、これで滝川一益アウト(笑)。

武田勝頼、織田信長、滝川一益。
昌幸パパが、この人に賭ける! と決めた人はことごとく消えていくことに
なります。疫病神か、と自嘲したくなるのももっとも。昌幸パパが、もしも
現代でブログを書いたなら、デスブログとしてさぞかし評判になったことで
しょう。

ここで鬼武蔵、森長可登場。
滝川一益と同じように、信濃地域の統治を任された織田家家臣。弟の森蘭丸
が信長の側近として有名ですね。槍の名手だった父親の森可成が、織田信長
の大ピンチを救って討死したこともあってか、森家の者は信長の寵愛を受け
ており、この長可も信長にひいきされてた人。
本能寺の変の後は、配下の信濃国衆たちが出浦盛清を除くほぼ全員が長可を
裏切り、刃向かってくる大変なことに。旧領の美濃金山まで撤退する際には、
反乱勢があまりに抵抗が強いので、国衆からの人質をみな処刑することにも
なっています。さすがにドラマではそこまでは描いていません。

ここでただ一人、長可を味方した出浦盛清。かっこええー。
寺島進、おいしいです!
「また会おう」信繁の頭ポンポン。しぶい。カッコ良過ぎ。


「だまれ!小童!」
もう、これもお約束ですね(笑)。
軍儀で信幸兄ぃが発言しなかったら、室賀のストレスが逆にたまりそうです。


北条氏政。昌幸パパや家康に負けず劣らずの食えないキャラですね(笑)。
くせものパパに、まじめ息子。このパターンは同じ模様。


健康オタク、家康のパートは今回もオヤジたちがオモロイです。
明智の追討軍は出す気がない、と明言。確か、史実ではすぐに追討軍は出し
たものの進軍中に光秀討たれるの報を聞き、引き返したはず。但し、これも
後に徳川の歴史を記した本に書かれていることで、本当なのかは分かりませ
ん。実際、織田にとられちゃってた旧領を、このどさくさまぎれに取り返し
てますし、その軍勢が出されたタイミングを考えると、光秀追討軍は怪しい
のでは……ということを昔に読んだ記憶が。


目の前で姉を亡くしたボクの気持ちを、母さんも幼馴染みも、全然分かって
くれないんだ! と、梅のもとへ通う信繁。
何も言わずに聞いてくれ、と言いながら、何か言ってよ、とややこしい奴。

きりの「駒が無くなりましたね」もかなりヒドい台詞ですが、これは言外に
別の思いがあったのでしょう。しかし、今の信繁には伝わらない。きりも、
どうにも素直になれないまま、おとり婆さんのお供で旅立つことに。


光秀、山崎の合戦で秀吉に敗れる。
天下分け目の決戦もナレーションで終わり。相変わらず、大胆に省略してま
すね。ここで秀吉、初登場。小日向文世が演るんですね。今後が楽しみ。

信繁と昌幸パパの会話。これまであまり無かったですね、この二人の会話。
ご当地、信濃の皆様、感涙の会話でありました。

ついに北条が起つ。
あせる滝川一益。この人はかなりの武の者でありますが、本作ではちょっと
大人しい、なさけない感じのキャラになってます。
さて、真田はどうするか?
昌幸パパが、ついに宣言。もう、だれの下にもつかぬ!
ニヒリストになりそうだった信幸兄ぃも、今回ばかりは胸熱くして父の言葉
を聞いています。


戦国大河でありながら、今までロクな合戦シーンがなかった本作。次回にて
ついに出てくるかな?
BSの視聴率がやけに高い、とネットのニュースで読みました。それだけ早く
観たい熱心なファンが多い、と言う評価の現れだと思います。

本作は、「本格大河」とは言えそうにありませんが、ドラマとしては王道な
つくりであると感じています。鬱憤が溜まって溜まって仕方がなかった大河
ファンも、今年は楽しんでいる人が多いのでは。まあ、言いたいことがある
人もこれまた多いとは思いますが(笑)。





【 大河ドラマ『真田丸』第6話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。
   
▼真田家
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
とり ---草笛光子
 …昌幸の母で、信繁の祖母。
松(まつ) ---木村佳乃
 …信繁の姉。
真田信尹(さなだ のぶただ) ---栗原英雄
 …昌幸の弟。北条家・上杉家との間に立ち、昌幸の情報戦を支えた。
小山田茂誠(おやまだ しげまさ) ---高木渉
 …松の夫。武田勝頼から離反した小山田信茂の家臣だった。

▼真田家家臣・真田領の人々
きり ---長澤まさみ
 …真田家重臣・高梨内記の娘。信繁の幼馴染み。
梅(うめ) ---黒木華
 …地侍・堀田作兵衛の妹。信繁の初恋の女性。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
佐助(さすけ) ---藤井隆
 …真田家の忍。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁・信幸兄弟を献身的に支えていく。
河原綱家(かわはら つないえ) ---大野泰広
 …真田家の家臣。
堀田作兵衛(ほった さくべえ) ---藤本隆宏
 …真田の郷の地侍で農民たちのリーダー的存在。梅の兄。
 
▼信濃・甲斐の国衆・武将
室賀正武(むろが まさたけ) ---西村雅彦
 …信濃の豪族。真田家をライバル視している。
出浦昌相(いでうら まさすけ) ---寺島進
 …元は信濃の豪族。武田家統治下において、甲州透破(忍者)の支配者。
 
▼織田家とその家臣たち
滝川一益(たきがわ かずます) ---段田安則
 …織田家の重臣。信濃地域の支配を担当する。
森長可(もり ながよし) ---谷田歩
 …織田家家臣。鬼武蔵と呼ばれた武勇の人。北信濃の統治を担当していた。
長崎元家(ながさき もといえ) ---松田賢二
 …滝川一益の家臣。
 
▼北条家
北条氏政(ほうじょう うじまさ) ---高嶋政伸
 …相模の戦国大名。関東の覇権をかけて真田家と激戦を繰り広げる。
北条氏直(ほうじょう うじなお) ---細田善彦
 …氏政の息子。北条家五代当主。


▼徳川家とその家臣たち
徳川家康(とくがわ いえやす) ---内野聖陽
 …三河の戦国大名。信繁の最大最強の宿敵となる。
本多忠勝(ほんだ ただかつ) ---藤岡弘、
 …家康の家臣。小松姫の父。徳川四天王に数えられる猛将。
本多正信(ほんだ まさのぶ) ---近藤正臣
 …家康の参謀。
阿茶局(あちゃのつぼね) ---斉藤由貴
 …家康の側室。

▼豊臣家
豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) ---小日向文世
 …織田家家臣。中国攻めから急遽京へ軍を返し、光秀を討つ。

▼その他
茂吉 ---小川隆市
 …松を助けた百姓。
 

【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:木村隆文(1,2,3,5,6話)、吉川邦夫(4話)、田中正、小林大児、土井祥平
==================================

公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/



[真田丸 第5話] へ [真田丸 第7話]へ →




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大河ドラマ 真田丸 第5話

2016,2,7 放映 NHK総合

大河ドラマ『真田丸』第5話「窮地」 感想 

信長も光秀も登場しない本能寺の変、というのは中々大胆。でもこれで正解
だと思います。本作では、このクーデターそのものより、これで信長を取り
巻く登場人物たちがどう影響を受けたのか……、を描くことを優先させたの
ですから。

歴史ロマンを語るなら、トップクラスの話題となる本能寺の変。本当の黒幕
は誰なのか……。実に様々な説がこれまでに出ています。そーいうことには
本作では一切触れず。ストーリーに盛り込みたい誘惑はあったでしょうが、
実に潔くバッサリ切り落としました。信繁には関係ないもんね。

信長は出ないけど信忠は登場。これはギャラの違いではあるまい(笑)。
嫡男の信忠も同時に死んだことが、織田家にとって無茶苦茶痛手だったこと
を描いています。その他の信長の息子たちは、どうも今ひとつだったようで
すし。


家康、輿で酔ってます(笑)。馬ではなく、輿に乗っていることで完全に油断
してた、こんなクーデターなど予想外であったことが伝わります。

さて、どう三河まで逃げるか。伊賀越えを選択する家康。単なる小心者では
ないのがこの内野家康のいいところ。肝心な所はしっかり自分で判断してる。

穴山梅雪、退場。あっけないのう(笑)。
この人の最期はちゃんと描いて欲しかった気はしますが、これも大胆な処理
の一つなんでしょうね。心良く思っていなかった家康、別れ際の言葉にまあ
心がこもってないこと(笑)。

服部半蔵、登場。
どっかで見たことあるよなあ、と思ったらゲスの極みの人だった。乙女じゃ
なくてお笑いの人。「既に道筋は、手の者に命じてほぼ押さえ申した」この
”ほぼ”ってのが後に重要(笑)。
なんか大きな団扇を伴の者が持ってますが、決死の逃避行であんなの持って
ますかね? それが内野家康の面白いところ?

「神君伊賀越え」と呼ばれるこの決死行。
ゴールは三河の岡崎。スタートしたのは二日の昼過ぎぐらいに大阪の四條畷
あたりからで、到着したのは四日の説と七日の説があるようです。
随行した配下の者は僅か34名ですが、途中、半蔵など伊賀にゆかりのある者
がそのネットワークを生かしたり、商人たちの協力があったりで、道案内や
護衛の者は別途増援された模様。


真田パート。もう京都の変事が伝わってます。こんなに早く?
次いで明智の使者が。彼のその後が気になります(笑)。

「行ったか?」「はい」
「……チキショー!!!」
いや、聞こえるって(笑)。
どこまでが本音か分からない昌幸パパ、ここは間違いなく本音です(笑)。

「父上の本心をお聞かせ下さい」
「わしの本心か。……では はっきり言おう。……まったく分からん!!
大笑いしてしまいました。

草刈正雄が実にハマってます。
産経新聞のインタビュー記事でも、

 今作の昌幸役について、「約40年の役者人生で、3本の指…いや、
 1番といっていい、すてきな役」だと語る。「演じられるのは役者
 冥利に尽きますし、役者としての集大成といってもいいと思います」


と語っています。ノリノリで演じておられるのが伝わって来ますね。

キャラクターの濃さでは、内野聖陽演じる家康も負けてはいません。
家康パートは本日の名(迷?)シーン連発。家康絶叫しながらひた走る(笑)。
人が必死で懸命な様は、ややもすると第三者からは滑稽に見えることはある
もんですが、こんな神君伊賀越えは予想外でした。実にユニーク。
急な崖を下るシーンでも、躊躇する家康を見つめる家来の視線が笑えます。

そして、つかの間の休息、握り飯を頬張る小汚いオッサンたち。
本多忠勝と家康が、互いに相手の口についた米粒を取ってあげて食べちゃう
シーン。和んだなぁ(笑)。
まだ明智の軍勢がいると半蔵。策はあるのか。
「全力で押し通りまする」「またか」
こんな家康でいいのでしょうか(笑)。


「わしは海を見たことが無い」
昌幸パパの謎のセリフ。兄ぃも引っかかってます。
ちょと取り乱してしまった昌幸パパですが、既に立ち直った模様。いつもの
虚実ないまぜな発言で兄ぃを混乱させますが、兄ぃも「父上の悪い癖だ」と
判断は出来てるみたい。

京にて騒動の原因を知った信繁、安土の姉上が危ないと引き返す。
ここで、真田の赤備えでもあるまいに、なぜにそんな赤い印をつけた馬で?
と、不審に思ってしまったのですが、再度見直すと、焼けた本能寺の前にて
信繁と矢沢三十郎頼幸が話すシーンの後ろに、田楽か猿楽の旅芸人があの馬
を引き連れているのが写ってましたね。描写されてはいませんが、あの馬を
譲り受けて安土へ向かったということでした。

昌幸パパ、国衆を集めて上杉につくと宣言。ここでエンケン景勝登場。
弱ってる織田とは戦わない、上杉はそのような戦はせぬ。とのお言葉。
スタイリッシュです。カッコいいです。でもめんどくさい奴です。

「どうか お察し下され」直江の台詞。
ウチ、今は戦ってる余裕ないんや、わかってぇや。
そーいうことですね。
そんなことは口が裂けても言わないエンケン景勝。


織田配下の滝川一益、あれは本当にまだ本能寺を知らなかった、ってことで
いいんですよね?
信長の壮大なプランを語る一益。改めて失ったものの大きさが分かります。
滝川一益の使ってた鮎? お魚さんの文鎮がいいですね。

信繁の姉上奪回作戦。堺雅人、今回は出番が少ない(笑)。
現代的に手を振って走らないのもいいですね。
「すんなり入れたな」ここでも笑いを忘れない三谷脚本。姉上と合流して、
さあ信繁パートがいよいよ……と思ったら次回へ続く。



今回も、主役信繁よりも草刈昌幸と内野家康が圧倒的に目立ってました。
でもこれで何も問題無し。信繁は自分の出来る範囲内のことを必死になって
やっているし、それ以上のことをさせるべきではありません。
伊賀越えに江が出て来たり、信長公の幽霊が出て来たりしなくて良かった(笑)。

本作は家康のキャラ造形が本当にユニークですね。もう家康ファンになって
しまいそう(笑)。前話の記事に書きましたが、今後の大成ぶりを予感させる
したたかな大物感と、絶妙に同居する情けない小物感がたまりません。

今回の大河では、「強い家康」では無く「生き抜くことにひたむきな家康」
を描こうとしているのではないでしょうか。本能寺の変を知った際、一時は
京に上り松平家ゆかりの知恩院に行って腹を切ろうと決意したが、本多忠勝
らに説得されて三河に帰ることにした……などというエピソードが史実とし
て残されていますが、本作では採用されていません。
確か、第2話で「生き延びられれば充分」的な台詞があったはず。
生きて生きて、生き延びる。それが家康の第一義。
そういうことなんでしょう。


さて、次回の予告、姉上とはぐれちゃった? 家康は無事に戻れましたが、
信繁一行はどうなるでしょうか。楽しみです。




【 大河ドラマ『真田丸』第5話 キャスト 】

真田信繁(さなだ のぶしげ) ---堺雅人
 …本作の主人公である武将。真田昌幸の次男。通称・源次郎。後世では真田幸村
  の名で知られる。若き日々を上杉景勝、豊臣秀吉の人質として過ごす。秀吉の
  死後、大坂の陣では真田丸と呼ばれる砦を作り、徳川勢を相手に闘う。
   
▼真田家
真田信幸(信之)(さなだ のぶゆき) ---大泉洋
 …信繁の兄。通称は源三郎。
真田昌幸(さなだ まさゆき) ---草刈正雄
 …信繁の父。知略軍略に優れた武将。
薫(かおる) ---高畑淳子
 …信繁の母。昌幸の正室。公家出身。
松(まつ) ---木村佳乃
 …信繁の姉。
真田信尹(さなだ のぶただ) ---栗原英雄
 …昌幸の弟。北条家・上杉家との間に立ち、昌幸の情報戦を支えた。
小山田茂誠(おやまだ しげまさ) ---高木渉
 …松の夫。武田勝頼から離反した小山田信茂の家臣だった。

▼真田家家臣・真田領の人々
きり ---長澤まさみ
 …真田家重臣・高梨内記の娘。信繁の幼馴染み。
梅(うめ) ---黒木華
 …地侍・堀田作兵衛の妹。信繁の初恋の女性。
高梨内記(たかなし ないき) ---中原丈雄
 …きりの父。昌幸の側近。
佐助(さすけ) ---藤井隆
 …真田家の忍。
矢沢三十郎頼幸(やざわ さんじゅうろう よりゆき) ---迫田孝也
 …真田家の家臣。頼綱の子。信繁・信幸兄弟を献身的に支えていく。
河原綱家(かわはら つないえ) ---大野泰広
 …真田家の家臣。
堀田作兵衛(ほった さくべえ) ---藤本隆宏
 …真田の郷の地侍で農民たちのリーダー的存在。梅の兄。
 
▼信濃・甲斐の武将
室賀正武(むろが まさたけ) ---西村雅彦
 …信濃の豪族。真田家をライバル視している。
 
▼織田家とその家臣たち
滝川一益(たきがわ かずます) ---段田安則
 …織田家の重臣。信濃地域の支配を担当する。
織田信忠(おだ のぶただ) ---玉置玲央
 …信長の嫡男。本能寺の変の際、二条御所にて善戦するも自害。

▼上杉家
上杉景勝(うえすぎ かげかつ) ---遠藤憲一
 …越後の戦国大名。
直江兼続(なおえ かねつぐ) ---村上新悟
 …上杉家の重臣。知勇兼ね備えた名将。「愛」の字の兜で知られる。

▼徳川家とその家臣たち
徳川家康(とくがわ いえやす) ---内野聖陽
 …三河の戦国大名。信繁の最大最強の宿敵となる。
本多忠勝(ほんだ ただかつ) ---藤岡弘、
 …家康の家臣。小松姫の父。徳川四天王に数えられる猛将。
石川数正(いしかわ かずまさ) ---伊藤正之
 …徳川家の家老。
服部半蔵(はっとり はんぞう) ---浜谷健司
 …徳川家の忍び。伊賀越えでは先導役を務める。
穴山梅雪(あなやま ばいせつ) ---榎木孝明
 …元・武田家の重臣。勝頼から離反後、織田から所領を安堵され家康の家臣に。
  伊賀越えの中途で家康と別行動をとり、一揆勢に討たれ死亡。
阿茶局(あちゃのつぼね) ---斉藤由貴
 …家康の側室。

 
【スタッフ】
作:三谷幸喜
音楽:服部隆之
語り:有働由美子
制作統括:屋敷陽太郎、吉川邦夫
プロデューサー:清水拓哉、吉岡和彦
演出:木村隆文(1,2,3,5話)、吉川邦夫(4話)、田中正、小林大児、土井祥平
==================================

公式サイト:http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/

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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

岩井俊二のMOVIEラボ シーズン2 #1

2016,2,4 放映 NHK Eテレ

『岩井俊二のMOVIEラボ シーズン2』#1「走る」 感想

昨年の1月から2月にかけて放送された『岩井俊二のMOVIEラボ』が、好評
だったようでシーズン2が放送されることとなりました。
前回は「SF」「特撮」「ラブストーリー」「ホラー」「ドラマ(前・後)」と
ジャンルに分けて放送されましたが、今回シーズン2では「走る」「闘う」
「恋をする」「嘘をつく」という映画における人物の行動、シーンをテーマ
として取り上げています。前回とは違った角度からで面白いと思いました。

また、前回は主宰の岩井俊二監督が自ら進行役を務めましたが、今回は千原
ジュニアが進行役として登場。前回観ていて司会進行のぎこちなさがありま
したから、しゃべりが器用な司会をおくことは正解だと思います。ジュニア
の起用については意見の分かれる所だとは思いますが……。


と、いうわけで第1回「走る」を視聴。
うーん……ちょっと、いや、かなり物足りない。
掘り下げが足りません、浅い。

前回に比べ、聴講生の若者たちの「1分スマホ映画」にかなり時間をさいて
います。これも悪くはないけど、正直「ミニミニ映像大賞」にまかせておけ
ばいいのでは。

もっともっと、過去の映画作品において、「走る」シーンはどういったもの
があったのか、どうやって撮影されたのか、どんな機材が用いられたのか。
ステディカムの登場。固定したカメラと、撮影対象に共に移動するカメラと
では、演出的にどう違ってくるか。等々……。
そういったことを、プロの方、業界の方々に講釈してもらいたかった。

その方が、映像作家を志す若い人たちにも参考になるだろうし、映画好きな
視聴者にもウケると思うのですが。。。


私が「走る」で思い浮かべた映画は『炎のランナー』『ロッキー』『卒業』
『マラソンマン』『ランローララン』。あとはキートンと太陽にほえろ。

番組中で紹介された映画は『炎のランナー』『レイダース』『トレインスポ
ッティング』『ロッキー』『四月物語』『28週後…』
望遠レンズの効果的な使用例として『スタンド・バイ・ミー』
岩井監督セレクトで『SHUFFLE』
諸鍛冶裕太セレクトで『YAMAKASI』
堤幸彦監督セレクトで『汚れた血』
最後に『フォレスト・ガンプ』。
あと、岩井俊二が大学生当時に撮った8mm作品『インディポピンズ・キャン
ディポピンズ』も紹介されました。

『汚れた血』は嬉しかった。私も大好きな映画。確かにあれの番組中に取り
上げられたシーンとラストの走るシーンは、強烈に印象的な「走る」シーン
であります。


この第1回は、かなり物足りない感じでしたが、次回の「闘う」はゲストに
アクション・コーディネーターの方がおられるので、もうちょっと突っ込ん
だ内容になるのでは、と期待しております。
素人のスマホ映画に頼り過ぎないで欲しいですね。



『岩井俊二のMOVIEラボ』シーズン2

2016,2,4 スタート(Eテレ・全4回)
放送日 毎週木曜 午後11時~11時45分
再放送 毎週月曜 午前1時10分~1時55分[日曜深夜]


▼主宰…… 岩井俊二(映画監督)
▼進行役…… 千原ジュニア
▼アシスタント……  飯豊まりえ(女優・モデル)
▼ゲスト
 #01,02……堤幸彦(映画監督)、諸鍛冶裕太(アクション・コーディネーター)
 #03,04……是枝裕和(映画監督)、長澤まさみ(女優)


第1回 テーマ 「走る」(2016年2月4日放送)
第2回 テーマ 「闘う」(2016年2月11日放送予定)
第3回 テーマ 「恋をする」(2016年2月18日放送予定)
第4回 テーマ 「嘘をつく」(2016年2月25日放送予定)


公式サイト:http://www4.nhk.or.jp/movielab/



【当ブログ内過去関連記事】

岩井俊二のMOVIEラボ(シーズン1) #1



テーマ:NHK - ジャンル:テレビ・ラジオ

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