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ドラマ 泣くな、はらちゃん 第6話

’13,2,23 放映 日テレ系列 

ドラマ『泣くな、はらちゃん』 第6話「家族になりましょ」感想

今期のドラマでは、今のところ一番のお気に入りです。
ほっこりさせて、笑わせ泣かせる。とっても良質なドラマ。
もう、あまり語らずに一人ノンビリじっくり楽しみたい気分なんですが…。
ここの記事も大河ドラマばっかりになってしまうので(笑)。

1話では、ちょっとテンポが悪く居心地が良くない感じでしたが、2話以降
は気にならなくなりました。けっしてアップテンポなドラマでは無いですが、
各キャラクターがちゃんと動いていますから。ややのんびりとした、ゆった
り加減もこの作品の色調として似合っています。

リアル設定のドラマなら気恥ずかしくて、むず痒くなってしまうようなこと
でも、マンガ世界から飛び出して来たキャラクターで、現実の世界は知らな
いことだらけ、というファンタジーな設定であるからこそ、語れることがあ
るのでしょう。改めて口には出しにくい、でも本当は大切なこと。

その辺り、アプローチの仕方が『Q10』『妖怪人間ベム』と共通しています
が、プロデューサーが同じ人だからですね。


5話では脇役の一人、玉田工場長が溺れて死んでしまうというまさかの展開。
安易に登場人物を殺してしまうのは良くありませんが、「死ぬということ」
を知らない、よく判らないたまちゃんに教える意味があり、これは必要な展
開だったと思います。
そして、悲しみに暮れる越前さんを抱きしめる、たまちゃん。
二人のキスシーンはドラマ史上に残る名シーン! とは言い過ぎでしょうか。
それぐらい、暖かくて優しさに満ちたステキな「チュー、またの名をキス」
でした。

6話では、「チュー、またの名をキス」の次を越前さんに迫るたまちゃん。
あせる越前さんですが、それは結婚のこと。
2人は両思い、でも、結婚は出来ない。

今回、たまちゃんは家族について学び、そして、越前さんと結婚出来ないこ
とを知ります。二人は、住む世界が違うから。
全てを了解し、自らマンガノートを広げて消えていくたまちゃんが切ない。

そして最後、ユキ姉によって漫画の世界の住人も、死ぬ可能性があることを
知らされます。
 「一つは、漫画の中で殺してしまう場合。もう一つは漫画を描くのを辞め
  てしまう場合。つまり忘れられて、死ぬんだよ…」
 
うーん、気になる。
次回は「地獄」のような古紙回収工場から、マンガの住人が総登場で脱出!
これまた、面白そうです。



気になる、と言えば薬師丸ひろ子演じる矢口百合子なるキャラ。
公式サイトの紹介によると、彼女は「全てを知っているキーパーソン」なん
だそうで、この全て、とはどこまでを指しているのか……。

彼女が、越前さんが好きで描き方をマネしているマンガ家・矢東薫子である
ことは可能性大です。
ユキ姉が以前現実世界に行ったことがあるのは、矢東薫子のマンガ世界から
ではないかと思われます。

そして、矢口百合子が再三「ゴメンねー」と越前さんに謝ることは、自分が
始まりであることを判っているからでしょう。

ここで更に飛躍して妄想すると……。
越前さんを始め、現実世界の登場人物の多くも実は、彼女がマンガにて創造
したキャラクターだった…とか。

どういうエンディングになるのか楽しみです。
きっと、どんなカタチであれハッピーエンドにしてくれるでしょう。




【日本テレビ 土曜ドラマ『泣くな、はらちゃん』第6話 キャスト】

▼ 漫画の世界
はらちゃん:長瀬智也
 …越前さんの描いた漫画の主人公。赤いスタジャンにギターを背負う男性。涙
  もろい性格。現実世界に飛び出した彼は越前さんを神さまと信じ、やがて恋
  をする。現実の世界を知り、世界にある素晴らしいものに触れ、学んでいく。
ユキ姉:奥貫薫
 …カウンターにいる客。過激な発言のアネゴ肌。現実の世界を知っている。
マキヒロ:賀来賢人
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんにはいつも同意する役割。
あっくん:清水優
 …はらちゃんの飲み仲間。はらちゃんに酒を勧める役割。
笑いおじさん:甲本雅裕
 …はらちゃんたちの隣の席の客。本名不明、なぜ笑っているかも不明。
たまちゃん:光石研
 …玉田工場長の死後、越前さんが新たに作った玉田そっくりのキャラ。
 
▼ 現実世界
越前さん:麻生久美子
 …かまぼこ工場「ふなまる水産」の女性社員。真面目で大人しく自己主張も苦
  手な性格。抱え込んだ不満やストレスをマンガを描くことで発散している。
  マンガは好きな作家、矢東薫子を真似たタッチ。
田中くん:丸山隆平
 …かまぼこ工場の若手男性社員。越前さんに片思い。人畜無害な「いい人」。
紺野清美:忽那汐里
 …越前さんの同僚。無愛想。田中に片思いだったがマキヒロに出会い好意を持つ。
長沼さん:稲川実代子
 …越前さんの同僚の1人。越前さんに理不尽な言動をとるパートのおばさん。
ひろし:菅田将暉
 …越前さんの弟。ダメ男。
秀子:白石加代子
 …越前さんの母親。
警官:小松和重
 …小さな町を守ることに生き甲斐を感じている真面目な警官。
玉田:光石研
 …かまぼこ工場の工場長だったが、5話にて酔って海に落ち溺死。
矢口百合子:薬師丸ひろ子
 …かまぼこ工場のパートリーダー。面倒見がいい。すべての謎を知っている?


【スタッフ】
脚本:岡田惠和
演出:菅原伸太郎(1,2,5話)、狩山俊輔(3,4話)、松山雅則(6話)
劇中漫画:ビブオ
音楽:井上鑑
主題歌:「リリック」(歌:TOKIO、作詞・作曲・編曲:長瀬智也)
オープニング曲:かもめ児童合唱団「私の世界」
チーフプロデューサー:大平太
プロデューサー:河野英裕、小泉守、萩原真紀
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作著作:日本テレビ
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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

大河ドラマ 八重の桜 第8話

13,2,24 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第8話「ままならぬ思い」感想

今週もいい回でした。
西田敏行の演技力を堪能出来る回でしたね。容保公に直訴するシーンは緊迫
した張りつめた空気に満ちていた一方、八重との桜の木のシーンは穏やかで
のどかな会津の日常を感じさせました。あのラストは『八重の桜』前半部の
名シーンの一つになると思います。
「ここかぁ?」
「ああ、そういうとこ。そういうとこにいっぺえいんだ」
辺りはおそらくアドリブでしょうね(笑)。微笑ましい限りです。

京都の不穏でピリピリした情勢に対し、会津の人々と風景が実にいい案配で
緩急をつけています。このコントラストがあるから、京の政局シーンが一層
と引き立つのでは。

京では容保公が相変わらず。もう涙目、うさぎ眼で天皇に忠誠を誓いまくっ
てます。「朕が最も会津を頼みとするゆえ…」などと言われては、実直すぎ
る容保公が「一藩を懸けてでもお守りする。それが会津の義だ」とまで言い
切るのも仕方無いこと。
松平容保の思いも、頼母の思いも充分に伝わってくる、切なくも素晴らしい
シーンでした。



冒頭、新選組(このころは壬生浪士組)の登場。モブシーンでチラッと沖田
総司が!(笑)。鬼の副長、土方は個人的にはイメージと違いましたが、いい
雰囲気は出していました。
土方歳三を演じた俳優では、日テレ「白虎隊」の近藤正臣、ドラマ版「壬生
義士伝」の伊原剛志が良かった、との評判を聞くのですがどちらも未見。機
会があれば、2作とも観てみたいです。

ちなみに伊原剛志は「壬生義士伝」よりも以前に「幕末群星譚〜さらば、剣
〜」という関西ローカルで放映されたドラマに土方役で特別出演しています。
「サムライプロジェクト」という大芸大の忍術研究部OBを中心に結成された
インディーズの映画制作団体が、その腕を買われて関西テレビから依頼され
て製作した作品だったはず。この団体が前年に作った作品を伊原剛志がいた
く気に入り、特別出演しました。脚本を読んで「俺、もっと出たい!主役が
いい!」とか言い出し、スタッフが困ったらしい…とか聞いた記憶が(笑)。
1999年の作品。面白かったから、また放映してくれないかなあ。


本作品では、新選組の面々では斉藤一が最も登場しそう。後に貫地谷しほり
演じる時尾さんと結婚しますし。
「私、一生嫁に行かねえ」と時尾が言う回に、斉藤を初登場させるあたりは
憎いです。
斎藤一役はDragon Ashのボーカル、降谷建志。今回は台詞無しでしたが、
見た目は一癖ありそうな人斬り…という凄みは出せていました。今後の演技
に注目したいと思います。

他にも桂小五郎や真木和泉など、幕末の有名人が端役でどんどん登場する、
ある意味ゼイタクな回でしたね。


今回、笑ってしまったのは八重と大蔵のシーン。
前話では、いいところで大蔵のジャマをしたKY尚之助でしたが、今回は気を
利かせて二人にさせる、出来たところを見せる尚之助。
ある意味、一大決心をして思いを吐き出す大蔵。
「貴方は…会津そのものだから」(名セリフ!)

それに対し。
「あれは、何だったんだべ」
………。

八重〜っ! お前はっ!

男の純情が華麗にスルーされました。


こーいうのばっかりだったら閉口しますが、これぐらいのテイストなら楽し
く観てられます。八重の不器用な、まだ幼い一面が描かれていました。

青春ドラマによくある、恋愛モードになった登場人物が何人もいるけど、そ
のベクトルは片道方向で交差しない……って奴を、「八重の桜」で見るとは
予想もしなかった(笑)。
 時尾 → 大蔵 → 八重 
八重の矢印は…鉄砲?(笑)。まだ、兄つぁまなんですかね。

その後にあった大蔵の結婚式のシーン、山川家の面々が登場しなかったのは
何故なんでしょう? 今までアットホームな山川家を描写していましたから、
ここで彼らが登場しないのは腑に落ちませんでした。



歴史の描写では、会津藩の馬揃えが興味深かった。これは知りませんでした。
実際に、雨で翌々日に順延となり、また雨。今回も順延と思っていたら、今
度は雨天決行の命が。これは会津を排除したい勢力が、馬揃えを予定通りに
行えない状況を作り出し、それを理由に守護職から更迭させようと目論んで
いたようです。

予想外の実施命令ながら会津は何とか対応しました。しかし、馬揃えが開始
されたのは午後五時頃、篝火を焚いて行われましたが暗すぎて八時頃に中止
となり、後日、二度目の馬揃えが行われたそうです。
大砲の発砲が行われたのも、実際は2回目の馬揃えの時だったようです。

歴史の流れを考えると、この会津の馬揃えが整然と行われたことが、公卿た
ちに戦場の恐ろしさを教え、薩摩藩が会津の軍事力に注目し、同盟して尊王
攘夷派、特に長州を都から追い出そうとする政変の実行に繋がるわけですね。

陣羽織を羽織った馬上の容保公が美しい。
ほんと、綾野剛がはまり役過ぎます。



前回は引っかけ問題みたいなサブタイトルでしたが、今回のサブタイトルは
とても理解し易く、視聴者に伝わる回でした。
頼母が、時尾が、八重が、そして大蔵も官兵衛も。
皆ままならぬ思いを抱え、生きています。


次回は、八月十八日の政変。政治ベタな会津が政情に飲み込まれていきます。



【 大河ドラマ 八重の桜 第8話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。
梶原二葉(かじわら ふたば)[山川二葉→梶原二葉]:市川実日子
 …大蔵の姉。山川家長女。梶原平馬と結婚。籠城では婦女子の先頭となった。
北原登勢(やまかわ とせ)[北原登勢→山川登勢]:白羽ゆり
 …大蔵の妻。籠城戦にて悲壮なる最期を遂げる。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
林権助(はやし ごんすけ)[林安定]:風間杜夫
 …会津藩大砲奉行。西洋砲術を率先して学び、保守的な藩論を変えていく。
黒河内伝五郎(くろこうち でんごろう):六平直政
 …会津藩武芸師範。刀槍から手裏剣・吹き矢まで、あらゆる武芸に通じた剣豪。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
鉦鼓隊:石塚由有、間瀬勇大、峰岸 哲

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
八重・時尾のお針仲間:藤原希、牧田利奈

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。
徳川家茂(とくがわ いえもち):葉山奨之
 …徳川御三家紀州藩主から南紀派の支持を受けて13歳で第14代将軍となった。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
勝麟太郎(かつ りんたろう)[勝麟太郎→勝海舟]:生瀬勝久
 …幕臣。佐久間象山とともに覚馬の洋学の師となる。
 
▼朝廷
孝明天皇(こうめいてんのう):市川染五郎
 …第121代天皇。公武合体運動を推進。京都守護職松平容保への信任は厚かった。
三条実美(さんじょう さねとみ):篠井英介
 …尊攘派の公家。長州藩と密接な関係を持ち、八月十八日の政変で京を追われる。
女官:千野裕子
公卿:花ケ前浩一
公卿:瀬川菊之丞

▼諸藩の志士たち
真木和泉(まき いずみ)[真木保臣]:嶋田久作
 …久留米藩士。尊攘派の先達として指導した活動家。禁門の変の後、自害。
久坂玄瑞(くさか げんずい):須賀貴匡
 …長州藩士。長州藩における尊王攘夷派の中心人物。禁門の変にて自害。
桂小五郎(かつら こごろう)[桂小五郎→木戸孝允]:及川光博
 …長州藩士。西郷隆盛・大久保利通らと並び「維新の三傑」と称せられる。

▼新選組(壬生浪士組)
斎藤一(さいとう はじめ):降谷建志
 …新選組三番隊組長。無敵の剣を誇る使い手。維新後に高木時尾と結婚。
近藤勇(こんどう いさみ):神尾佑
 …新選組(壬生浪士組)局長。
土方歳三(ひじかた としぞう):村上淳
 …新選組副長。旧幕府軍に加わり会津戦争にも参加する。
沖田総司(おきた そうじ):鈴木信二
 …新選組一番隊組長。「猛者の剣」と恐れられた若き天才剣士。
藤堂平助(とうどう へいすけ):住吉晃典
 …新選組八番隊組長。後に御陵衛士に参加の為、組を離脱し油小路事件で斬死。
永倉新八(ながくら しんぱち):水野直
 …二番隊組長。沖田・斉藤に並ぶ屈指の剣腕。


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:杉山吉克
制作統括:内藤愼介
演出:加藤拓(1,2,3,4,8話)、一木正恵(5,6話)、末永創(7話)、
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大河ドラマ 八重の桜 第7話

13,2,17 放映 NHK総合
大河ドラマ 『八重の桜』第7話「将軍の首」感想

八重たちが温泉に行く展開で、湯に入るシーンは男が二人だった件について、
主要スタッフを正座させてコンコンと説教したい気分ではあります(笑)。

八重の入浴シーンを入れたら視聴率も上がるだろーに。
「あざとい」と言われるだろーけどさ。そんなあざとさは大歓迎だよっ。

ま、そんな戯言はおいといて(笑)。


今回も大きく盛り上がることは無く、地味な回でしたが楽しめました。
私的には全然OKでございます。

本作についての情報を全く持たない人に観せて、「主人公は誰?」とクイズ
を出したならば正解率はさぞ低かろう…とは思いますが、とても丁寧な脚本
だったと思います。歴史の流れを簡潔に分かり易く描いていました。

今は物語の序章として、「会津の悲劇は何故、どのような理由で起きたのか」
を視聴者に判らせる為の展開なんだと思います。ですから八重の出番が少な
いのも当然。しばらくは「会津の桜」で主人公は容保公を中心とした会津の
人々である群像劇だ、と認識しておいた方がいいんじゃないでしょうか。


で、今回のタイトル「将軍の首」は徳川じゃないんですよね。足利さんです。
「足利三代木像梟首事件」として伝わっている事件のこと。

京都にある等持院というお寺は、室町幕府の将軍である足利家の菩提寺です。
ここに、足利歴代将軍の木像が安置されています(なぜか五代義量、十四代
義栄の二人の像を欠いている)。現在でも残っており、拝観は可能。数年前
に尊氏の手首などが盗難されてニュースになってました。

ここから初代将軍・足利尊氏、二代義詮、三代義満の木像の首と位牌が持ち
出されて三条河原にさらされる事件が文久3年(1863年)2月22日に起こり
ました。これが木像梟首事件です。梟首(きょうしゅ)はさらし首のこと。
元々、足利尊氏は後醍醐天皇と対立し背いた逆賊である、という考えがあり、
幕末の尊王思想からすれば、足利尊氏は偏見度120%でイメージ悪かった訳
です。その上で、「今の将軍家も足利将軍家以上に朝廷を困らせ続けるよう
ならこうなるぞ」という脅しがかけられたことになります。

これに京都守護職の松平容保は激怒します。征夷大将軍とは朝廷から任命さ
れたものだから、将軍を侮辱することは朝廷を侮辱することだ、ということ
で容保公は犯人たちの捕縛を命じました。その後も浪士の取り締まりが強化
されます。容保公は、劇中でも語られた「言路洞開」という倒幕派の者たち
とも話し合って穏健に進めていこうとする方策を取っていましたが、この事
件の影響で強硬路線に転じることとなるのです。
つまり、壬生浪士=新選組という武闘派集団が京の町で活躍する大きな契機
がここにあるのです。


歴史は「流れ」が掴めると、理解出来て楽しく見えて来ます。中学校の歴史
の授業で、流れが掴めずにひたすら暗記する勉強を強いられたら、歴史に興
味を無くし、面白く無いものとなっちゃうんですよね。
「八重の桜」では1話からこの7話まで、会津が悲劇的結末に向かっている
歴史の流れがかなり判りやすくストーリーに盛り込まれていると思います。
大河ドラマとしてのスペクタクル感は若干不足している様に感じますが、緩
急の付け方もいいし、長編の時代劇序盤として、よく出来ているのでは。



さて、今回初登場は大勢いますが、まずは神保修理。演じる斉藤工は正直、
あまり好きな俳優ではありませんが武士姿が似合っています。彼と妻の雪は
評判の仲睦まじい夫婦だったそうですが、二人とも後にあまりにも悲劇的な
最期を遂げることになります。鳥居へ石を乗せる願掛けが失敗したことが、
後の運命を暗示していました。

三条実美役を篠井英介。腹に一物あるエリート役といったらこの人(笑)。
本作でも「やな奴」を好演してくれるでしょう。


そしてそして、日向ユキ役で剛力彩芽が登場。八重の幼馴染みなんだから、
もっと早く登場してもよさそうですが6歳年下だから子役になっちゃうか。
ゴリ押しで嫌う方も多いゴーリキさんですが、まずは良かったんじゃないで
しょうか。負けず嫌いな田舎の娘さんって感じが出てたと思います。

八重は「乙女の姿〜」をわざとユキに取らせていましたね。彼女が取るまで
待っていました。リアル八重はあの板カルタの名人だったそうです。


孝明天皇を市川染五郎が。去年8月、舞台で大きな事故がありましたが無事
に復活したようで何よりです。ファンの方には何よりの復帰報告では。

松平容保が孝明天皇に拝謁するシーンにて、「お〜し」と妙な声がありまし
たが、あれは「警蹕(けいひつ)」といいます。天皇が公式の場にお出でに
なるときや行幸の際に、声を立てて人々をかしこまらせ、先払いをすること
を言います。貴人の通行にも用いられます。大名行列の「下にぃ〜」もそう。

今でも地鎮祭などで、初めと終わりに神主さんが「おーー」と発声します。
あれは降神の儀、昇神の儀といって、神様の登場、退場の際に出席者に不敬
な行為の無いよう、低頭させるための警蹕なのです。

大相撲でも横綱土俵入りの際、横綱が土俵の中央に進むと行司が「しーーっ」
と発声します。あれも警蹕です。

ドラマで天皇がお出でになるシーンに警蹕が発せられるのは、なかなか見な
いですね。ちょっと驚きました。厳粛な場の雰囲気が出て良かったです。


そのシーンの後、容保公が天皇に「源容保」と紹介されていました。「?」
と思って調べると、会津松平家は清和源氏の家系と称していますから、朝廷
には本姓として源容保と名乗ったんですね。なるほど。

そういった細かいところもちゃんとしてるようで、好感が持てます。
当方が気付かないところでも色々とあったのかも知れません。


他にも印象に残るシーンや台詞がいくつも。

会津藩士たちの入京シーン。
CGもがんばってました。容保公が美しい。もしも福島で歴史祭りがあるのな
ら、綾野剛にこの扮装で出て欲しい。おじいさん・おばあさんが手を合わせ
て拝み出すレベルじゃないでしょーか(笑)。

権八父さんの耳かき作り、アンド佐久母さんの足袋作り。
いいねー。微笑ましくてちょっぴり切なく、哀しい。子を想う親の気持ちが
キュンキュン伝わって来ます。

尚之助の台詞。
「強い力を持つ者は、初めは称えられ次に恐れられ、末は憎しみの的となる」
英雄譚のフォーマットの一つですね。当初は歓迎された流れ者のヒーロー。
されど敵を倒した後、やがて人々は恐れ、憎しみを持つようになる……。
強い力が幸せをもたらすとは限らないことを、尚之助は知っています。



演出担当3人目、末永創Dの登場でしたが実にいろいろ堪能出来た第7話で
した。手ブレ上等のカメラがちょっち気になりますが。

次回は大蔵の祝言、そして壬生浪士組の登場。京が増々血に染まります。



【 大河ドラマ 八重の桜 第7話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):工藤阿須加
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。
山本みね(やまもと みね):中山香楽、谷川夢歩(乳児)
 …覚馬、うらの娘。   
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。
梶原二葉(かじわら ふたば)[山川二葉→梶原二葉]:市川実日子
 …大蔵の姉。山川家長女。梶原平馬と結婚。籠城では婦女子の先頭となった。
山川兵衛(やまかわ ひょうえ):山本圭
 …会津藩家老。与七郎の祖父。常に松平容保の側に仕え、若き藩主を支えた。
山川艶(やまかわ えん):秋吉久美子
 …与七郎の母。女子にも学問をさせる賢夫人。会津戦争では女子の総取締となる。
山川美和(やまかわ みわ):澤田汐音
 …大蔵の妹(次女)、会津藩士桜井政衛の妻となる。
山川操(やまかわ みさお):川島鈴遥(子役)
 …大蔵の妹(三女)、小出光照(鉄之助)と結婚。後に明治天皇フランス語通訳。
山川常盤(やまかわ ときわ):信太真妃(子役)
 …大蔵の妹(四女)、徳力徳治(養子婿)の妻となる
山川健次郎(やまかわ けんじろう):小山颯(子役)
 …大蔵の弟。後に米国留学、東京・京都・九州の三帝国大学の総長を務める。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
古川春英(ふるかわ しゅんえい):小市慢太郎
 …会津を出奔して大坂の適塾に入門。帰藩を許され、蘭学所の教授となる。
神保修理(じんぼ しゅり):斎藤工
 …家老・神保内蔵助の長男。京都では公用方に。不戦恭順論を主張するが…
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
竹村幸之進(たけむら ゆきのしん)[竹村俊秀]:東武志
 …山川大蔵の日新館の同期。籠城戦では精鋭部隊「狙撃隊」の隊長となる。
小出鉄之助(こいで てつのすけ)[小出光照]:白石朋也
 …山川大蔵の日新館の同期。秀才として知られた。
大庭恭平(おおば きょうへい):山中崇
 …京都で攘夷浪人を監視する密偵となるも、足利木像事件に関わり逮捕、流罪に。
 
▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
神保雪(じんぼ ゆき)[井上雪→神保雪子]:芦名星
 …会津藩上士・井上丘隅の次女。神保修理の妻。周囲も羨む夫婦仲だったが…
日向ユキ(ひなた ユキ):剛力彩芽
 …山本家の隣家で八重の6つ下の幼馴染み。激動の会津を生き抜く。

▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
松平春嶽(まつだいら しゅんがく):村上弘明
 …越前福井藩主。四賢侯の一人。継嗣問題では一橋派。

▼朝廷
孝明天皇(こうめいてんのう):市川染五郎
 …第121代天皇。公武合体運動を推進。京都守護職松平容保への信任は厚かった。
三条実美(さんじょう さねとみ):篠井英介
 …尊攘派の公家。長州藩と密接な関係を持ち、八月十八日の政変で京を追われる。
近衛忠煕(このえ ただひろ):若松武史
 …公卿。薩摩と関係が深く、篤姫は忠煕の養女となった後、将軍家定に嫁いだ。

▼その他
浪士:尾関伸嗣
 …岡田以蔵役?
田中新兵衛:松浦慎一郎
 …薩摩藩士。人斬りとして知られる。冒頭の本間精一郎暗殺に関わる。

【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:大和谷豪
制作統括:内藤愼介
演出:末永創(7話)、一木正恵(5,6話)、加藤拓(1,2,3,4話)
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テーマ:大河ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

大河ドラマ 八重の桜 第6話

13,2,10 放映 NHK総合

大河ドラマ 八重の桜 第6話「会津の決意」感想
この第6話、ご年配の古くからの時代劇ファンの方々もご納得では?
ここ数年でもトップレベルの45分でした。

4話の感想で書きましたが、相変わらず効果音が過剰だし、カメラワークが
変に動かし過ぎ、フォーカスの当て方とかでカメラの存在を妙に意識してし
まう辺りが少々残念です。せっかく映画用カメラを使ってるのだから、じっ
くり構えて落ち着きのある映像にしたらいいのに。
そういった、ここ数話に共通した気になるところはありましたが、第6話と
しての脚本、演出、演技などはかなり満足度の高いものでした。


何といっても藩主・松平容保公。今回の主役でしたね。素晴らしかった。
藩邸にて家臣に京都守護職を拝命する決意を述べる容保公。
されど、なおも、反対し翻意を迫る頼母。
「頼母! 言うな…」
家臣、絶句。落涙。突っ伏す頼母。

泣けた。

家臣たちの思いは誰よりも容保公が分かっている筈。それでも。
これが会津藩の悲劇的結末への大きな分岐点となったことを、後世の私たち
は知っているからこそ、悲壮なまでの真っ直ぐすぎる容保公の決心が胸を打
ちます。

容保公は養子であり、会津松平家の直系ではありません。だからこそ、頑固
なまでに会津家訓を堅持しようとしすぎたのではないでしょうか。本家の人
間以上に会津らしく動こうと気張りすぎたのでは。


会津藩初代藩主・保科正之は徳川家康の孫。秀忠が侍女に生ませた子です。
これが妻の江に知られたらエラいことになるので、2代秀忠は隠しました。
高遠藩の保科家に預けられ、育てられたのです。後年、第3代将軍の家光は
正之の存在を知ると大名に引き立て、有能な異母弟を可愛がりました。死に
際には枕元に正之を呼び寄せ、「徳川宗家を頼む」と言い残したそうです。

正之は家光の遺命を守り、4代将軍家綱の補佐役として幕政を支えました。
なお、「保科」姓であるのは育ててくれた保科家への恩義を忘れなかった為
で、松平を名乗るようになったのは3代目藩主からだそうです。

そんな正之は徳川家への恩義も忘れず、『会津家訓十五箇条(土津公御家訓
とも。正之に送られた霊神号「土津(はにつ)」に因む)』を定めると、その第
一条に徳川家への絶対的忠誠を定めました。

 大君の義
 一心大切に忠勤に存ずべく
 列国の例をもって自ら処するべからず
 若し二心を懐かば則ち我子孫にあらず
 面々決して従うべからず

(徳川将軍家には忠勤を励むこと。他の藩の動きを見て判断しては
 いけない。もしも将軍家を裏切る藩主ならばそれは私の子孫では
 ないので、家臣は決して従ってはならない)


藩主の家訓の第1条に、「藩主を見捨ててでも将軍家に従え」とまで定めた
激烈な忠誠心。スゴいですね。容保公は愚直なまでに従いました。

「大君の義!…」と容保公が発するとハッと平伏する家臣たち。あのシーン
もよかった。ですが頼母にとって、この掟も絶対ですが、会津藩の存続もま
た絶対だったんでしょう。「是非に及ばぬ!」と涙を流し、家臣に頭を下げ
る容保公にそれでも訴える頼母。
もう、「言うな…」としか言えない容保公。

泣けた。

誰かがそれをやらねばならぬ。
どこかで聞いたフレーズですが(笑)、そんな心境にこちらもなってしまった。
演じた綾野剛、これまで役柄的にあまり好きになれない役が多かったんです
が、今回の容保公にはホント、ハマってますね。拍手を送りたいです。


そんな容保公に対し。
「ちとこちらへ…」

春嶽村上弘明。ワッルぅ〜(笑)。
「ATARU」での演技を連想させる、腹に一物も二物もありそうな嫌な上司を
上手く演じてました。むっちゃダークサイド。
あんな言い方されたら、断られへんやんか。

この「八重の桜」、村上弘明だけでなく、脇を固める人々の配役も大方が上
手くハマっていると思います。
今回初登場では梶原平馬役の池内博之、榎本武揚役の山口馬木也もいい感じ。
池内博之はハーフでも時代劇に全く違和感無く、クセのあるキャラをこなせ
ますから今後に期待出来そう。
山口馬木也は時代劇の役者としては抜群の安定感。榎本をここで出してくる
か…、と感心してしまいましたが、彼は後半まで出番は無いかなあ。ちょっ
と勿体ないかも。



主役の八重は相変わらず出番が少ない(笑)。でも、これで正解ですね。絶対。

京都守護職を、都を守る役目だと聞いて「おめでてえこと」と単純に喜んで
る八重に、「浅はかなことさ言うな!」と叱りつける父。
いいですね。ここ数年の大河主人公パターンなら、きっとここで頼母的発言
を八重がする展開になりそう。でもまだ八重は一地方の少女でしかなく、政
局を踏まえたことなんて言う筈も無いし、現代人の感性&知識で発言するこ
ともあり得ないのですから。
兄たちが藩政に関わる話を始めると、「向こうに行ってろ」と遠ざけられる
し(不服そうな八重をチラッと見つめる尚之助が微笑ましい(笑))。
それで当たり前なんだけど、当たり前じゃない展開となるのが最近の大河ド
ラマでしたからねー。ほんと。


ところで綾瀬八重が薙刀を披露していましたが、なかなかの腕前だったんで
は? 私は剣道はやってたけど薙刀の経験は皆無です。なので詳しくは分か
りかねますが、予想外にちゃんと様になって見えました。

そんな八重に勝てなかった二葉が、終盤の試合では勝つ。覚悟を背負ったか
ら。容保公たちの覚悟と、二葉の覚悟を上手くリンクさせていました。


その二葉の家でのシーンも良かったですね。会津でのほのぼのパートと、政
局パートの緩急がいい感じにバランス取れています。

ちなみにその山川家には子供がイッパイいましたが、実は後年スゴい人物と
なるメンツが揃っています。長男・大蔵、長女・二葉の活躍は今後劇中にて
描かれるでしょうが……。
弟の健次郎は後に、東京・京都・九州の各帝国大学で総長を務める教育者。
三女の操は明治天皇のフランス語通訳、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)付女官。
末っ子の咲、まだ赤ちゃんでしたが、彼女は八重に勝るとも劣らないドラマ
チックな人生を送ります。彼女は後にアメリカへ留学し、米国の大学を卒業
した初の日本人女性となります。それも総代で。帰国後、会津戦争では砲兵
隊長として城を攻めていた側の人物である、参議陸軍卿の大山巌と結婚しま
す。そして伯爵夫人として鹿鳴館外交に活躍。その後も女子教育に貢献しま
した。

スゴいですよね、この山川家。
薩長に負けず劣らず、会津藩にも優秀な人材が多かったようです。



劇中でも、これから個性豊かなキャラクタードンドン登場していきますから、
楽しみにしたいです。

ただ、来週登場するあの人。予告にもチラッと。
私は全然気にもしてませんが、嫌ってる方が多いですからねー。
ちょっと荒れそうな予感が……。




【 大河ドラマ 八重の桜 第6話 キャスト 】

山本八重(やまもと やえ)[→新島八重]:綾瀬はるか
 …会津藩の砲術師範・山本権八、佐久夫妻の子として誕生。会津戦争時には断髪
 ・男装し、スペンサー銃を手に奮戦したことから、「幕末のジャンヌ・ダルク」
 と呼ばれる。後に新島襄と出会い結婚。夫の同志社大学創立に協力する。激動の
 時代をエネルギッシュに生き、世間からは「天下の悪妻」と、夫からは「生き方
 がハンサム」と言われた先進的な女性。

▼山本家
山本覚馬(やまもと かくま):西島秀俊
 …八重の兄。弓馬刀槍の師伝を得、蘭学・洋式砲術を学び教授した文武両道。
山本佐久(やまもと さく):風吹ジュン
 …八重の母。気丈で聡明、合理的思想の持ち主。会津戦争では八重と共に戦う。
山本権八(やまもと ごんぱち):松重豊
 …八重の父。山本勘助を遠祖にもつ山本家に婿入り、会津藩の砲術師範となる。
山本うら(やまもと うら):長谷川京子
 …覚馬の妻。従順で大人しいが気丈な一面も併せ持つ。八重と共に籠城戦を戦う。
山本三郎(やまもと さぶろう):工藤阿須加
 …八重の弟。山本家の末っ子として、姉の八重にかわいがられる。
山本みね(やまもと みね):中山香楽、谷川夢歩(乳児)
 …覚馬、うらの娘。   
徳造(とくぞう):戸田昌宏
 …山本家の下男。
お吉(おきち):山野海
 …山本家の女中。
川崎尚之助(かわさき しょうのすけ):長谷川博己
 …但馬出石生まれの有能な洋学者。江戸の佐久間象山塾で覚馬に出会い、会津へ。
  山本家の居候となる。後に八重と結婚し、鶴ヶ城籠城戦では八重とともに戦う。

▼山川家
山川大蔵(やまかわ おおくら)[山川与七郎→山川大蔵→山川浩]:玉山鉄二
 …国家老・山川家の長男。幼馴染みの八重を女性として意識している。
山川二葉(やまかわ ふたば):市川実日子
 …大蔵の姉。山川家長女。梶原平馬と結婚。籠城では婦女子の先頭となった。
山川兵衛(やまかわ ひょうえ):山本圭
 …会津藩家老。与七郎の祖父。常に松平容保の側に仕え、若き藩主を支えた。
山川艶(やまかわ えん):秋吉久美子
 …与七郎の母。女子にも学問をさせる賢夫人。会津戦争では女子の総取締となる。
山川美和(やまかわ みわ):澤田汐音
 …大蔵の妹(次女)、会津藩士桜井政衛の妻となる。
山川操(やまかわ みさお):川島鈴遥(子役)
 …大蔵の妹(三女)、小出光照(鉄之助)と結婚。後に明治天皇フランス語通訳。
山川常盤(やまかわ ときわ):信太真妃(子役)
 …大蔵の妹(四女)、徳力徳治(養子婿)の妻となる
山川咲(やまかわ さき)[大山捨松]:大谷美玲(乳児)
 …大蔵の妹(五女)。後に米国留学、大山巌と結婚し「鹿鳴館の花」と呼ばれる。
山川健次郎(やまかわ けんじろう):小山颯(子役)
 …大蔵の弟。後に米国留学、東京・京都・九州の三帝国大学の総長を務める。

▼会津藩・藩主・家臣たち
松平容保(まつだいら かたもり):綾野剛
 …会津藩第9代藩主。藩を象徴する存在として、藩士、領民から尊敬を集める。
照姫(てるひめ):稲森いずみ
 …容保の義姉。義理の弟を献身的に世話する。
敏姫(としひめ):中西美帆
 …八代藩主・容敬の実娘。14歳で容保の正室となるが19歳の若さで死去。
西郷頼母(さいごう たのも):西田敏行
 …会津藩家老。藩に忠誠を尽くした忠臣。
横山主税(よこやま ちから):国広富之
 …会津藩江戸家老。
佐川官兵衛(さがわ かんべえ):中村獅童
 …会津藩家老。人情に厚く武勇に秀でた男。「鬼の官兵衛」と恐れ、讃えられた。
田中土佐(たなか とさ)[田中玄清]:佐藤B作
 …会津藩家老。容保に仕え、その上洛に従う。
黒河内伝五郎(くろこうち でんごろう):六平直政
 …会津藩武芸師範。刀槍から手裏剣・吹き矢まで、あらゆる武芸に通じた剣豪。
秋月悌次郎(あきづき ていじろう):北村有起哉
 …下級武士ながら秀才として京都守護職では公用方に任命、諸藩との交渉に従事。
広沢富次郎(ひろさわ とみじろう)[広沢安任]:岡田義徳
 …京都では公用方に任ぜられ、公家と藩の橋渡し役となり諸藩士と交流を持った。
梶原平馬(かじわら へいま):池内博之
 …二葉の夫。京では容保公の側近として仕えた。奥羽越列藩同盟の結成に関わる。

▼会津藩・八重の周囲
高木時尾(たかぎ ときお):貫地谷しほり
 …山本家の隣家、高木家の長女で八重の親友。
井上雪(いのうえ ゆき)[井上雪→神保雪子]:芦名星
 …会津藩上士・井上丘隅の次女。後に軍事奉行添役・神保修理の妻となる。
高木澄江(たかぎ すみえ):宮下順子
 …時尾の祖母。八重たちの針のお師匠様。
八重・時尾のお針仲間:藤原希
八重・時尾のお針仲間:牧田利奈
 
▼徳川将軍家
一橋慶喜(ひとつばし よしのぶ)[徳川慶喜]:小泉孝太郎
 …一橋徳川家当主。徳川斉昭の実子。後の15代将軍。
徳川家茂(とくがわ いえもち):葉山奨之
 …徳川御三家紀州藩主から南紀派の支持を受けて13歳で第14代将軍となった。

▼幕閣・諸侯・幕臣 
松平春嶽(まつだいら しゅんがく):村上弘明
 …越前福井藩主。四賢侯の一人。継嗣問題では一橋派。
安藤対馬守(あんどう つしまのかみ)[安藤信正]:倉石功
 …老中。井伊直弼暗殺後、幕政を取り仕切る。公武合体を進め穏健政策を取る。
久世大和守(くぜ やまとのかみ)[久世広周]:津村和幸
 …老中。下総国関宿藩主。
勝麟太郎(かつ りんたろう)[勝麟太郎→勝海舟]:生瀬勝久
 …幕臣。佐久間象山とともに覚馬の洋学の師となる。
榎本釜次郎(えのもと かまじろう)[榎本釜次郎→榎本武揚]:山口馬木也
 …幕臣。長崎海軍伝習所に学び、後に徳川幕府海軍の実質トップとなる。

▼その他
宿の女中:都築俊


【スタッフ】
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一
音楽:中島ノブユキ
語り:草笛光子
撮影:杉山吉克
制作統括:内藤愼介
演出:一木正恵(5,6話)、加藤拓(1,2,3,4話)
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映画 ダイ・ハード

'13,2,6 放映 TBS系列 水曜プレミアシネマ

映画『ダイ・ハード(Die Hard)』(1988) 感想
オリジナル131分、放映時間114分、放映本編時間94分。(吹替え)

もう何度目でしょうね。繰り返し放映されている定番の作品です。一昨年に
テレ朝の日曜洋画劇場45周年記念で、シリーズ4作連続放送されたばかり。
今回は、シリーズ5作目となる新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』に合わ
せて1作目、パート3の2作が放映されます。

こう何度も放映されてますから、ブルース・ウィルスのジョン・マクレーン
刑事といえば野沢那智の吹替えが当然の印象。ですがDVDなどのソフトでは
マクレーンは樋浦勉ですし、フジテレビで放映された時には村野武範が吹替
えしてたこともあります。

両名も悪くはないですが、やはり野沢那智の熱演が強烈で似合い過ぎ。原語
より雰囲気出てるんじゃないでしょうか。年配の方なら、野沢那智といえば
アラン・ドロンでしょうが,私はやはりブルース・ウィルスを連想してしま
います。
もう故人となられましたので、新作の5作目では野沢那智マクレーンの声が
聞けません…。寂しいな。

ちなみに、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』の劇場日本語版では、野沢那智が
主宰していた劇団出身の愛弟子である中村秀利がマクレーンの声を吹き替え
るとのこと。『エクスペンダブルズ』で既にブルース・ウィルスの声は担当
済み。
更には、新作ではマクレーンの息子ジャックが出演しますが、この声は野沢
那智の息子、野沢聡が担当するそうです。粋な計らいですが、プレッシャー
も相当なもんでしょうね。



さて、この『ダイ・ハード』、アクション映画の歴史を変えたと言ってもい
い見事な作品です。何といっても脚本がよく出来ている。

従来のアクション映画といえば、アクションシーンの出来が良ければストー
リーが少々強引で矛盾があっても、まあそれは目をつぶって……という甘さ
が通用していました。今でもそんな甘さ、ある意味差別のあるアクション映
画は存在しますが、もう評価としてはワンランク落ちてしまいます。
『ダイ・ハード』以降は従来のパターンが通用しなくなったのです。

舌を巻くほどの巧妙な伏線が張られ、行動の動機付け、展開の流れに無理が
無い。あえていうなら市警の副本部長やFBIがマヌケすぎることぐらいか(笑)。
テレビ放映でしか見たことの無い方は、是非ともノーカットでご覧になるこ
とをお勧めします。
本作の魅力である、脚本の妙とキャラクター造形の上手さは今回の様にかな
りカットされたものでは充分に伝わって来ませんから。

例えば今回の放映では、なぜマクレーンが裸足なのかが分かりません。本来
はタイトル前にロスに着いた飛行機内シーンがあり、そこでマクレーンは隣
席のサラリーマンから飛行機が怖いことを見抜かれ、「おまじない」として
「目的地についたら裸足になってじゅうたんの上を歩き、その後つま先を丸
めると良い。私は9年やってる」と教えられます。それを実行していたんで
すね。ですから「あのセールスマンめ」と自嘲気味に笑っているのです。

スーパーヒーローではなく飛行機を怖がる普通のオッサンで、「なんでこん
な目にあわなくちゃいけないんだ」とグチってる主人公であることが、ダイ
ハードの魅力の一つなんでしょう。


同じく今回の放映ではカットされたシーンですが、終盤、妻ホリーを人質に
とったハンスと向き合うマクレーンのところ。
ハンス「まだカウボーイのつもりか? 今度ばかりはグレース・ケリーと腕
   を組んで、夕陽の中を去るジョン・ウェインとはいかないぞ」
マクレーン「ゲイリー・クーパーだ、ばか」
というシーンが本来はあります。

これはゲイリー・クーパー、グレース・ケリー出演の西部劇の名作「真昼の
決闘 [High Noon]」(1952)のことです。この「真昼の決闘」でも終盤にゲイ
リー・クーパー扮する保安官が妻を人質に取られ、悪人と向き合うシーンが
あるのです。
また、ハンスはヨーロッパの男で西部劇をよく知らない、マクレーンは逆に
西部劇を愛する古臭いアメリカ人であることがわかります。(前半でもマク
レーンはロイ・ロジャースが好き、と言っています。'40〜'50年代に映画・
テレビ西部劇で活躍した人のこと)

更に付け加えるなら、ジョン・ウェインは「野郎ども、俺について来い!」
って感じの、典型的なタフでマチョなアメリカン・ヒーロー像を西部劇で演
じることが多い俳優でした。
それに対し、「真昼の決闘」のゲイリー・クーパーは全く違います。社会派
な異色西部劇である「真昼の決闘」では、主人公は復讐にやってくる悪漢た
ちに対し孤立無援で闘うことになる、保安官と言えど恐怖に怯え、悩む普通
の人間であり、無敵のヒーローではないのです。

ここに、マクレーンのキャラクターが重なるんですね。決して無敵の英雄で
はない。グチり、ボヤキながらも闘う。放っとけないから。

そういう細かい台詞にまで、作品世界を味わい深くさせる要素があふれてい
るのが本作のいいところ。だからカットして欲しくなかったなあ。時間が限
られているのは分かるけど。
あ、「イピカイエー!」も無かったな(笑)。


そんなマクレーンだけではなく、敵役たちもいい。キャラが立ってます。
リーダー役のアラン・リックマンは、これが映画デビュー作。それまでは舞
台中心の俳優でした。以後の活躍はご存知の通り。「ハリー・ポッター」の
シリーズでもいい味出しています。
ナンバー2のカール役はアレクサンダー・ゴドノフ。「刑事ジョン・ブック
目撃者」でのアーミッシュの青年役も記憶に残る演技でした。この方、実は
ボリショイ・バレエ団の舞踏手として一世を風靡したダンサー。アメリカへ
亡命して俳優になりましたが、'95年、早すぎる死でした。


シリーズも5作目が公開されます。当時33歳のブルースはまだ髪の毛もあり
ましたが、どんどん後退して今や堂々たるスキンヘッド。1作目では可愛ら
しい子供だった娘は『4.0』ではお年頃、今度の5作目では息子がすっかり青
年になって時の流れを感じます。

この『ダイ・ハード』もクラシック化していくのでしょうが、その評価と価
値は変わることはないでしょう。
『素晴らしき哉、人生!』と並んでクリスマス映画の定番、と言ってもいい
かもね(笑)。



【 映画 ダイハード 主なキャスト[声の出演] 】

ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス[野沢那智]
 …ニューヨーク市警察の刑事。
ハンス・グルーバー:アラン・リックマン[有川博]
 …強盗グループのリーダー。
カール:アレクサンダー・ゴドノフ[玄田哲章]
 …ハンスの腹心の部下。長髪。
ホリー・ジェネロ=マクレーン:ボニー・ベデリア[弥永和子]
 …ジョンと別居中の妻。ナカトミの営業部長で会社では旧姓を名乗る。
アル・パウエル巡査部長:レジナルド・ヴェルジョンソン[坂口芳貞]
 …マクレーンの無線を受け、ナカトミ・プラザを訪れた巨漢の黒人警官。
ドウェイン・T・ロビンソン:ポール・グリーソン[小林修]
 …ロサンゼルス市警副本部長。
リチャード・ソーンバーグ:ウィリアム・アザートン[安原義人]
 …TVレポーター。
ハリー・エリス:ハート・ボックナー[石丸博也]
 …ナカトミの国際開発部長。ホリーに気がある調子のいい男。
ジョゼフ(ジョー)・ヨシノブ・タカギ:ジェームズ・シゲタ[阪脩]
 …ナカトミ商事社長でナカトミグループ副会長。
アーガイル:デヴロー・ホワイト[江原正士]
 …リムジンの運転手。
テオ:クラレンス・ギルヤード・Jr[田中亮一]
 …強盗グループの一員。黒人。金庫室の電子ロックを解除する役割。
フリッツ:ハンス・バーリンガー[曾我部和恭]
 …強盗グループの一員。長髪。カール、フランコと行動を共にする。
フランコ:ブルーノ・ドヨン[荒川太郎]
 …強盗グループの一員。短髪巻き毛。カール、フリッツと行動を共にする。
トニー:アンドレアス・ウェスニエフスキー[牛山茂]
 …強盗グループの一員。カールの弟。金髪メガネ。
ユーリ:アル・レオン[広瀬正志]
 …強盗グループの一員。ヒゲのアジア系。チョコバーくすねる。
マルコ:ロレンゾ・カッチャランツァ[喜多川拓郎]
 …強盗グループの一員。「撃つ時はためらうな」


【スタッフ】

監督:ジョン・マクティアナン
脚色:ジェブ・スチュアート
   スティーブン E.デ・スーザ
原作:ロデリック・ソープ『ダイ・ハード(Nothing Lasts Forever)』
製作:ローレンス・ゴードン
   ジョエル・シルバー
製作総指揮:チャールズ・ゴードン 
撮影:ヤン・デ・ボン
編集:フランク・J・ユリオステ
   ジョン・F・リンク
音楽:マイケル・ケイメン
視覚効果製作:リチャード・エドランド
美術:ジョン・R・ジェンセン
配給:20世紀フォックス




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