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tateの観た映像、読んだ本、思った事、、、

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特集ドラマ ラジオ

'12,3,26 放映 NHK総合

特集ドラマ 「ラジオ」 感想

優れた脚本、キャストの演技に拍手。

昨年、震災関連のドラマの記事にて、ドラマの題材には東日本大震災はまだ
デリケートすぎると書きました。今でもまだ、その思いはあります。

震災当時の映像を用いたノンフィクション、ドキュメンタリーが数多く作ら
れました。これらの凄まじい現実の記録が持つ力に、フィクションがかなう
はずもない。そう思っていました。

ですが、震災自体を描くのではなく、あれから2年経った今を当地にて生き
ている人々を描いた本作は、やはりドラマだからこそ描けるものもある、と
創作された映像と物語が持つ力を再認識させてくれた作品でした。


このドラマは宮城県女川町で、震災の一ヶ月後に始まった臨時放送局「女川
さいがいFM」に、アナウンサーとして参加した一人の女子高生の体験と、
彼女の発信したブログが原作となっています。

引きこもり状態だった「某ちゃん」。彼女の名前は最後まで語られない。
中学生の時、同級生がつけたあだ名。なぜ、某ちゃんなのかは分からない。
名付け親の少年は、あの日、津波に消えた。

そんな某ちゃんを心配した周囲の大人たちは、彼女をFM局に連れて行く。
そこでは同世代の若者たちが協力しあい、女川の人々に情報を、音楽を、言
葉を発信していた。

初めはマイクを前にしても口を開けなかった某ちゃんだが、やがて、FM放送
やブログで自らの思いを発するようになっていく……。


主演の刈谷友衣子は『鈴木先生』では隣のB組生徒・平良美祝役、先日NHK
にて放映されたドラマ『メイドインジャパン』では主演の唐沢寿明の娘役、
『まほろ駅前番外地』では殺人を犯した女子高生の友人役と、脇役ながら印
象に残る役を巧みに演じているなかなかの注目株。本作でも心に大きな傷を
抱え、それでも現実と向き合いながら前に進んでいこうとする女の子を見事
に演じています。
ラストの表情は秀逸。

脇を固める吉田栄作、豊原功補、西田尚美も上手い。リリー・フランキーは
もう役者を本業にしたら、と言いたくなるぐらい達者ですね。いい味出して
ます。

脚本の一色伸幸は、軽妙なライトコメディの作品が多い印象がありますが、
さすが、一流です。重たい内容になりそうな題材を、語り過ぎることなく普
通に日常を生きる人々を描いています。

ドキュメンタリー的なカメラワークが印象的でしたが、演出を担当した岸善
幸はドキュメンタリー出身だそうで、現地の空気感がよく出ていてリアルを
感じさせました。この人、2009年に放映された「ヒロシマ 少女たちの日記
帳」の脚本・演出を担当された方でもあり、「少女映画」を撮らせたら傑作
を撮ってくれるかも、と期待したくなります。


映画にしてもおかしくない出来でしたが、現地の事情を考えるとNHKの地
上波で放映されることがベストなのでしょう。
私がいくら想像力を働かせても、被災地の方々の心情を完全に理解すること
など出来ないとは思いますが、それでも、きっとこの作品は被災地の方々が
観ても、不愉快になることなく、違和感を感じることなく、被災地の人々を
納得させ、作ってくれて良かった…と思わせられる出来になっているのでは
ないか、勝手にそう思ってます。そう思わせるだけの力をもったドラマです。

「震災もの」としても、「青春もの」としても、極めて質の高い秀作。
また、再放送もぜひやって欲しいですね。




***劇中のラジオから流された曲
  負け犬 /THE STALIN
  Let’sRock(DANDAN)/ザ・ルースターズ  
  満月の夕(ゆうべ) /ソウル・フラワー・ユニオン
  応援歌 /THE イナズマ戦隊

NHKでスターリンが流れるなんて…(笑)。
「満月の夕(ゆうべ) 」は大好きな曲なので、嬉しかった。泣けた。



***某ちゃんのブログについて
 女川さいがいFMのサイトによると、現在は非公開になっているとのこと。
 ですが、劇中に登場したブログ記事、「本当に受け入れてほしかったモノは」
 は本人許可の上で、転載されているブログがあるそうです。
 
 本当に受け入れてほしかったモノは
 http://www.joqr.co.jp/hodo/2012/04/post-293.html


 リアル某ちゃん、文才あります…。是非、ご一読を。
 
 


【 特集ドラマ 「ラジオ」キャスト 】

某ちゃん(17)/刈谷友衣子
 …友人・両親からも”某”と呼ばれる。國枝に連れられFM放送に参加することに。
國枝重治(36)/吉田栄作
 …老舗かまぼこ店「海政」の次期社長。女川さいがいFMの立上げに関わった。
笹山ユキ(25)/安藤サクラ
 …女川さいがいFMの人気MC。見た目は派手だが面倒見のいいお姉さんキャラ。
宮城太郎(30)/新井浩文
 …女川さいがいFMのリーダー的存在。生真面目。
阿部健夫(17)/藤原薫
 …女川さいがいFMのいじられキャラ。
岡崎えみ(17)/夏居瑠奈
 …女川さいがいFMのスタッフ。家族を津波で失い、祖父と仮設住宅で暮らす。
山之里勝(37)/山本浩司
 …病院の警備員をしているヘビーリスナー。
海坂善行(40)/豊原功補
 …某ちゃんの父親。漁船は流された。
海坂寛子(41)/西田尚美
 …某ちゃんの母親。「海政」で働く。娘を心配し、後輩の國枝に相談した。
飛松(43)/リリー・フランキー
 …女川出身、震災にて東京に在住。薬剤師。ネットでFMを聞いている。


【スタッフ】
原作:某ちゃん。 
脚本:一色伸幸 
音楽:松本俊明
演出:岸善幸(テレビマンユニオン)



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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

ドラマ 泣くな、はらちゃん 最終話

’13,3,23 放映 日テレ系列 

ドラマ『泣くな、はらちゃん』 第10話(最終話)「私の世界」感想

世界に、片思いです。

ある程度の予想はしていましたが、その予想以上にあっさりしていた最終回
でした。まあ、このヒネリのなさ、劇的ではないところも本作のカラーとい
うか、味でもあるように思えますので、特に不満ではありません。いい最終
回だったと思います。

前回にて、自ら望んでマンガの世界にいってしまった越前さん。この状況で
もうひと波乱ふた波乱あるかと思いましたが、案外あっさりと帰還。
弟、大活躍(笑)。

前回の記事にて書きましたが、あくまでも越前さんはこちらの世界の人であ
り、こちらで生きていくしかない訳です。越前さんはこちらで、はらちゃん
はマンガの世界で別々に生きていく。そのことに納得し、意を決する越前さ
んと、こちらの世界の人々に別れをつげるはらちゃんの描写に多くの時間が
使われました。
車中のはらちゃんと田中くんの最後の会話が泣かせます。

そして、あたかもケーキ入刀をする様に二人でノートを広げる越前さんと、
はらちゃん。
愛を知ったはらちゃんは、離れていても両思い。
やさしい笑顔のままノートを広げ、消えていきました。


越前さんは、マンガを描き続けます。そこでは、はらちゃんたちと会えるか
ら。百合子さんも、やはりペンを取りましたね。矢東薫子、復活の報が本屋
にありました。

そして、再び工場での日常。再三、長沼さんらパートのおばちゃんの会話に
登場して来た、大橋さんの息子。『古畑任三郎』の赤い洗面器のような扱い
かと思ったら、まさかの登場。
演じていたのは劇中のマンガの作画を担当したマンガ家・ビブオその人なん
だそうです。胸ポケットにマンガ用のGペン?がさしてあった(笑)。

ラスト、はらちゃんが傘を差し出して現れるシーンはドラマ的には蛇足です。
その前の、会いたいと思ってもノートを振ろうとしなかった越前さんにて物
語はエンドですね。あの傘のシーンは、いわばカーテンコール。二人の物語
は、エンドマークが出ることなく、これからも続きますよ……という、視聴
者へのサービスシーンだったと思います。

エンディングの画がいつもと違ったのにニヤリ。マンガの世界の住人たちも
登場していました。いいね、アレ。
一人じゃない。みんながいて、応援している。
越前さんも、笑みを浮かべている。


これで、『泣くな、はらちゃん』も終了。心温まる、ほっこり出来る良質な
ドラマでした。主役の長瀬智也、麻生久美子を始め、キャストの面々も皆な
適役でハマっていました。
いつか、その後のはらちゃんたちをスペシャル版とかで観たいですね。
スタッフ、キャストの方々、お疲れさまでした。




【日本テレビ 土曜ドラマ『泣くな、はらちゃん』第10話(最終回) キャスト】

▼ 漫画の世界
はらちゃん:長瀬智也
 …越前さんの描いた漫画の主人公。赤いスタジャンにギターを背負う男性。涙
  もろい性格。現実世界に飛び出した彼は越前さんを神さまと信じ、やがて恋
  をする。現実の世界を知り、世界にある素晴らしいものに触れ、学んでいく。
ユキ姉:奥貫薫
 …カウンターにいる客。過激な発言のアネゴ肌。現実の世界を知っている。
マキヒロ:賀来賢人
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんにはいつも同意する役割。
あっくん:清水優
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんに酒を勧める役割。
笑いおじさん:甲本雅裕
 …はらちゃんたちの隣の席の客。本名不明、なぜ笑っているかも不明。
たまちゃん:光石研
 …玉田工場長の死後、越前さんが新たに作った玉田そっくりのキャラ。
 
▼ 現実世界
越前さん:麻生久美子
 …かまぼこ工場「ふなまる水産」の女性社員。真面目で大人しく自己主張も苦
  手な性格。抱え込んだ不満やストレスをマンガを描くことで発散している。
  マンガは好きな作家、矢東薫子を真似たタッチ。
田中くん:丸山隆平
 …かまぼこ工場の若手男性社員。越前さんに片思い。人畜無害な「いい人」。
紺野清美:忽那汐里
 …越前さんの同僚。無愛想。田中に片思いだったがマキヒロに出会い好意を持つ。
長沼さん:稲川実代子
 …越前さんの同僚の1人。越前さんに理不尽な言動をとるパートのおばさん。
ひろし:菅田将暉
 …越前さんの弟。ダメ男。
秀子:白石加代子
 …越前さんの母親。
警官:小松和重
 …小さな町を守ることに生き甲斐を感じている真面目な警官。
大橋さんの息子さん:ビブオ
 …長沼さんたちの噂に再三登場した人物。ふなまる水産の社員として登場。
矢口百合子:薬師丸ひろ子
 …かまぼこ工場のパートリーダー。面倒見がいい。すべての謎を知っている?


【スタッフ】
脚本:岡田惠和
演出:菅原伸太郎(1,2,5,8,10話)、狩山俊輔(3,4,7,9話)、松山雅則(6話)
劇中漫画:ビブオ
音楽:井上鑑
主題歌:「リリック」(歌:TOKIO、作詞・作曲・編曲:長瀬智也)
オープニング曲:かもめ児童合唱団「私の世界」
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:河野英裕、小泉守、萩原真紀
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作著作:日本テレビ
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大河ドラマ 八重の桜 第11話

13,3,17 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第11話「守護職を討て!」感想

大河好きの知人からの情報では、今回のサブタイトル「守護職を討て!」は、
2004年の大河「新選組!」の25話「長州を討て」にかけている、とのこと。
孝明天皇の台詞「長州の軍勢、速やかに掃討せよ!」(=長州を討て)にて
終わった今回、大河ファンへの目配せがそんなところにあったんですね。
私は「組!」は観てないので気付きませんでした…。


今回は会津パートがいつもより多かった印象。これまでは山本家で一番影の
薄かった三郎にも焦点が当てられています。もはや幼い子供ではない、かと
いって大人でもない若者、ティーンのいら立ちと悩みを上手く描いていまし
た。ボーッとしてる感じのお父つぁま、ちゃんと次男を見てたんですね(笑)。
八重も必要以上にしゃしゃり出ることなく、弟と尚之助、弟と父親の会話を
影で見守っているのがいいです。これが江だったら…(以下略)。


ところで先述の大河好きの知人ですが、この『八重の桜』をあまり評価して
いません。大きな理由がこの会津パートがかったるいことだそう。江戸や京
での歴史・政局パートと会津パートがブツ切りで、繋がりが悪い。全然主人
公らしくない八重の出てるパートが面白くない、とのこと。

なるほどなぁ、と興味深く聞いていました。八重が主人公らしくない、なる
意見には反論しようもない(笑)。というか、反論出来る人はいないんじゃな
いかと(笑)。

『八重の桜』も10話を越えましたが、ここまでのストーリーで時間配分を考
えると八重パートは主人公とは思えないほど少ない。ある意味画期的かも。

主人公が主人公らしく動いていない映画やドラマは、私も嫌いです。でも、
『八重の桜』は今のところ、面白いと思っています。
なぜなんだろう?

改めて考えてみると、一つは早々に八重が主人公であることの限界に気付き、
理解してしまったからだと思います。
八重は、会津戦争では確かに活躍した。でも、それ以前には歴史に関わる動
きをした訳では無い。そこに至るまでを描いても、八重中心では歴史を描き、
説明するには難しい。

八重という女性が、なぜ籠城戦で活躍するようなことになったのか。なぜ、
会津藩はそんな状況に追い込まれたのか。

それを描き、理解させる為には幕末史を大局的に描き、歴史の流れを説明す
る必要がある。そう製作サイドは判断したんだと思います。
だからこそ、ここに至るまでは八重よりも覚馬の方が主人公らしく見えたり、
むしろタイトルは『会津の桜』にした方がいいように見えてくる。

序盤として、こういう展開はやむを得ないし、その選択も正しいと思います。
多分。
全体通して観たら、八重も主人公として活躍し、躍動することでしょう。


更に付け加えるならば、『江』を観てしまったから、というのもあるかと。

オリジナルなエピソードで展開を膨らませるのは多いに結構です。ですが、
主人公がそこまで絡むかぁ? とツッコミたくなるほど歴史上のイベントに
介入してくる悪例を観てしまいましたからねー。
だから、八重が動かなくても気にならないのかも(笑)。


また、「会津パートがかったるい」というのは、私が当ブログにて再三指摘
している「地味」というのに繋がるでしょう。

「地味だけど面白い」と思うか「かったるい」と思うかは個人の感覚ですか
ら、どうしようもありません。でもまあ、もう少し八重関連でオリジナルな
エピソードを挿入して、八重のキャラクターをより見せてくれたならなあ、
という思いは確かにありますね。
それもやりすぎたら、「大河じゃなくて朝ドラだ」なんて言われそうで案配
が難しそうですが……。


今まで、決して時間的には多くはなかったですが、八重というキャラクター
についてはそれなりに描かれてはいます。さらに八重周辺のキャラクターも
ちょっとずつですが描写されています。1クールや2クールのドラマではあ
り得ないほどゆっくりではあるけれど、その辺は逆に大河ドラマらしく贅沢
な時間の使い方です。頼母との出会いもありましたし、梶原平馬にも印象を
残しました。照姫に面通しもしたし、時尾が右筆となったので中央とのライ
ンも出来た。
全て、今後の展開への布石でしょう。


と、いう訳で長くなりましたが、私的には『八重の桜』、少々の不満や物足
りないところはありますが、面白いし楽しめています。今のところ。




なんか、この11話に関する記事じゃなくなってしまった(苦笑)。

以下、駆け足で11話の感想。

冒頭、いきなり象山の暗殺。だから護衛を付けとけと…。先週言ってた短銃
は役に立たなかったようです……。

ぽっぺんを吹きながら、事件を目撃した少女の描写。映画「ゲッタウェイ」
を連想させます。主演スティーヴ・マックィーン、監督サム・ペキンパーの
名作バイオレンスアクション。1972年作品。この映画で、主要バイオレンス
シーンでは必ず子供が見ていたり、側にいる描写があります。
恐怖に怯え、ぽっぺんを落とす少女。ここはむしろ、こんなテロ行為が行わ
れていても、無心に遊ぶ少女……という描写にした方が、この時代を描ける
ように思えましたが、それはやり過ぎかな?

三郎クンに関しては前述の通り。まだ幼いと思っていた次男がしっかり成長
していた。父親としても、姉としても頼もしく思えるだろうエピでした。と
てもよかったと思います。

平馬・覚馬・大蔵の3人珍道中みたいな展開は、今までにない面白みがあり、
ハラハラさせる愉快なシーンでした。平馬の怪しげな関西弁に(笑)。あんた、
祇園で遊んでたんかいっ!あの奥さんに知られたら、怒られるぞぉ(笑)。

神職の経験があった真木和泉ですから、祝詞はお手のもの。嶋田久作のあん
な声は初めて聞いたかも。

長州が何をしたかったのか、今イチわかりにくいですね。
これでは「会津憎し!」でだけ動いているような感じです。

慶喜の軽薄というか、ヘタレというか、良くも悪くも政治家であった様子が
うまく描かれてます。孝太郎が適役ですね(笑)。


さあ、来週はいよいよ禁門の変。タイトルでは蛤御門の変。同じ意味ですけ
ど、会津藩が守っていた場所が蛤御門ですから、タイトルでもそちらにした
のでしょう。会津では八重と尚之助に大きな進展が?




【 大河ドラマ 八重の桜 第11話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):工藤阿須加
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。
山本みね(やまもと みね):千葉理紗子(子役)
 …覚馬・うらの娘。 
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
照姫(てるひめ):稲森いずみ
 …容保の義姉。義理の弟を献身的に世話する。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。守護職となった容保とともに京へ上った。
神保内蔵助(じんぼ くらのすけ):津嘉山正種
 …会津藩家老。横山主税に替わり江戸から京に上り、禁門の変では奮戦。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
内藤介右衛門(ないとう すけえもん):志村東吾
 …会津藩若年寄。平馬は実の弟(梶原家に養子に入った)。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
滝瀬(たきせ):筒井真理子
 …照姫の侍女。
照姫の侍女:松本さやか
別撰隊藩士:山本卓
会津藩士:藤田健彦
会津藩士:田中栄一
会津藩士:青山義典

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
日向ユキ(ひなた ユキ):剛力彩芽
 …山本家の隣家で八重の6つ下の幼馴染み。激動の会津を生き抜く。
高木澄江(たかぎ すみえ):宮下順子
 …時尾の祖母。八重たちの針のお師匠様。
高木盛之輔:首藤勇星(子役)
 …時尾の弟。会津戦争にて年少少年隊「中軍護衛隊」に参加。
伊東悌次郎 (いとうていじろう):下地幸多(子役)
 …後の白虎隊・士中二番隊の隊士。八重に銃の扱いを教わる。
八重のお針仲間:牧田利奈
八重のお針仲間:藤原希

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
松平定敬(まつだいら さだあき):中村隼人
 …桑名藩藩主。京都所司代。会津の松平容保は実の兄(高須四兄弟)。

▼朝廷
孝明天皇(こうめいてんのう):市川染五郎
 …第121代天皇。公武合体運動を推進。京都守護職松平容保への信任は厚かった。
近衛忠煕(このえ ただひろ):若松武史
 …公卿。薩摩と関係が深く、篤姫は忠煕の養女となった後、将軍家定に嫁いだ。
中川宮(なかがわのみや)[久邇宮朝彦親王]:小須田康人
 …公武合体派の皇族。長州勢を排除する八月の政変を薩摩・会津に行わせる。

▼諸藩の志士たち
佐久間象山(さくま しょうざん):奥田瑛二
 …西洋学を極めた俊才。彼の開いた塾には俊英たちが思想を越えて集まった。
真木和泉(まき いずみ)[真木保臣]:嶋田久作
 …久留米藩士。尊攘派の先達として指導した活動家。禁門の変の後、自害。
久坂玄瑞(くさか げんずい):須賀貴匡
 …長州藩士。長州藩における尊王攘夷派の中心人物。禁門の変にて自害。
来島又兵衛(きじま またべえ):関戸将志
 …長州藩士。禁門の変にて積極的に出兵を主張。先頭に立って戦うも戦死。
佐久間恪二郎(さくま かくじろう)[三浦啓之助]:下江昌也
 …象山の息子。父の暗殺後、新選組に入隊するが後に脱走。
桂小五郎(かつら こごろう)[桂小五郎→木戸孝允]:及川光博
 …長州藩士。西郷隆盛・大久保利通らと並び「維新の三傑」と称せられる。
長州兵:五十嵐大輔

▼その他
半平:宮川浩明
 …佐久間象山の従者。
岡山和之、浜田大介、宇井晴雄、作田星空、日下部ゆう、
喜多見思叶、松原正隆


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:大和谷豪
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2,3,4,8,11話)、
   一木正恵(5,6,9話)、末永創(7話)、清水拓哉(10話)
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ドラマ 泣くな、はらちゃん 第9話

’13,3,16 放映 日テレ系列 

ドラマ『泣くな、はらちゃん』 第9話「2人が選んだ結末」感想

いいやねー。いい。
堪能致しました。

前半部、ちょっと展開がトロくさくなりそうな感がありましたが、中盤から
全く問題なし。終盤は怒濤の展開でした。

多くの方が予想されていたとは思いますが、前回の8話にて、薬師丸演じる
百合子が漫画家・矢東薫子だと判明しました。そして、はらちゃんを始めと
したピュアすぎるマンガの世界の住人たちが、この世界は素晴らしいことば
かりではない、と知ってしまった。この世界には、恐ろしいこと、悲しいこ
と、辛いことが沢山ある。ありすぎる。


そして、9話。

ついに、はらちゃんたち自身がいわれのない暴力を受けることに。

自分が殴られただけならよかった。でも、仲間が、好きな人が暴力を受け、
倒れた姿を見た時、汚れを知らない存在だったはらちゃんに生まれた衝動。

憎悪。

人を殴り、傷付ける側になったはらちゃん。
殴りながら、男に問う。
「何でですか! これが、この世界ですか!?」

すがりついて止めようとする越前さん。
「ごめんなさい。ごめんなさい。はらちゃん。
          こんな世界でごめんなさい。…」

呆然として、傷ついた己の拳を見つめるはらちゃん。

「痛いです。…心が…とても痛いです。
  越前さん。どうか…私を嫌いにならないで下さい…」
  


見ていて、シンプルな台詞の一つ一つが心に突き刺さる様でした。
この世界は美しいことばかりじゃない。
醜いこともいっぱいある。
理不尽なことも沢山起きる。

身をもって体験してしまった、はらちゃんたち。
あまりにも純真な、汚れを知らない彼らには辛すぎる、悲しすぎる出来事。
「世界中の敵に降参さ〜闘う意志はない」と歌っていたはらちゃん。
そんな彼にも逃れられない災難が降り掛かることがある。
愛する人が殴られたら、憎しみで殴り返してしまった。

この世界の住人として越前さんは「こんな世界でごめんなさい」と言うしか
ありません。


この世界の住人ならば受け入れて、学んでいくしかない。
光があれば、闇がある。
暗闇があるからこそ、陽光の美しさを感じ取ることが出来る。
そうなんだけど。でも。

彼らは知る必要があったのか?



ツライですね。
哀しいですね。

脚本、演出、演技、文句無し。
こういう真っ直ぐな、真っ直ぐすぎるキャラを演じるに適役すぎる長瀬智也。
お見事でした。


そしてラスト、越前さんは自らをマンガに書き込み、ノートを開いた。
可愛すぎる「来ちゃいました」でした(笑)。

この世界では生き辛く感じていた越前さん。彼女とはらちゃんにとっては、
これでハッピーかも知れません。でも、それでは越前さんはこの世界を捨て、
「自殺」したに等しい。
そんな後ろ向きなハッピーエンドは、ない。
越前さんはこの世界の人。この世界で生きていかないといけない。
はたして、越前さんがやってきても、心から喜んでいる様には見えないはら
ちゃん。歌い終わった後には涙。その涙の訳は……


さあ、次回は最終回。どう決着をつけるでしょうか?

以前、越前さんも矢東薫子がマンガに描いたキャラクターなのかも……との
予想を記事に書きましたが、そういうメタメタフィクションではなさそう。
でも、越前さんママの許容度の異常な広さは、あのお母さんもマンガ世界か
ら来た人だった、とかでもおかしくないよーな。

越前さんも、はらちゃんも幸せになる、前向きなエンディング。
うーん、考えつかない……。

百合子が再びペンをとりそうな気はしてるんですが。

ここまで素晴らしい出来を維持し続けている『泣くな、はらちゃん』。
最終回、納得のいく結末を期待しています!





【日本テレビ 土曜ドラマ『泣くな、はらちゃん』第9話 キャスト】

▼ 漫画の世界
はらちゃん:長瀬智也
 …越前さんの描いた漫画の主人公。赤いスタジャンにギターを背負う男性。涙
  もろい性格。現実世界に飛び出した彼は越前さんを神さまと信じ、やがて恋
  をする。現実の世界を知り、世界にある素晴らしいものに触れ、学んでいく。
ユキ姉:奥貫薫
 …カウンターにいる客。過激な発言のアネゴ肌。現実の世界を知っている。
マキヒロ:賀来賢人
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんにはいつも同意する役割。
あっくん:清水優
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんに酒を勧める役割。
笑いおじさん:甲本雅裕
 …はらちゃんたちの隣の席の客。本名不明、なぜ笑っているかも不明。
たまちゃん:光石研
 …玉田工場長の死後、越前さんが新たに作った玉田そっくりのキャラ。
 
▼ 現実世界
越前さん:麻生久美子
 …かまぼこ工場「ふなまる水産」の女性社員。真面目で大人しく自己主張も苦
  手な性格。抱え込んだ不満やストレスをマンガを描くことで発散している。
  マンガは好きな作家、矢東薫子を真似たタッチ。
田中くん:丸山隆平
 …かまぼこ工場の若手男性社員。越前さんに片思い。人畜無害な「いい人」。
紺野清美:忽那汐里
 …越前さんの同僚。無愛想。田中に片思いだったがマキヒロに出会い好意を持つ。
長沼さん:稲川実代子
 …越前さんの同僚の1人。越前さんに理不尽な言動をとるパートのおばさん。
ひろし:菅田将暉
 …越前さんの弟。ダメ男。
秀子:白石加代子
 …越前さんの母親。
警官:小松和重
 …小さな町を守ることに生き甲斐を感じている真面目な警官。
玉田:光石研
 …かまぼこ工場の工場長だったが、5話にて酔って海に落ち溺死。
矢口百合子:薬師丸ひろ子
 …かまぼこ工場のパートリーダー。面倒見がいい。すべての謎を知っている?


【スタッフ】
脚本:岡田惠和
演出:狩山俊輔(3,4,7,9話)、菅原伸太郎(1,2,5,8話)、松山雅則(6話)
劇中漫画:ビブオ
音楽:井上鑑
主題歌:「リリック」(歌:TOKIO、作詞・作曲・編曲:長瀬智也)
オープニング曲:かもめ児童合唱団「私の世界」
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:河野英裕、小泉守、萩原真紀
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作著作:日本テレビ
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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

大河ドラマ 八重の桜 第10話

13,3,10 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第10話「池田屋事件」感想

脚本がとてもよく出来ていたと思います。会津パート、京都パートともに展
開がスムーズでバランスもよかった。楽しめました。

演出は清水拓哉D、4人目の演出家が登場。『八重の桜』はこれまで地味な
回が多かったですが、今回はけっこうケレン味のある、よい意味であざとい
演出であったと思います(個人の好みで異論はあるでしょうが)。
やっぱねー、池田屋事件とかビッグイベントだったら少々派手にやらんと。
『龍馬伝』では池田屋の回、騒動の前後を描くのみで殺陣無かったからね…。


祇園祭の宵々山で賑わう夜だった、ということで笛の音が響く中、戦いが始
まります。

 近藤「会津藩お預かり、新選組である!」
  ズサッ、ズチャ! 二階の浪士たち、一斉に抜刀。
  ズシューッ! 近藤、愛刀虎徹、抜刀。
カメラは虎徹をアップで追う。

  ピィィィーーッ!!! 響き渡る笛の音。

 近藤「容赦無用!」
 近藤、沖田、永倉、藤堂、戦鬼と化して階上へ。
 
か、カッコえぇ〜。しびれました。


そして、池田屋事件といえば、コレ。階段落ち。
定番の、階段を転げ落ちるじゃなくて、階上からいきなり土間へ叩き落とす
とは予想外。
スタントマンさん、ご苦労様です。。。

その後の殺陣は、決してキレイではありませんでした。でも、却ってこの方
が室内で行われた死にものぐるいの激闘らしさが出ていた様に思えます。

階段落ちと並ぶ池田屋の定番演出、喀血もありました。本作では、新選組の
隊士A、みたいな扱いの沖田ですが、やっぱここは抑えとかないとね(笑)。



当時、新選組は脱走者が相次ぎ、約40名ほどしかいませんでした。この日、
近藤隊10名、土方隊12名、井上隊12名の三手に別れて捜索が行われました
(近藤隊、土方隊の二手の説有り。井上隊ではなく、松原隊などの説有り)。
残り6名は屯所、新選組の本部に残り警備にあたりました。
人員が不足しているので、会津藩・桑名藩も探索に協力するはずでしたが、
連絡の手違いもあり両藩の藩士の到着が遅れ、新選組は独自に探索を開始し
ます。

四条方面にて旅籠や料亭を片っ端から御用改めを続けた近藤隊は、ついに三
条小橋の池田屋に行き着きました。
逃亡や援軍を防ぐ為に裏口と表に隊士を配置した後、近藤勇含む5名は池田
屋に乗り込みます(4名説有り)。

池田屋には20数名の尊攘派志士が集まっていました。数的劣勢のなか、新選
組の奮戦が続きます。しかし、沖田総司が戦闘中に倒れます。これが小説や
ドラマでは、後の結核と合わせて喀血したという演出になりますが、事実は
不明。その後も沖田は活動しており、この時点で喀血する程に病状が進行し
てはいないはずでは、と思われます。一説では熱中症では、とも。
更に、藤堂平助が額を負傷。出血がひどく視界を妨げ戦闘不能になり、戦線
離脱します。

獅子奮迅の活躍を見せた永倉も左手の親指を負傷しています。かなり厳しい
状況のその時、井上隊が池田屋に到着。近藤に加勢します。遅れて土方隊が
到着。2時間あまりの戦いは終了しました。

新選組の戦果は9名討ち取り4名捕縛。被害は1名死亡、2名重傷のち死亡。
3人とも裏口を守った隊士でした。逃亡しようとした浪士が殺到したため、
3人では守り切れなかったようです。

池田屋の騒動は終了しましたが、逃走した尊攘派を追う掃討戦が市中にて翌
朝まで行われます。これも激戦となり、会津藩は5名の死者を出しました。
池田屋から脱出できても逃げ切れずに自刃、捕縛された志士も多く、『龍馬
伝』の池田屋の回にて描かれた望月亀弥太もやはり、脱出後に自刃でした。


この池田屋事件にて、新選組は焼き討ち計画を防いだとしてその名を挙げ、
戦功を讃えられました。公武合体派はますます勢力を強め、逆に尊王攘夷派
は多くの逸材を失い、大打撃を受けます。長州藩では多くの同士が惨殺され
たことに強硬派の怒りが沸騰し、事件の10日後には京都に向けて挙兵される
ことになります。つまり、この騒動が禁門の変を誘発する要因となるのです。


多くの場合、池田屋事件は「新選組の大活躍!」「長州ブチ切れ!」あたり
が結果として描かれることが多いと思いますが、『八重の桜』では会津目線
ですからちょっと違って来ます。

現場レベルでは正しい、というかやむを得ない行動だったかもしれない。
でも、会津藩にとっては、戦略的に見たなら取ってはいけない悪手だった。

人斬り集団を抱え、のさばらせていると思われ、尊攘派には会津憎し、の感
情が増幅する。
会津の為に働いて来たのではない。都を守るためなのに、会津の戦にはつき
あえぬ。とまで慶喜に言われてしまう容保さん。
かわいそうに、よろよろです。この頃はもう病気で弱ってるんですね。

運命の荒波によって、望まざる船に乗り、望まざる航海を続ける会津。
「強い力を持つ者は、初めは称えられ次に恐れられ、末は憎しみの的となる」
尚之助の予言が現実化しようとしています。



以前、4話の記事で「音」の演出に関して、ちょっと苦情を述べましたが、
今回の笛の用い方については良かったと思います。でも、やっぱり慶喜公の
衣擦れ音はシュッシュ入れてますねえ(笑)。少し控え目にはなってたけど。
なんでこの人だけ?

今回、もう一つユニークなSEの演出がありましたね。
覚馬に帝を守る為の奇策を語る佐久間象山。その後、白馬に乗る象山と後に
つく覚馬のシーン。BGMが盛り上がったところで突然止まり、カメラはまる
で物陰から覗いているかのようなショットに切り替わります。そこで抜刀の
鞘走る音のようなSEが。

そこで語られるは象山の装いが目立ちすぎるとの覚馬の危惧。花は散るべき
時に堂々と散る、と意に介さぬ象山。
あまりに分かり易すぎるフラグですな(笑)。

この、音の演出。やりすぎと思われる方も多いと思います。私的にはねぇ…。
ギリギリセーフかなぁ(笑)。


いろいろと演出に関し、音をも用いて創意工夫をされるのは大いに結構です。
ですが、あまりに珍妙なのは浮いちゃいますからねー。昔、スポットライト
演出というのがあってねえ…(笑)。
ま、面白い。独創的。やりすぎ。自己満足。その結果、効果について視聴者
から好き勝手に意見されるのは当然であり、私も気付いた点には個人的意見
を書かせて頂くつもりです。


さて、会津パートについてはろくに書いてはいませんが、これで問題ないと
思っています。ススまみれのほんわかギャグシーンは、相変わらずの八重で
すし、苛立つ尚之助を励ますシーンでは八重も確実に成長していることを感
じさせます。


ラスト、無理やりくっつけたかのよーな新島ジョー。
年表的に、入れとかなきゃ……って訳でもないでしょうが、トートツでした。
でも、エンディングとしては良いシメだったんじゃないでしょうか。
手ぬぐい頭のオダギリは違和感ありまくりでしたけど(笑)。
船長サンがアンビリバボーとかで見たことある人だった。



次回、三郎の決意。そして、象山無念。


【 大河ドラマ 八重の桜 第10話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):工藤阿須加
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。   
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。
梶原二葉(かじわら ふたば)[山川二葉→梶原二葉]:市川実日子
 …大蔵の姉。山川家長女。梶原平馬と結婚。籠城では婦女子の先頭となった。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。守護職となった容保とともに京へ上った。
神保内蔵助(じんぼ くらのすけ):津嘉山正種
 …会津藩家老。横山主税に替わり江戸から京に上り、禁門の変では奮戦。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
岡本一蔵:並樹史朗
 …八重の縁談を山本家に持ちかけた。

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
日向ユキ(ひなた ユキ):剛力彩芽
 …山本家の隣家で八重の6つ下の幼馴染み。激動の会津を生き抜く。

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
松平定敬(まつだいら さだあき):中村隼人
 …桑名藩藩主。京都所司代。会津の松平容保は実の兄(高須四兄弟)。

▼諸藩の志士たち
佐久間象山(さくま しょうざん):奥田瑛二
 …西洋学を極めた俊才。彼の開いた塾には俊英たちが思想を越えて集まった。
新島七五三太(しめた)[新島七五三太→新島襄]:オダギリジョー
 …洋学を学び、岩倉使節団に参加。帰国後、大学設立に奔走。八重と出会う。
真木和泉(まき いずみ)[真木保臣]:嶋田久作
 …久留米藩士。尊攘派の先達として指導した活動家。禁門の変の後、自害。
久坂玄瑞(くさか げんずい):須賀貴匡
 …長州藩士。長州藩における尊王攘夷派の中心人物。禁門の変にて自害。
桂小五郎(かつら こごろう)[桂小五郎→木戸孝允]:及川光博
 …長州藩士。西郷隆盛・大久保利通らと並び「維新の三傑」と称せられる。
宮部鼎蔵(みやべ ていぞう):宮内敦士
 …熊本藩士。佐久間象山塾に学ぶ。攘夷派として活動するも池田屋事件で自刃。
古高俊太郎(ふるたか しゅんたろう)[変名=枡屋喜右衛門]:花城紳一
 …炭薪商として活動した攘夷派の工作員。新選組に捕縛、拷問を受け計画を自白。
吉田稔麿(よしだ としまろ):石川雄亮
 …長州藩士。松陰門下の三秀と称された逸材だったが池田屋事件にて死亡。
長州浪士:宮本浩平
池田屋の浪士:枝川吉範
佐久間象山の従者:宮川浩明

▼新選組(壬生浪士組)
近藤勇(こんどう いさみ):神尾佑
 …新選組局長。
土方歳三(ひじかた としぞう):村上淳
 …新選組副長。旧幕府軍に加わり会津戦争にも参加する。
斎藤一(さいとう はじめ):降谷建志
 …新選組三番隊組長。無敵の剣を誇る使い手。維新後に高木時尾と結婚。
永倉新八(ながくら しんぱち):水野直
 …二番隊組長。沖田・斉藤に並ぶ屈指の剣腕。
沖田総司(おきた そうじ):鈴木信二
 …新選組一番隊組長。「猛者の剣」と恐れられた若き天才剣士。
藤堂平助(とうどう へいすけ):住吉晃典
 …新選組八番隊組長。後に御陵衛士に参加の為、組を離脱し油小路事件で斬死。
尾関雅次郎:三嶋亮太
 …新撰組隊士。旗持ちを務め、行軍の先頭に立った。

▼その他
船長:マーク・チネリー
囃子:川島佑介、藤舎円秀、藤舎推峰
大平慎嗣、尾崎雅幸、永田耕一、入江崇史、農塚誓志


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:杉山吉克
制作統括:内藤愼介
演出:清水拓哉(10話)
   一木正恵(5,6,9話)、加藤拓(1,2,3,4,8話)、末永創(7話)、
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