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ドラマ 高校入試 第13話

'12,12,29 放映 フジテレビ系列

ドラマ「高校入試」第13話(最終回) 感想
とりあえず、メモ書きから。もはや気になった点を列記ではなく、あらすじ
になっていますが。


・先週に続き杏子の独白。杏子の交際相手だった寺島の死に関連しているだろう
 採点ミス。なぜ、入試から半年も経って採点ミスが発覚したのだろう?
 それを調べるうちに、杏子は田辺光一のサイトを見つけたのだった。
 
・光一は開示請求にて、英語が0点だったことを知る。彼の受験番号の書き忘れ
 によってだった。明らかに彼自身のミス。しかし入試の際、別の会場では終了
 前に、受験番号の書き忘れがないか、試験監督から呼びかけられていた。さら
 に別の会場では、回収後に試験監督が番号のチェックを行い、書き忘れた生徒
 にその場で番号を書き込ませていた。会場によって対応の差があったのだ。
 光一のビデオは、学校側に監督によって対処法が異なるといった不公平が起こ
 ることの無いよう、問題の解決策を統一して欲しいと呼びかけて終わっていた。
 
・この光一のビデオは一高の教師たちも知っていた。これで開示請求が殺到し、
 採点ミスも発覚して坂本などが減給処分をうけていた。
 
・光一はこの問題に真正面から問いかけた。その後、採点用の模範解答例には、
 たくさん注釈がつくようになったらしい。効果はあったのだ。
 しかし、光一は返り血を浴びた。
 
・光一のサイトの掲示板は、多くの非難、中傷の言葉が並んでいた。それが光一
 の心を壊したのだった。彼は高校を中退し、サイトは弟の淳一が管理するよう
 になった。淳一は兄を否定する書き込みをしている匿名たちの調査を試みる。
 すると、一高の教師が書き込んでいたことを知る。しかも、それは光一の試験
 を監督していた教師だった。
 
・淳一は復讐計画を考えた。杏子はそれに参加したのだ。杏子は教師が誰なのか
 を知らされていない。誰なんだ? 
 「私です」その声の主は荻野だった。
 
・しかし、もう一人の計画参加者もまた、荻野だった。試験問題の流出、前日の
 「入試をぶっつぶせ」の張り紙、わざとB組の注意事項を昨年度のものにした
 こと。これらは荻野なら出来る。そう杏子が問いかけ、荻野は認めた。
 
・荻野の独白。光一の試験を0点にしたことは間違っていない。入試要項にそう
 書いているから。しかしネットに書き込んだことは深く後悔している。光一の
 通う私立高校で情報処理の試験があり、そこで偶然光一と出会う。彼が掲示板
 の書き込みで心を病んでいるのを知り、自分が得体の知れないものと闘ってい
 ると思っていたら、相手はまだ子供だったことに愕然としたのだった。

・兄に続いて、受験生を裏切らない入試制度のあり方を問いかけようとしている
 弟の光一に、荻野は償いをしたいと協力を申し出たのだった。実況などが書き
 込まれた例の裏掲示板を仕切っていたのは荻野。彼が中心となり、計画は進め
 られた。そこに杏子と衣里奈が加わった。衣里奈に指示を出していたのも荻野。
 答案用紙を持っていたのも、空欄の入試番号欄に55番と沢村の番号を書き込み、
 貼り出したのも彼だった。沢村会長が見つけたのは予想外。
 
・過去の償いだけでない。校長に、かつての教職に真正面からぶつかっていた昔
 の様な教師に戻って欲しかったから、ここまで事態を複雑化させた、と荻野。
 校長は、県に要望書を作成し、統一した対策をとってもらうよう働きかけるこ
 とを約束した。
 田辺兄弟のやったことは無駄ではなかった。
 
・一週間後、合格発表。芝田麻美、沢村翔太、松島良隆の三人は合格。田辺淳一
 の番号はなかった。入試要項に基づき、白紙、受験番号記入漏れは0点とする、
 校長の判断だった。
 
・淳一が呼び出されることは無い。杏子も辞表を提出したが、校長は受け取らな
 かった。全ての責任は校長がとった。それが上に立つ者の責任だ。校長は杏子
 にこれからの教育を託し、リタイアさせてもらうとにこやかに語る。
 
・春。光一は定時制の高校に通うことになった。松島・村井は三高に転勤。水野
 は教育委員会へ。荻野は県内一、荒れている柏木工業へ。若干は懲罰人事か。
 相田も柏木工業。男子ばかりの高校で修行のし直し。これまた懲罰人事かも。
 みどりは相田と別れたが、一人でいったインディゴリゾートで出会いがあった
 らしい。小西は生活指導になる。坂本先生の下僕です、と宮下にコソコソ。そ
 の宮下は総務部長。教頭の次の立場となる。
 
・入学式。春山杏子は1年A組の担任となる。ここはゴールではない、新しいス
 テージのスタートだ。どんなことにも、真っ直ぐ前を向いて歩いて行こう。
 生徒たちに語りかける杏子。
                                END
                          




はい、じゃあこれから反省会を始めまーす。
集合して下さ〜い。

(笑)。
えー、皆様いかがでしたでしょうか。
一本のドラマとして、私的にはまあ楽しめました。面白かったですね。悪い
出来ではなかったと思います。
しかし、この「高校入試」は推理ドラマとして、いろいろ推理し、予想して
いた視聴者が多かったと思います。そういう方々は、いろいろとツッコミた
くなるところが多かったのではないかと。


結局、高校内部の事件協力者は3人だけ、杏子、衣里奈、そして荻野でした。
ここまでは当ブログも予想通り。この3人を予想した方も多かったと思いま
す。しかし、当ブログではみどりも第4の協力者と予想。これは大ハズレに
終わりました。一応、荻野が中心人物の可能性も指摘した点はアタリでした。

ですが、最終話を観終わっても、「みどりも協力者説」の方がしっくりする
気がしてならない(笑)。

淳一の提出しなかった満点解答用紙は、結局どういう経緯で荻野の手に入っ
たのでしょうか?
なぜ、荻野はその解答用紙に55番と書き込んだのか?
荻野は相田の二股を事前に知っていたとしても、みどりのインディゴリゾー
ト行きはどうやって知った?

その辺り、納得のいく説明、描写がなかったのは残念です。

私が気になっていた、坂本の更衣室ロッカーにあった「入試をぶっつぶす」
のメモは荻野がやった? ひょっとしたら、これは杏子がやったのかも知れ
ませんが、彼女は何も言わなかった。なぜ、女性教師3人のうち、坂本先生
にだけこのメモがあったのか、それも不明なままです。

その他、前回の記事にて書いた村井のB組キーの件、村井が杏子のケータイ
をポケットから取り出そうとした時の表情の件など、細かな描写で気にかか
るところも殆ど未回収に終わりました。

まあ、そういう細かい描写の方は「ミスリードを誘うためですチャンチャン」
で仕方がないとしましょう。ムカつくけどね(笑)。
しかし、荻野の行動と、直接事件に関わる事柄はちゃんと描いてくれないと、
こういうジャンルのドラマでは欠陥ではないでしょうか。


松島の外出時、息子からのメール時間の件は、おそらくスタッフのミスでは
ないか、と思っています。
残念ながらこのドラマ、記録、小道具に関するミス(と思われる)カット、
シーンがいくつか見受けられました。(私の勘違いならゴメンなさい…)
1話では試験準備が整った後の廊下なのに机が無いシーンがありましたし、
この最終話でも、荻野がよろめいて書庫にもたれ掛かると、丸めた「入試を
ぶっつぶせ」と書かれたあの大きな紙がバラバラと落ちてくるシーンがあり
ましたが、その直前に書庫の天井部がしっかり写るショットがありました。
そこでは丸められた大きな紙は全くありません。なのに次の瞬間、ああして
落ちてくる。手品か。
私は気付きませんでしたが、麻美の答案内容が放映話によって違う、という
話も聞きました。

ほんの数秒のシーンでも、こういうドラマでは視聴者は何かヒントがあるの
では、何か意味があるのでは、と観ています。それなのに、スタッフサイド
でミスをしていては、シーンによってはそこで視聴者は混乱してしまう可能
性が出て来ます。そんなことで、結果的にミスリードを生じさせることを創
り手は望んでいないはず。
その辺り、ちょっと残念です。



あと、書き残しておきたいのがエンドあたりの描写なんですが。

杏子先生、熱血教師モードでアツく、生徒たちに語りかけています。しかし、
そのセリフ内容と裏腹に、どうにも不安感を抱かせるBGM。

あれは一体なに?

「嫌ミス」で有名な湊かなえの脚本です。この演出も後味の悪さを狙ってい
るのでしょうか?

思えば、合格発表で麻美はそれほど嬉しそうではありませんでした。この後、
「入試の時にケータイを鳴らした子」としてイジメ、ツライ仕打ちに遭うの
かも知れません。

松島良隆は、沢村翔太から「これからは仲良くしような」と差し出された手
を一応握り返しはしましたが、まだわだかまりは残っている様です。
翔太も同窓会会長の息子で2枚の答案があったこと、カンニング疑惑などが
掲示板で書かれていました。麻美と同じく蒸し返されたなら、今後の学校生
活は楽しいものとはならないでしょう。

杏子も、これだけの騒ぎを起こした人間です。周りの教師たちが大人の対応
を心がけるでしょうが、今までとはどうしても違ってしまうでしょう。特に
坂本あたりは。
そして、これだけ問題となる可能性を持つ生徒三人が皆、若手の杏子のクラ
スにいる。うち二人はモンペ付き。担任として苦労しない筈がありません。
芝田母は、水野を信頼してクレームを取り下げたのに、その水野がいないの
ですからヤイヤイ文句言うに違いありません。

このように杏子やあの生徒たちの今後を思うと、杏子の熱弁もムナシク聞こ
えてなりません。

と、いうわけで、この作品もしっかり「嫌ミス」してる、と私は思ったので
すが。。。
皆さんはどう思われたでしょうか?



最後に、毎週放映の連続ドラマでこのような作品はあまり例が無く、あえて
チャレンジしたスタッフ、キャストには「お疲れさまでした」と言いたいで
す。

過去、関西ローカルですが1〜2年おきに「安楽椅子探偵」というドラマが
放映されていました。2週連続で、1週目は出題編、翌週に解決編が放映さ
れ、その1週間に何度も出題編を見直し、推理し倒すわけです。あれは楽し
かった。原作が推理作家の綾辻行人と有栖川有栖の書き下ろしであることも
あり、関西以外の方の中には放映日にわざわざ来阪してホテルで視聴する熱
心な方もいたそうです。2008年以降「安楽椅子探偵」は制作されていません
が、是非新作をお願いしたいドラマです。

この「高校入試」は、その「安楽椅子探偵」を思い起こさせるものがありま
した。毎週放映される内容から、予想、推理していく楽しさ。

一般的なドラマ視聴者には、ちょっとウケが悪かったかも知れません。特に
第1話がかなり会話劇してて、盛り上がりに欠けていました。いわゆるヒキ
が弱かったように思います。
それでも私のように、ハマる人はハマるんですけど。

今シーズンはこの「高校入試」と「ゴーイングマイホーム」という挑戦的な
作品があったことが、私には収穫でした。結果は決して大成功ではなかった
様に思われます。ですが、この2作は私にとって、少し甘めな評価ですが、
いい点数をつけてあげたいドラマでした。





【 ドラマ 高校入試 第13話(最終話) キャスト 】

▼県立橘第一高校 教職員
春山杏子 (28):長澤まさみ
 …英語教師(1年目)。2年B組の担任。帰国子女。大手旅行会社から転職した。
滝本みどり (25):南沢奈央
 …音楽教師。地元の私立女子高OG。杏子と仲が良い。校内の誰かと交際中。
相田清孝 (28):中尾明慶
 …体育教師。一高OB。2年B組の生徒・石川衣里奈と交際している。
小西俊也 (33):徳山秀典
 …英語教師。杏子の初任者研修を指導。クールな二枚目風。杏子に気がある?
村井祐志 (25):篠田光亮
 …数学教師。常勤講師。何かとそそっかしい。一高の出身ではない。
宮下輝明 (43):小松利昌
 …美術教師。一高OB。職員室では杏子の隣席で、何かと助言している。既婚。
水野文昭 (43):阪田マサノブ
 …社会教師。一高OB。真面目で気軽に接しにくい雰囲気がある。独身。
松島崇史 (45):羽場裕一
 …英語教師。数学の村井はかつての教え子。息子が今年、一高を受験する。
坂本多恵子 (48):高橋ひとみ
 …英語担当。一高OG。娘も一高の卒業生。
荻野正夫 (55):斉木しげる
 …情報処理担当。入試部長で入学試験要項を取りまとめた。
上条 勝 (50):清水一彰
 …教頭。
的場一郎 (58):山本圭
 …校長。

▼学校関係者
石川衣里奈 (17):山崎紘菜
 …杏子が担任する2年B組の女生徒。体育教師・相田と交際している。
沢村幸造 (50):入江雅人
 …同窓会会長。母校愛が強い。受験生・翔太の父。
芝田昌子 (38):生田智子
 …受験生・麻美の母。夫は県会議員。

▼受験生
芝田麻美 (15):美山加恋
 …入試の際、ケータイを提出せず隠し持っていた。過呼吸で倒れる。
田辺淳一 (15):柾木玲弥
 …兄が5年前に一高受験に失敗した。
松島良隆 (15):高杉真宙
 …翔太と中学の同級生であり、いじめを受けている
沢村翔太 (15):清水尋也
 …同窓会会長の息子。

▼その他
田辺光一:中村倫也
 …淳一の兄。引きこもり。5年前に一高受験に失敗、私立高へ。


【スタッフ】
脚本:湊かなえ
演出:星護(1,2,3,4,6,11,12,13話,5,8話[共同演出])、
   北川学(4話[共同演出],5,7,8,9,10話)
主題歌:back number「青い春」
企画・プロデュース:羽鳥健一
プロデューサー:栁川由起子
制作著作:フジテレビ
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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

佐野元春のザ・ソングライターズ シーズン4 Vol.11・Vol.12

'12/12/14,21 放映 NHK Eテレ

佐野元春のザ・ソングライターズ  第4シーズン(Vol.11・Vol.12)

「ホピュラー音楽のソングライターこそ、現代の詩人」
「ポップソングは時代の表現であり、時代を超えたポエトリー」

そんな佐野元春の言葉で始まる「ザ・ソングライターズ」。
4thシーズンのラストはゲストなし。
佐野元春自身がソングライティングを語ります。

では今回も抜粋で書き起こし。
途中、過去に登場したゲストたちの発言も名場面的に引用されていましたが、
ここでは全て省略、佐野の発言のみを取り上げています。
いつもの通り、佐野の発言そのままは文字色を変え、当方にて発言をまとめ
たものは変えていません。



ソングライターたちにとって、一番頭を悩ませることは何か? それは、言葉、
詩、リリックですね。これまでゲストに来てくれたソングライターの皆さんに聞
いてみるとやはり、メロディーよりも詩を書くことの方が難しい、と言っていま
した。これは個人的に僕が好きな言葉です。

  詩人に詩を書こうとする衝動が生まれるのは、彼の
    想像力が聖なるものと遭遇することからである。
                    W・H・オーデン

「聖なるものと遭遇する」。そう書いてありますけれども、この言葉の意味は、
私たちの人生にある真実や美のことを、指していると僕は思います。つまり、人
の想像力が真実や美に触れた時、そこに詩が生まれる。そんなことを言っている
のではないかと、僕は思います。詩とは何か? この問いに唯一答えがあるとし
たら、それを解く鍵はこのW・H・オーデンの言葉にある「聖なるもの」ですね。
この「聖なるもの」という感覚の中に、それを解く鍵があるように僕は思います。



ポエトリーリーディング。今回は佐野自身の曲、「コヨーテ、海へ」。



ソングライティングというのは一体何なのか。そしてそれはどんな意味を持って
いるのか。そのことについて、少し思いを巡らせてみたいと思っています。

まずはソングライティングを4つの定義でくくってみました。
 ・自分を知る作業
 ・共感を求めるための作業
 ・普遍性を獲得するための作業
 ・世界を友とするための作業
1つは「自分を知る作業」。自分にとって良い癒しになる、ということですね。
自分にとって良いセラピーになる。

2つめが「共感を求めるための作業」。ソングライティングという行為は、自分
の経験を引き金にして、そこから想像力を広げていく作業だと言えます。個人か
ら立ち上がって来た歌が、面白いことに時には誰か他の人を激しく感動させたり
することもあります。それは自分の書いた歌が誰かを感動させた、ということで
はなく、その歌に触れた誰かがそこに共感したからこそ、言葉に力が宿った。と
いう状態ですね。そう考えるべきではないかなと、僕は思います。

3つめが「普遍性を獲得するための作業」。自分の個人的経験がそのまま詩にな
るかというと、そう簡単にはいきません。やはりそこには受け手が共感出来るよ
うに工夫をしないといけません。また、これは優れたソングライターの書く詩に
共通して言えることですけれども、とにかくスケッチの力が強いですね。このス
ケッチの力というのは、そのソングライター自身の心の眼を通じたオリジナルな
捉え方、ということですね。当たり前な視点ではなく独自な視点でスケッチをす
る。何か気の利いたことを技術的に言おうとするのではなく、目の前の対象物を
自分の心の眼で出来るだけ正確に写し取るということです。それが作品としての
普遍性を獲得することに繋がる。僕はそう思います。

最後、これです。「世界を友とするための作業」。抽象的な言葉になってしまい
ましたが、1つの仮説として、世界を友とするために、というのはつまり世界と
対立するために歌を書くのではなくて、僕らソングライターは世界と和解をする
ために歌を書いているんだろうということです。詩というものは世界を友とする
ための道具である。そして詩を書くということは、自分が自分であるための確認
の作業でもあります。しかし、そうはいってもこれを実現するには相当の忍耐と
苦痛が伴います。ソングライターは、そこを覚悟しておかないといけません。




良い歌詞とは何か。
まず一つの基準。「他者への優しいまなざしがあるか」。ライティングするとき
の視線を自分にではなく他者に向けていく。書いた詩にそうした意識はあるか。
次に「生存への意識があるか」。肯定的にしろ否定的にしろ、生死について真剣
かどうか。
続いて「言葉に内在するビート(韻律)に自覚的か」。これは音楽を伴った詞の
場合は必須の条件。ここに独自の技術を持っている人が個性的なソングライター
だといえる。
次に「文字だけで読んだ時、ポエトリーとして成立しているか」。優れた歌詞は
言葉だけにしてみても説得力を持っている。
次に「自己憐憫では無い詩」。とにかく陥りやすい罠のようなもので気をつけな
いといけない。個人の感情をそのまま告白したような格好で言葉にしても、それ
は詩とはいえない。ただ、個人的な自分の悲しみや困難を引き金にして、他者に
まなざしを向けていく。そして私の詩から私たちの詩へ視点を広げていければ、
いい詩になる可能性が出てくる。
次に「普遍性がある。時代、性、国籍、年代を超えている」。普遍性を意図的に
盛り込もうとしても、なかなか上手くいかない。誰か他の人から発見されるもの
だと思う。
次に「音と言葉の継ぎ目の無い連続性があるか」。メロディーと言葉がタイトに
寄り添ったソングライティング。
続いて「共感を集めることに自覚的か」。どうして優れた詩や音楽とというのは
知らないうちに人々に伝わるのか。そこには何か共感のメカニズムのようなもの
があるはず。
最後に「よいユーモアの感覚があるか」。もしかしたらこれが最も大事なことか
も知れない。こうした時代、シリアスなだけでは共感は得られない。ギャグでは
ない。ユーモアとはある種、絶望の裏返しではないかと思う。僕らの弱さ、醜さ
を認めたうえで、それでも明日、どうにかやっていこうという感覚。それがユー
モアのセンスだと思う。
良い歌詞とは何かの基準は人それぞれだ。皆さんが思うところの良い歌詞とはを
考えて見て欲しい。


ソングライティングが出来ることの可能性は無限。
全ては想像力。その想像力を有効に使うためには勇気が必要。想像力は各個人に
与えられた強力な武器。
今、僕たちが直面している、この現代という荒れ地を生き抜いていくために是非、
皆さんの中にある想像力を存分に広げてみて下さい。そして、自由なやり方でい
いので、何か言葉を使って表現してみて下さい。そして、その先にある景色とい
うものに、是非、期待してみて下さい。
「夢を見る力をもっと」。これが僕から皆さんに伝えたいことです。




言葉(詩)の三要素。
音 映像 意味
この三つから成り立っていると言っていい。優れた詩はこの三つが絶妙なバラン
スで成り立っている。


学生からの質問。

Q「今までのキャリアの中で、捉え方が変わった言葉とは?」
曲を書いていて、思わず使ってしまいがちな単語、言葉というのは確かにありま
すね。初期においては、街の中に暮らす多感な世代をスケッチした曲が多い。そ
うすると、どうしても「街」という言葉や「夜」という言葉がたくさん出て来ま
したね。やがて自分が成長すると「街」という一つのコミュニティからもう少し
広くなって「国」とか「国家」とか、もっと広くなって「世界」とかね。そうい
うような表現を使うようになっていった。
そうするとソングライターとしては、ハッと思うんですね。最初、街から出発し
たのにいつのまにか、巨大な対象のことを歌ってしまっている。こんな巨大な対
象のことを歌って、時代の良き聞き手と良い関係がとれるんだろうか? 時には、
「僕は抽象的な表現に自己満足していないか」と、こういう反省が入る。そうす
ると、またもう一度、自分が初期によく採用していた「街」とか「夜」とかいう
言葉を使ってもう一度再構築してみるんですね。10年経ち、20年経ち。その繰り
返しですね。
自分の好きな言葉は、やっぱり何か理由があるから自分が好きでしょ? それを
大事にして、それを使っていつも再構築していくという作業が長年のソングライ
ティングの中で、どうやらあるようですね。そんな感じです。



Q「詩の解釈を正しく伝えるか?」
おそらく他のソングライターもだが、書いた詩を100%誰かに分かってもらいた
いと思っている人はいないと思う。書いているうちに、私の詩から、私たちの詩、
になる。自分のことを分かってくれではなく、むしろ共有して下さい。人それぞ
れの経験によって解釈は違うと思うけど、それでいいと思う。


Q「12歳の頃から作詞を始めたそうですが、歌詞の考え方は変わりましたか?」
最近、その当時のノートが出て来た。正直言って、今より凄い詩が何編かあった。
10代の時には、表現が経験を越える時がある。それは直感なのか、あらかじめ僕
の中にあった景色なのかは分からない。経験してなくても、経験したかのように
表現出来ることがある。

この十代に備わっている能力、あるいはその世界の把握の仕方、と言ったらいい
んだろうか……。それは、もの凄く可能性にあふれていると思う。皆さん、多分、
18,19,20。まだティーンの方たちもいると思いますけれども、そして、クリエイ
ティブ・ライティングを目指そうという人たちが集まっていると思いますけど、
どうぞ、今のうちに、出来るだけ沢山、創作をしてみて下さい。今でなければ、
描けない詩。これはかならずある筈です。クリエイティブ・ライティングに興味
がある方、是非、今の時を大事にして、出来るだけ多くライティングしてみて下
さい。大人になった時に振り返って、きっとそこに「あっ、これは一つ私の宝物
だ」「僕の宝物だ」と思える瞬間があると思います。



最後に、皆さんに伝えたいメッセージがあります、と一枚の紙を手にし、朗読す
る佐野。

僕は、言葉と音楽に真剣に向かい合っている同時代の、すべての同業のソングラ
イターたちを擁護する。擁護というのが、ちょっと大げさだとしたら、同情、と
いう言葉に言い換えてもいい。

こうして話している今も、どこか狭い部屋の中で、言葉と格闘しているソングラ
イターがいるかも知れない。

明日になれば、何百万枚もの売り上げを記録するような、そんなことを夢に見て
いるソングライターもいるだろう。

僕も叉、そんなソングライターの一人として、ぼんやりとメロディやストーリー
について考えている。そしてできれば、ご機嫌なポップソングを書きたいと思っ
ている。

ご機嫌なポップソングとは何か?
それは、多くの人たちから愛される歌のことだ。
しかし大抵の場合、それを意識して上手くいったためしはない。

ソングライターたちの自問自答は、いつもこうだ。
「ソングライティングを上手くする方法はあるのだろうか?」
「ソングライティングに、何かルールのようなものはあるのだろうか?」
はっきり言って、曲作りのルールなんてどこにも無いから、結局のところ自分で
見つけるしか無い。

もしあるとしたら、それは
「聞き手には面白がってもらえ」「同業者からは盗まれるように作れ」
そういうことだ。




今回も素晴らしく見応えのある回でした。
これまでに登場したゲストたちの印象的な発言を紹介。こんなに大勢出てたんだ
と改めて懐かしく思い出したりして、最終回に相応しいものとなりました。

佐野元春が、学生たちにとても丁寧に、優しく語りかける口調とその暖かい眼差
しが心に残ります。彼が学生たちに伝えたかったメッセージは、きっと聴講生や
視聴者にも伝わり、新たなソングライターが生まれるきっかけになるでしょう。


この番組はコンテンツとして、とっても優良ですからDVD化、書籍化したらいい
のに。とても意義あるものになると思うのですが。



佐野元春のザ・ソングライターズ(第4シーズン) 
NHK・Eテレ 毎週金曜 23:00〜23:29(再放送は次週木曜 0:30〜0:59 )
===================================


ザ・ソングライターズ シーズン4 Vol.9・Vol.10(ゲスト なかにし礼) へ








テーマ:NHK - ジャンル:テレビ・ラジオ

ドラマ 高校入試 第12話

'12,12,22 放映 フジテレビ系列

ドラマ「高校入試」第12話 感想
長澤まさみの独白がやたらと多かったですが、これは仕方がないでしょう。
坂本センセイあたりが、「アナタ話が長過ぎるわよっ! もう少しまとめな
さいよねッ」とツッコんでくれたらいいのですが。

最終回一つ前で、かなりの謎が解明されました。

では、今回もメモ書き。



・本部にて入試に関する校長と荻野の会話。荻野「ぶっつぶしたいのは入試その
 ものではなく、採点のしかたについてでは?」と問いかける。校長は4年前に
 あった採点ミスを思い出す。関係者は処分を受けた。しかし、合否そのものに
 ついては関係がなかった、と断言する。その言葉に動揺する荻野。
 
・何がしたいのか、はっきりと皆の前で説明して下さい。と村井は教師の一人を
 指差す。「春山先生!」
 
・教師たちを集める校長。衣里奈は松島が送り届けることになる。男性一人なら
 衣里奈が狂言で襲われたとか言い出す恐れがあるため、みどりが自ら志願して
 同行することに。松島は採点に関わらない方がよいのでそのまま帰宅せよ、と
 のこと。みどりも帰ってよいと言われるが、戻ってくると言う。
 皆をうながす荻野。その際、杏子の肩をポンと叩くのが意味深。
 
・採点の話を前に、村井による前日の目撃談と杏子の告白が始まる。

 村井の目撃談。前日の準備の際、早めに鍵を出そうとしたらキーボックスには
 受験会場である2年生の教室の鍵が全部なかった。教室へ行くと、ちょうど教
 室から出てくる杏子を目撃。その後、杏子が職員室に戻っていた時には教室の
 鍵は全て揃っていた。そして、あの張り紙がなされていた…。
 
 杏子の告白。「入試をぶっつぶせ!」の張り紙は自分ではない。しかし事件に
 加担していたことは認める。
 事件の中心人物は学外にいる。学内の協力者は少なくとも3人。お互いに連絡
 は取らず、個別に学校外部の中心人物と連絡を取っているので、人数の断定は
 出来ない。
 杏子は衣里奈がB組の黒板の上にケータイを隠したのを見ていた。それで自分
 以外にもこの計画に加担している者がいることを知る。更に、「入試をぶっつ
 ぶせ!」の張り紙が貼られているのを見て、協力者は教師にもいることを確信
 する。生徒にはこの計画に関わらせたくないが、自分がケータイを見つけては
 中心人物に工作を妨害していると思われる恐れがあるため、ケータイを他の教
 師が見つける為の細工をした。つまり、他の教室の黒板の上に、B組を連想さ
 せるメッセージを書いた紙を置いた。A組にあった「杏子LOVE」の紙は彼女自
 身が書いて置いていたのだ。掃除大臣の相田が見つけるであろうと。
 ケータイが見つかったことを杏子は中心人物に報告、替わりに自分のケータイ
 を廊下の机の中に仕込んだ。掃除用具入れに移動されていたのは予想外で驚い
 た(これは田辺淳一がやった模様)。
 杏子の本来の役割は、英語の解答用紙を中心人物に2枚配ること。1枚は数合
 わせで白紙で提出、解答を書き込んだ方は別のところから出てくる様にする為。
 中心人物は暗号で分かるように決めていた。「今年の桜はいつ咲きますか?」
 と聞かれたら、「入学式の2日前かな」と答える。ここで中心人物は田辺淳一
 と確定。
 ケータイは回収時に鳴らし、小さなパニックを起こす目的だった。芝田麻美の
 ケータイが鳴ったのは予定外の出来事。これで問題を解いた解答用紙の回収に
 杏子は関われなくなり、計画は狂った。沢村会長が見つけたのも予想外。だが、
 張り紙を沢村は出来ないので彼は一味ではない。
 掲示板の書き込みも杏子は関わっていない。衣里奈が試験後にも学校内にいて
 実況したのも知らなかった。
 入試をぶっつぶす、と言っても入試を無くしてしまおうというのではない。事
 件が起こった時、学校がどう動くのか、高校入試にどのぐらい真摯に取り組む
 のかを知りたかった。
 
・そんなことを確認するだけでここまでのことをする筈がない、本当の目的は何
 なのか、と杏子に尋ねる小西。
 学校を知るため、と答える杏子。回想シーンが始まる。
 帰国子女の杏子は旅行代理店に就職、修学旅行の担当になった。そこで熱心に
 生徒指導にあたる寺島俊章と出会う。彼は杏子の同僚、徳原優介の大学の先輩
 でもあった。寺島への尊敬が愛情となり、2人は交際を始める。
 杏子は教職に興味を持つ。もし、なれたら…と何かを言おうとする寺島。しか
 し、続く言葉は「なれたら言う」と言わなかった。杏子がそれを聞くことは出
 来なかった。寺島は死んだのだ。
 
・入学して来た生徒はそんなに一高に思い入れがあるようには見えない。それに
 対し、一高にこだわり続けている大人たち。
 OBの坂本たちだけではない。一高に入れなかった者も。
 村井は一高出身ではないから正式採用されない、と言うが、そのコンプレック
 スで正しい自己反省や判断が出来ていなかったことを校長や小西の言葉で知る。

・なぜ、寺島は死んだのか。
 寺島の高校で入試に失敗した少年が自殺、その少年の親が開示請求をすると、
 採点ミスが発覚。採点には寺島も関わっていた。その後、寺島は酒に溺れた。
 励ます杏子に、「日本の学校のことは、帰国子女の君には分からない」寺島は
 そう答えていた。
 その3ヶ月後、寺島は酔って車道に飛び出し轢かれて死亡。これが事故だった
 のか、自殺だったのかは誰にも分からない。
 
 
 

なんか、気になったところをメモ書きするはずが、あらすじのようになって
いるよーな(笑)。
ま、いいか。

今回で、杏子が妨害計画に加担していることを自白しましたので確定となり
ました。
公立の高校教師という責任ある職にありながら、高校入試の運営を妨げよう
と業務妨害を行い、クビどころか逮捕されてもおかしくないのに堂々として
いる杏子さん。
日本の学校どころか、人間社会を分かっていないような気がしますが、まあ
これは帰国子女でズケズケものを言う性格なので、ということでしょう。

予告では彼女も新年度を迎えているようなので、誰かが彼女の「罪」をかぶ
り、一人辞めていったようです。
辞表(このブログでは何度も言ってますが、「辞表」ではなく「退職願」が
正しい筈なんですが…。何でドラマでは大抵「辞表」になるんでしょうね…)
を提出し、辞めていった教師は誰か?

杏子は「学内に少なくとも3人」と言いました。
学外の中心人物は、今回の描写で受験生の田辺淳一だと確定できるでしょう。
石川衣里奈と杏子、そして最低あと1人いる協力者が、全ての責任を取って
辞めていったのでは。

これまでの描写にて、順当に考えれば荻野でしょうね。
入試担当として全体を知り、操作できる立場にいます。淳一が座る受験会場
B組に、杏子を配置できるのは荻野だけでしょう。今回も杏子の肩をポンと
叩くシーンがありました。あの肩ポンには意味があったと思います。
村井の「尊敬していたのに」というセリフによって、松島が怪しく思えた方
もいるかと思いますが、あれはミスリードを誘うセリフだと思います。

問題は、本当に3人なのか、ですね。他にもいるのだろうか?

衣里奈に実況よろしく、とか、相田はみどりと二股かけていることをメール
で教えたのも荻野なのか? それとも第4の協力者が送ったのか?

荻野は本部にいますから送れなくはないですね。ただ、あのメールの文章が
荻野っぽくないような(笑)。
相田が二股かけていて、インディゴリゾートにみどりと行くことを知ってい
る人物。荻野は知っていたのか?

あのメールは淳一から送られた可能性もあります。その場合、第4の協力者
はみどりでしょう。
衣里奈とのメールのやりとりと、みどりとのメールのやりとりで淳一は相田
が二股かけていることを知った…何度もメールを交わし、自分の彼氏のこと
も書くぐらいになったならば、こんな推理も可能となります。


1話にて「入試をぶっつぶせ!」の張り紙が見つかる前、坂本のロッカーか
らも出て来ました。あれがずっと気になっていました。

なぜ、坂本の更衣室から? 彼女の職員室の机とかではなく?

坂本が自分でやったのでは? しばらくはそう睨んでいたのですが、どうに
も坂本女史には犯行に加担している様子が見えて来ません。

みどりならば、可能ですよね。
男なら、女子更衣室に忍び込んでの犯行は見つかった時のデメリットが大き
すぎます。それなら職員室の坂本の机に入れるとかするでしょう。
他にも杏子センセイのロッカーを開けてハァハァしたかった、のなら話は別
ですが(笑)。

衣里奈を送る話になった時、荻野がみどりに依頼したのも少々強引に感じら
れました。その後、本部で何が起こるか、語られるかを考えると、みどりに
はいて欲しくなかったのではないでしょうか。

と、いうわけで私の予想は、学内の協力者は他には荻野とみどり。
荻野は協力者というより、本当の中心的な存在であった可能性も少しですが
ありえるかも。
松島も水野も教頭も、それなりに怪しく見えてくるんですが私はこの二人に
絞って予想とします。
あの辞表は荻野で、彼が一人で全責任を負って退職する。淳一は不合格。
そんなエンドじゃないかな、と。

教え子に手を出した相田が辞表を提出してもおかしくはないですけどね。



次回の最終回で、ぶっつぶせの張り紙を黒板に貼ったのは誰か、2枚目の答
案用紙が貼り出された顛末、などなどの残りの謎、伏線の回収が行われるで
しょう。

村井がなぜB組の鍵だけ持っていたのか、ポケットの(杏子の)ケータイを
取り出そうとした時の「あれ?」という謎の表情の意味、松島の息子からの
メールの時差の問題、そこらもちゃんと説明してくれるかどうか?

「あれは、どーいう意味やったんや!」と最終回放映後に言いたくなる箇所
がいくつも出てくる気がしてなりませんが……。




【 ドラマ 高校入試 第12話 キャスト 】

▼県立橘第一高校 教職員
春山杏子 (28):長澤まさみ
 …英語教師(1年目)。2年B組の担任。帰国子女。大手旅行会社から転職した。
滝本みどり (25):南沢奈央
 …音楽教師。地元の私立女子高OG。杏子と仲が良い。校内の誰かと交際中。
相田清孝 (28):中尾明慶
 …体育教師。一高OB。2年B組の生徒・石川衣里奈と交際している。
小西俊也 (33):徳山秀典
 …英語教師。杏子の初任者研修を指導。クールな二枚目風。杏子に気がある?
村井祐志 (25):篠田光亮
 …数学教師。常勤講師。何かとそそっかしい。一高の出身ではない。
宮下輝明 (43):小松利昌
 …美術教師。一高OB。職員室では杏子の隣席で、何かと助言している。既婚。
水野文昭 (43):阪田マサノブ
 …社会教師。一高OB。真面目で気軽に接しにくい雰囲気がある。独身。
松島崇史 (45):羽場裕一
 …英語教師。数学の村井はかつての教え子。息子が今年、一高を受験する。
坂本多恵子 (48):高橋ひとみ
 …英語担当。一高OG。娘も一高の卒業生。
荻野正夫 (55):斉木しげる
 …情報処理担当。入試部長で入学試験要項を取りまとめた。
上条 勝 (50):清水一彰
 …教頭。
的場一郎 (58):山本圭
 …校長。

▼学校関係者
石川衣里奈 (17):山崎紘菜
 …杏子が担任する2年B組の女生徒。体育教師・相田と交際している。
沢村幸造 (50):入江雅人
 …同窓会会長。母校愛が強い。受験生・翔太の父。

▼受験生
芝田麻美 (15):美山加恋
 …入試の際、ケータイを提出せず隠し持っていた。過呼吸で倒れる。
田辺淳一 (15):柾木玲弥
 …兄が5年前に一高受験に失敗した。
松島良隆 (15):高杉真宙
 …翔太と中学の同級生であり、いじめを受けている
沢村翔太 (15):清水尋也
 …同窓会会長の息子。

▼その他
田辺光一:中村倫也
 …淳一の兄。引きこもり。5年前に一高受験に失敗、私立高へ。
寺島俊章:姜暢雄
 …回想シーンで杏子と共にいた男性。
徳原優介:倉貫匡弘
 …杏子がかつて勤めていた太陽ツーリストの社員。

【スタッフ】
脚本:湊かなえ
演出:星護(1,2,3,4,6,11,12話,5,8話[共同演出])、
   北川学(4話[共同演出],5,7,8,9,10話)
主題歌:back number「青い春」
企画・プロデュース:羽鳥健一
プロデューサー:栁川由起子
制作著作:フジテレビ
==============================


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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

明日世界が終わるなら

「明日世界が終わるなら」
 と中島美嘉が歌い、

「世界が終わる夜に」
とチャットモンチーが歌い。

今日はFMでこんな感じのタイトル曲がきっと流れるんじゃないか、と予想
しておりますが。


古代マヤ文明で用いられていた暦によれば、2012年12月21日に世界が終わ
る、地球が滅亡するなどという終末予言が、いつからかかなり話題となりま
した。「2012」なんて映画もありましたね。

思えば、私が子供の頃は「1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる」
というノストラダムスの大予言を知らない日本人は、殆どいなかったんじゃ
ないでしょうか。小学生の私は、「んなアホな」と思いつつも「ひょっとし
て…」などど漠然とした恐れを抱いていたもんです(笑)。


この5月には、最古のマヤカレンダーが発見され、それには世界は7千年は
先があると記されていたことがニュースになりましたし、先日はNASAの科
学者が「世界は12月21日に滅亡しない」と公式に発表しました。

それだけ本気で心配している人も多かったんでしょう。

ま、世界がホントウに終わるならば、もう心配してもどうにもならない訳で、
そんな時には、リンゴの木でも植えれる心持ちでいたいですね。

 もしも明日世界が終わるなら、私は今日リンゴの木を植えるだろう。
  ---マルティン・ルター


まだ年賀状の用意も大掃除も何にも手をつけていない私は、決して世界が終
わると思っているからではありませんから念のため。


そんな12月20日、こんな画像を見つけて笑ってしまいました。

メキシコの今週の天気予報だそうです。
いいなー、こんなノリ。

https://twitter.com/nabetaku_mty/status/281015950566891520




テーマ:話題 - ジャンル:ニュース

ドラマ 高校入試 第11話

'12,12,15 放映 フジテレビ系列

ドラマ「高校入試」第11話 感想

展開が解決編にシフトされ、若干説明的ではありましたが、徐々に様々な謎
が明かされていくのが楽しみで気にはなりませんでした。
村井が自分語りを始めたところにちょっと突然すぎる感はありますが…。

それよりなにより、今回最もビックリしたのはバカリズムの日産CM。
ギャバンもどきが出て来たな、と思ったらまさかの大葉健二本人。
こういうドラマに、ああいうドラマ的CMを持ってくるのはどうかなあ、と
あまり好意的には見ていなかったCMでしたが、今回は「おおっ」と思わず
声をあげてしまった(笑)。


では今回のメモ書き。


・受験生・田辺淳一、兄の光一との会話「仲間がいる」
 淳一他、関与した人物が複数いること確定。
 
・衣里奈、坂本女史のケータイを黒板上に隠した件を自供。誰のでもよかった、
 と坂本への個人的恨みは否定。杏子を困らせるため、と供述。相田と交際して
 いる、と誤解していた。
 さらに実況も自供。但し、午前中の3教科目まで。部室に隠れている衣里奈に
 問題の一部がメールで送られて来ていたとのこと。何者かは不明の「リーダー」
 に、掲示板で衣里奈から協力するとメールしたとのこと。
 杏子、試験の実況は途中で止めたと言う衣里奈に、「おかしいな、午後も出て
 たと思うけど」と言う。ですが、試験問題の実況は午後の2教科では描写され
 ていないはず。
 試験終了後の校内実況を杏子に問いただされ、衣里奈否定せず。教頭がトイレ
 に行って無人の本部に入室し、2枚の55番の解答用紙を見る衣里奈の描写有り。

・衣里奈、杏子への疑いは誤解だったが、許せないのは「キヨタン(相田)よ!」
 と怒り出す。
 
・受験生・松島良隆、自宅にて父からケータイにメールが来ていることに気付く。
 9話にて松島が、コンビニ前にてメール送信したのはやはり息子にだったの?
 息子からのメール着信は1時間前で、コンビニ店内での着信音とは別だと思う
 のですが…
 
・小西と宮下、コーヒーを入れに職員室へ。途中、応接室前で聞き耳を立ててい
 るみどりと村井に遭遇。
 
・管理職候補の松島、坂本、水野だが、松島は昇任試験の参考書も買っていない
 とのこと。松島は管理職になる気がない? なれないようなことをしている?
 
・衣里奈、相田に昼間出会って帰れ、と言われたにも関わらず帰らなかった理由
 として、ポケットからインディゴリゾートのカードを取り出す。相田の部屋で
 見つけた、と衣里奈。これで相田の淫行発覚。
 入試が無茶苦茶になれば、インディゴリゾートに行けなくなるんじゃないかと
 思って掲示板で見つけた入試ぶっつぶし計画に参加した、と衣里奈の供述。
 みどり先生と行くのは止めて。と衣里奈。やめないわよ! みどり乱入。
 修羅場しゅらしゅら。
 
・良隆、46番(田辺淳一)が私立清煌学院に受かっていたことを確認。清煌に
 受かっているのに一高を受験するのか? 不審に思い、この件を父親にメール
 する。その際、試験終了後に田辺が沢村翔太に掲示板のことを教えていたこと
 を思い出す。
 9話で、翔太が兄・哲也に掲示板のことは知らない生徒に教えてもらった、と
 言ったのは事実の模様。

・メールを受け取った松島、「46番は何者かに解答用紙を紛失させられた、只
 の被害者なんでしょうか?」と皆に問いかける。掲示板には、「首謀者は超エ
 リート校に合格している、ってよ」と書き込み。
 この書き込みにて、校内実況は衣里奈以外にも誰かしていることが確定か。
 ただし良隆が書き込んだ可能性もあり。
 
・淳一の回想。兄の光一、開示請求をした。その確認後、激しく落ち込む光一。
 だが、その経験を基にドキュメンタリーを撮ることを決意する(光一は高校で
 放送部に所属)。ネットでも公開されたその作品はコンテストで銀賞を取った。
 淳一の机の引き出しには、その賞状と笑顔でトロフィーを持つ光一の写真が。
 
・みどりの怒声が聞こえて、教師たちは本部から応接室へ(除く校長、荻野)。

・みどり大暴れ。大騒動のなか、いいかげんにしろ! 怒鳴ったのは村井だった。

・大事な高校入試の日じゃないんですか、と村井が突然、過去語りをはじめる。

・掲示板で自分のことが語られ始めたことに気付いた淳一、ゲームオーバーかな、
 とつぶやく。兄の光一、掲示板なんてどうでもいい、と自分が撮ったドキュメ
 ンタリーを一緒に観るよう弟に頼む。始まる動画。1話冒頭のシーンは光一の
 撮った作品の冒頭だった。
 
・本部の校長と荻野、掲示板を前にして世代間のギャップ、匿名で掲示板に書き
 込む若者たちについて語る。
 ここで、教頭がパソコンを上手く使いこなしていることが語られる。掲示板も
 実は使いこなしているかも?
 



今回の衣里奈の告白で、少しずつ見えて来ました。
まず坂本のケータイがB組の黒板の上から見つかった件を自供。ただ、誰の
ケータイでもよかった、と言ったのは本当かどうか。このドラマでは、登場
人物の多くが本当のことも言いますが、所々、自分自身の都合の悪いところ
ではウソも言っています。今回の衣里奈の供述も全てが真実では無いのかも。

さらに、試験問題の実況も自供。但し、午前の3教科で止めた、とのこと。
ですが問題内容が掲示板に書き込まれたのは午前中だけだったので、これは
事実でしょう。問題の書き込み以外にも、「試験監督の3人は……」とか、
昼休みに「ここの存在が気付かれたみたい……」とか英語の試験中に「終了
直前、事件が起きる」とかの書き込みがありました。これらの書き込みは、
はたして衣里奈だったのか? 別に書き込んだ人物がいるような気がします。


あと、田辺兄のドキュメンタリー作品が今回は注目すべきところかも。
弟の淳一に対し、光一は掲示板なんてどうでもいい、これを一緒に見よう、
と言いました。あの動画に、どういうメッセージを込めたかったのか?

受験によって人生が大きく変わってしまう者もいる、だから入試を妨害とか
しちゃいけないんだ。そんな意味合いを込めたかったのでしょうか。。。

淳一の机の引き出しには、コンテストで銀賞を取り、微笑む光一の写真があ
りました。あの作品を撮った頃にはまだ普通に暮らせていた訳です。
その後、何があったのか?

地元の人なら、あの作品に登場する高校が一高だと容易に分かるでしょう。
言ってみれば、一高を告発した作品ともとれます。
一高内部にも外部にも何らかの波紋を生んだ可能性は高いのでは。

その結果、何かが起きた。
それが、光一がひきこもる要因となったのでは。

想像出来るのは、一高OBなどシンパによる光一や田辺家への攻撃、非難。
それによって田辺家の家庭崩壊は起こったのでは。

一高内部でも何らかの動き、処分があり、それが杏子の回想に登場する寺島
の激しい落ち込みに繋がるとか。

次回、その辺りも判明することでしょう。



さあ、いよいよ残るはあと2話、どうなるか?

前日の「入試をぶっつぶせ!」の張り紙は誰がやったのか?

2枚の55番の解答用紙の顛末は?
順当にいけば、田辺淳一が主犯で杏子が協力者、となればこの2人が同室に
入るよう仕組める入試担当の荻野も協力者、ということになりそうですが。

次回予告で杏子が「内部協力者は少なくとも3人」と言っていました。
なぜ、3人と具体的な数が出て来たのか?
自分も協力者の一人だからかな?
自白するような状況になるのか?

ただ、杏子が犯人一味なら、ミステリーとしては展開として予想できすぎ、
順当すぎるのが気になります。
やはり犯人は意外性のある人物じゃないかなあ、という思いがある訳で。

まさか、の展開を期待する気持ちもどこかにあるんですよね。




【 ドラマ 高校入試 第11話 キャスト 】

▼県立橘第一高校 教職員
春山杏子 (28):長澤まさみ
 …英語教師(1年目)。2年B組の担任。帰国子女。大手旅行会社から転職した。
滝本みどり (25):南沢奈央
 …音楽教師。地元の私立女子高OG。杏子と仲が良い。校内の誰かと交際中。
相田清孝 (28):中尾明慶
 …体育教師。一高OB。2年B組の生徒・石川衣里奈と交際している。
小西俊也 (33):徳山秀典
 …英語教師。杏子の初任者研修を指導。クールな二枚目風。杏子に気がある?
村井祐志 (25):篠田光亮
 …数学教師。常勤講師。何かとそそっかしい。一高の出身ではない。
宮下輝明 (43):小松利昌
 …美術教師。一高OB。職員室では杏子の隣席で、何かと助言している。既婚。
水野文昭 (43):阪田マサノブ
 …社会教師。一高OB。真面目で気軽に接しにくい雰囲気がある。独身。
松島崇史 (45):羽場裕一
 …英語教師。数学の村井はかつての教え子。息子が今年、一高を受験する。
坂本多恵子 (48):高橋ひとみ
 …英語担当。一高OG。娘も一高の卒業生。
荻野正夫 (55):斉木しげる
 …情報処理担当。入試部長で入学試験要項を取りまとめた。
上条 勝 (50):清水一彰
 …教頭。
的場一郎 (58):山本圭
 …校長。

▼学校関係者
石川衣里奈 (17):山崎紘菜
 …杏子が担任する2年B組の女生徒。体育教師・相田と交際している。

▼受験生
田辺淳一 (15):柾木玲弥
 …兄が5年前に一高受験に失敗した。
松島良隆 (15):高杉真宙
 …翔太と中学の同級生であり、いじめを受けている
沢村翔太 (15):清水尋也
 …同窓会会長の息子。

▼その他
田辺光一:中村倫也
 …淳一の兄。引きこもり。5年前に一高受験に失敗、私立高へ。


【スタッフ】
脚本:湊かなえ
演出:星護(1,2,3,4,6,11話,5,8話[共同演出])、
   北川学(4話[共同演出],5,7,8,9,10話)
主題歌:back number「青い春」
企画・プロデュース:羽鳥健一
プロデューサー:栁川由起子
制作著作:フジテレビ
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